中古マンション相場の概況
2019年7月〜9月期の仙台市南北線 (泉中央駅~富沢駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -14.2%( -4.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 98 件(1年前(2018年)に比べて +5.4%( +5件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 24.0年から +7.7 %増)。平均専有面積は 57.1 ㎡ (昨年 62.1 ㎡から -8.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。ほとんどの駅において下落した。長町駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長町駅で昨年に比べ +19.6 %、単価は 38.1 万円/㎡となった。
上位 2 駅(長町駅、北四番丁駅)は +13.7 %(単価 +4.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(黒松駅、旭ケ丘駅)は -53.7 %(単価 -16.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 7.6 % → 2019年 6.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.8 分 → 2019年 11.3 分、+27.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 57.6 % → 2019年 65.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 26.9 % → 2019年 18.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +19.6%( +6.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -42.9%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -60.3%( -16.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
仙台市南北線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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泉中央駅 | 26.4万/㎡ (22.7年/56.1㎡) | 31.6万/㎡ (13.9年/76.0㎡) | 22.6万/㎡ (18.9年/53.6㎡) |
八乙女駅 | 26.4万/㎡ (19.2年/67.1㎡) | 25.1万/㎡ (22.5年/67.9㎡) | 25.4万/㎡ (21.5年/61.5㎡) |
黒松駅 | 10.7万/㎡ (35.5年/70.0㎡) | 27.0万/㎡ (18.5年/75.0㎡) | - |
旭ケ丘駅 | 18.8万/㎡ (27.8年/55.0㎡) | 35.4万/㎡ (9.5年/65.0㎡) | 18.2万/㎡ (17.7年/57.0㎡) |
台原駅 | 18.7万/㎡ (27.5年/46.0㎡) | 29.0万/㎡ (20.9年/65.0㎡) | 32.7万/㎡ (19.0年/51.7㎡) |
北仙台駅 | 33.3万/㎡ (16.5年/70.0㎡) | 32.9万/㎡ (21.3年/83.8㎡) | 28.1万/㎡ (23.0年/70.4㎡) |
北四番丁駅 | 31.4万/㎡ (26.7年/56.8㎡) | 29.2万/㎡ (28.7年/50.6㎡) | 29.4万/㎡ (25.2年/58.2㎡) |
勾当台公園駅 | 27.5万/㎡ (31.0年/51.8㎡) | 38.9万/㎡ (28.5年/56.4㎡) | 37.3万/㎡ (20.7年/56.8㎡) |
広瀬通駅 | 29.9万/㎡ (25.0年/55.0㎡) | 40.0万/㎡ (20.5年/55.0㎡) | 30.9万/㎡ (22.5年/55.0㎡) |
仙台駅 | 25.6万/㎡ (31.9年/58.3㎡) | 35.7万/㎡ (24.3年/55.5㎡) | 29.2万/㎡ (26.9年/53.1㎡) |
五橋駅 | 24.8万/㎡ (27.3年/39.2㎡) | 38.5万/㎡ (24.0年/58.8㎡) | 34.3万/㎡ (23.5年/57.5㎡) |
愛宕橋駅 | 15.3万/㎡ (37.0年/45.0㎡) | 18.5万/㎡ (31.9年/65.0㎡) | 26.2万/㎡ (21.1年/56.0㎡) |
河原町駅 | 17.2万/㎡ (32.2年/53.3㎡) | 24.9万/㎡ (28.1年/61.7㎡) | 26.7万/㎡ (26.8年/62.5㎡) |
長町一丁目駅 | 21.8万/㎡ (19.3年/71.2㎡) | 26.2万/㎡ (18.5年/70.0㎡) | 30.0万/㎡ (15.5年/80.0㎡) |
長町駅 | 38.1万/㎡ (12.8年/72.5㎡) | 31.9万/㎡ (20.9年/67.9㎡) | 20.4万/㎡ (32.1年/62.1㎡) |
長町南駅 | 30.0万/㎡ (23.6年/74.4㎡) | 31.9万/㎡ (21.0年/68.8㎡) | 33.0万/㎡ (19.4年/73.3㎡) |
富沢駅 | 22.9万/㎡ (31.5年/70.0㎡) | 21.5万/㎡ (21.0年/60.0㎡) | 25.8万/㎡ (18.5年/66.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
長町駅 38.1 万/㎡(昨年同期比 +19.6 %)
長町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +19.6%( +6.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -42.9%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 20.9年から -38.7 %減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 67.9 ㎡から +6.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 20.9 年 → 2019年 12.8 年、-38.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 42.9 % → 2019年 25.0 %)
北四番丁駅 31.4 万/㎡(昨年同期比 +7.7 %)
北四番丁駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +7.7%( +2.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて -12.5%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 28.7年から -7.1 %減)。平均専有面積は 56.8 ㎡ (昨年 50.6 ㎡から +12.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 81.2 % → 2019年 71.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.1 分 → 2019年 11.0 分、+35.4 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 43.8 % → 2019年 21.4 %)
黒松駅 10.7 万/㎡(昨年同期比 -60.3 %)
黒松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -60.3%( -16.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.5年(昨年 18.5年から +91.9 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -6.7 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 18.5 年 → 2019年 35.5 年、+91.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 6.7 分 → 2019年 13.0 分、+95.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 100.0 %)
旭ケ丘駅 18.8 万/㎡(昨年同期比 -47.0 %)
旭ケ丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -47.0%( -16.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 9.5年から +192.0 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -15.4 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 9.5 年 → 2019年 27.8 年、+192.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 16.0 分 → 2019年 19.8 分、+23.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示