【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年1月〜3月期の仙台市南北線 (泉中央駅～富沢駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -6.0％( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 102 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 24.1年から +0.5 ％増)。平均専有面積は 58.8 ㎡ (昨年 62.8 ㎡から -6.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。泉中央駅、旭ケ丘駅、富沢駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは旭ケ丘駅で昨年に比べ +93.3 ％、単価は 36.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(旭ケ丘駅、富沢駅)は +66.7 ％(単価 +14.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(愛宕橋駅、黒松駅)は -29.8 ％(単価 -6.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 12.8 分 → 2019年 9.1 分、-29.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 67.9 ％ → 2019年 63.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.8 ％ → 2019年 2.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.3 ％ → 2019年 7.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +40.2％( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった愛宕橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -33.6％( -7.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -83.3％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 仙台市南北線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 泉中央駅 | 28.9万/㎡ (21.2年/67.2㎡) | 20.7万/㎡ (22.9年/59.5㎡) | 30.3万/㎡ (19.2年/61.2㎡) |
| 八乙女駅 | 22.4万/㎡ (22.9年/69.0㎡) | 25.5万/㎡ (19.1年/61.7㎡) | 24.8万/㎡ (18.6年/64.0㎡) |
| 黒松駅 | 17.0万/㎡ (25.0年/30.0㎡) | 23.0万/㎡ (27.0年/58.3㎡) | 17.6万/㎡ (21.7年/31.7㎡) |
| 旭ケ丘駅 | 36.9万/㎡ (12.0年/65.0㎡) | 19.1万/㎡ (16.0年/62.5㎡) | 38.0万/㎡ (6.0年/72.5㎡) |
| 台原駅 | 20.1万/㎡ (25.6年/51.2㎡) | 24.8万/㎡ (26.0年/78.3㎡) | 21.9万/㎡ (23.3年/58.8㎡) |
| 北仙台駅 | 32.5万/㎡ (21.6年/68.0㎡) | 35.5万/㎡ (30.1年/66.7㎡) | 29.3万/㎡ (22.6年/60.0㎡) |
| 北四番丁駅 | 30.0万/㎡ (26.2年/53.9㎡) | 36.0万/㎡ (23.6年/65.2㎡) | 30.7万/㎡ (24.5年/52.1㎡) |
| 勾当台公園駅 | 33.7万/㎡ (27.1年/55.5㎡) | 36.1万/㎡ (23.0年/57.1㎡) | 38.3万/㎡ (23.7年/50.8㎡) |
| 広瀬通駅 | 24.8万/㎡ (22.0年/57.5㎡) | 28.5万/㎡ (32.3年/31.2㎡) | - |
| 仙台駅 | 32.0万/㎡ (23.2年/59.3㎡) | 35.3万/㎡ (22.1年/62.2㎡) | 34.3万/㎡ (30.8年/74.2㎡) |
| 五橋駅 | 32.8万/㎡ (20.7年/51.7㎡) | 29.5万/㎡ (29.0年/53.1㎡) | 31.5万/㎡ (25.9年/46.9㎡) |
| 愛宕橋駅 | 14.0万/㎡ (45.0年/20.0㎡) | 21.1万/㎡ (30.5年/45.0㎡) | 22.5万/㎡ (27.8年/37.5㎡) |
| 河原町駅 | 26.4万/㎡ (28.2年/62.0㎡) | 25.6万/㎡ (22.6年/81.9㎡) | 34.4万/㎡ (18.0年/76.7㎡) |
| 長町一丁目駅 | 24.9万/㎡ (26.8年/55.0㎡) | 24.7万/㎡ (20.3年/65.0㎡) | 27.0万/㎡ (19.0年/55.0㎡) |
| 長町駅 | 25.3万/㎡ (27.0年/50.0㎡) | 29.3万/㎡ (21.9年/67.7㎡) | 30.0万/㎡ (16.8年/71.7㎡) |
| 長町南駅 | 36.3万/㎡ (12.3年/68.8㎡) | 32.1万/㎡ (23.8年/66.4㎡) | 30.0万/㎡ (20.7年/70.8㎡) |
| 富沢駅 | 40.0万/㎡ (23.0年/65.0㎡) | 28.5万/㎡ (20.7年/61.7㎡) | 36.7万/㎡ (14.0年/68.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
旭ケ丘駅 36.9 万/㎡(昨年同期比 +93.3 ％)
旭ケ丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +93.3％( +17.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.0年(昨年 16.0年から -25.0 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +4.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 16.0 年 → 2019年 12.0 年、-25.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 17.0 分 → 2019年 1.0 分、-94.1 ％と大きく減少)
富沢駅 40.0 万/㎡(昨年同期比 +40.2 ％)
富沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +40.2％( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 20.7年から +11.3 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 61.7 ㎡から +5.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 10.7 分 → 2019年 4.0 分、-62.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 20.7 年 → 2019年 23.0 年、+11.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 ％ → 2019年 100.0 ％)
愛宕橋駅 14.0 万/㎡(昨年同期比 -33.6 ％)
愛宕橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -33.6％( -7.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -83.3％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.0年(昨年 30.5年から +47.5 ％増)。平均専有面積は 20.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から -55.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 9.7 分 → 2019年 0.0 分、-100.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 30.5 年 → 2019年 45.0 年、+47.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 100.0 ％)
黒松駅 17.0 万/㎡(昨年同期比 -26.0 ％)
黒松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -26.0％( -6.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 27.0年から -7.4 ％減)。平均専有面積は 30.0 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から -48.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.3 分 → 2019年 21.5 分、+130.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示