仙台市南北線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜3月期の仙台市南北線 (泉中央駅富沢駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +13.3%( +4.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 98 件(1年前(2021年)に比べて -17.6%( -21件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 26.0年(昨年 24.7年から +5.1 %増)。平均専有面積は 58.0 ㎡ (昨年 63.4 ㎡から -8.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が減少。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。泉中央駅八乙女駅仙台駅富沢駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは泉中央駅で昨年に比べ +43.9 %、単価は 27.6 万円/㎡となった。

上位 2 駅(泉中央駅富沢駅)は +38.6 %(単価 +10.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(長町南駅愛宕橋駅)は -42.4 %(単価 -16.7 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.5 % → 2022年 29.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 63.4 % → 2022年 58.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.8 % → 2022年 11.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった長町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +8.2%( +4.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった愛宕橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -39.6%( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

仙台市南北線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
仙台市南北線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
泉中央駅27.6万/㎡
(25.0年/62.3㎡)
19.2万/㎡
(28.2年/60.0㎡)
31.7万/㎡
(18.6年/69.3㎡)
八乙女駅31.4万/㎡
(26.8年/67.0㎡)
25.8万/㎡
(24.3年/60.0㎡)
25.8万/㎡
(22.9年/64.3㎡)
黒松駅-26.2万/㎡
(27.5年/52.5㎡)
23.3万/㎡
(21.8年/62.5㎡)
旭ケ丘駅26.2万/㎡
(0年/65.0㎡)
22.4万/㎡
(22.5年/62.5㎡)
22.1万/㎡
(20.5年/45.0㎡)
台原駅18.8万/㎡
(27.0年/60.0㎡)
21.3万/㎡
(29.6年/70.0㎡)
20.8万/㎡
(31.0年/58.8㎡)
北仙台駅31.2万/㎡
(26.0年/58.0㎡)
30.1万/㎡
(15.0年/71.0㎡)
33.5万/㎡
(20.8年/71.0㎡)
北四番丁駅34.9万/㎡
(28.7年/48.8㎡)
32.9万/㎡
(26.6年/52.2㎡)
30.3万/㎡
(26.2年/60.2㎡)
勾当台公園駅40.8万/㎡
(22.9年/68.6㎡)
38.6万/㎡
(22.8年/70.5㎡)
32.7万/㎡
(31.0年/55.9㎡)
広瀬通駅22.5万/㎡
(37.0年/20.0㎡)
32.1万/㎡
(32.4年/61.7㎡)
-
仙台駅41.0万/㎡
(27.0年/65.8㎡)
32.0万/㎡
(25.8年/69.4㎡)
34.1万/㎡
(20.8年/62.9㎡)
五橋駅40.8万/㎡
(26.0年/39.6㎡)
36.2万/㎡
(27.4年/53.1㎡)
36.1万/㎡
(27.0年/58.6㎡)
愛宕橋駅10.5万/㎡
(40.5年/57.5㎡)
17.4万/㎡
(35.3年/56.4㎡)
13.5万/㎡
(40.7年/43.3㎡)
河原町駅35.7万/㎡
(24.7年/51.7㎡)
35.8万/㎡
(21.3年/65.0㎡)
22.6万/㎡
(33.5年/55.8㎡)
長町一丁目駅16.4万/㎡
(46.0年/55.0㎡)
25.9万/㎡
(27.8年/71.0㎡)
28.5万/㎡
(27.7年/46.7㎡)
長町駅56.9万/㎡
(11.3年/72.5㎡)
52.5万/㎡
(10.0年/73.0㎡)
32.2万/㎡
(20.9年/66.5㎡)
長町南駅32.1万/㎡
(18.7年/70.0㎡)
58.6万/㎡
(5.0年/70.0㎡)
26.9万/㎡
(22.9年/66.4㎡)
富沢駅46.0万/㎡
(30.0年/50.0㎡)
34.5万/㎡
(21.3年/72.5㎡)
35.3万/㎡
(18.0年/73.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

泉中央駅27.6 万/㎡(昨年同期比 +43.9 %)

泉中央駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +43.9%( +8.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて +57.1%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.0年(昨年 28.2年から -11.2 %減)。平均専有面積は 62.3 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +3.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 28.2 年 → 2022年 25.0 年、-11.2 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 80.0 %)

富沢駅46.0 万/㎡(昨年同期比 +33.3 %)

富沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +33.3%( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.0年(昨年 21.3年から +41.2 %増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から -31.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.8 分 → 2022年 6.0 分、-38.5 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 21.3 年 → 2022年 30.0 年、+41.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)

長町南駅32.1 万/㎡(昨年同期比 -45.1 %)

長町南駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -45.1%( -26.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.7年(昨年 5.0年から +273.4 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +0.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 5.0 年 → 2022年 18.7 年、+273.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.0 分 → 2022年 14.7 分、+388.9 %と大きく増加)

愛宕橋駅10.5 万/㎡(昨年同期比 -39.6 %)

愛宕橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -39.6%( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 40.5年(昨年 35.3年から +14.8 %増)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 56.4 ㎡から +1.9 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 71.4 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 35.3 年 → 2022年 40.5 年、+14.8 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.7 分 → 2022年 10.0 分、+75.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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