中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期のJR大和路線 (平城山駅~三郷駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +0.5%( +0.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 45 件(1年前(2021年)に比べて -18.2%( -10件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 21.5年から +16.8 %増)。平均専有面積は 69.7 ㎡ (昨年 68.6 ㎡から +1.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。郡山駅、法隆寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大和小泉駅で昨年に比べ +102.6 %、単価は 27.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(大和小泉駅、法隆寺駅)は +98.5 %(単価 +17.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(奈良駅、平城山駅)は -7.9 %(単価 -2.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 55.8 % → 2022年 48.9 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 % → 2022年 11.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 21.5 年 → 2022年 25.1 年、+16.8 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.8 % → 2022年 17.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.9 % → 2022年 15.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった法隆寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +94.4%( +21.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平城山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -6.5%( -1.4万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
JR大和路線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
平城山駅 | 20.2万/㎡ (20.8年/80.0㎡) | 21.6万/㎡ (14.8年/85.0㎡) | 20.8万/㎡ (19.1年/87.5㎡) |
奈良駅 | 26.1万/㎡ (28.4年/63.6㎡) | 28.8万/㎡ (22.3年/64.4㎡) | 27.7万/㎡ (20.6年/59.8㎡) |
郡山駅 | 24.8万/㎡ (23.1年/74.6㎡) | 20.7万/㎡ (22.5年/79.0㎡) | 23.6万/㎡ (19.9年/77.9㎡) |
大和小泉駅 | 27.7万/㎡ (13.3年/65.0㎡) | 13.7万/㎡ (31.3年/60.0㎡) | 23.6万/㎡ (20.9年/62.5㎡) |
法隆寺駅 | 44.7万/㎡ (5.3年/85.0㎡) | 23.0万/㎡ (17.1年/72.5㎡) | - |
王寺駅 | 24.0万/㎡ (26.5年/72.0㎡) | 25.1万/㎡ (21.2年/66.7㎡) | 24.0万/㎡ (21.8年/66.9㎡) |
三郷駅 | - | 8.8万/㎡ (24.8年/80.0㎡) | 11.2万/㎡ (23.7年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大和小泉駅 27.7 万/㎡(昨年同期比 +102.6 %)
大和小泉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +102.6%( +14.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 13.3年(昨年 31.3年から -57.6 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +8.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 31.3 年 → 2022年 13.3 年、-57.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 6.0 分 → 2022年 4.0 分、-33.3 %と大きく減少)
法隆寺駅 44.7 万/㎡(昨年同期比 +94.4 %)
法隆寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +94.4%( +21.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 5.3年(昨年 17.1年から -69.3 %減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +17.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 17.1 年 → 2022年 5.3 年、-69.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.0 分 → 2022年 1.0 分、-90.0 %と大きく減少)
奈良駅 26.1 万/㎡(昨年同期比 -9.3 %)
奈良駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -9.3%( -2.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(1年前(2021年)に比べて -19.2%( -5件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 22.3年から +27.4 %増)。平均専有面積は 63.6 ㎡ (昨年 64.4 ㎡から -1.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 54.2 % → 2022年 47.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.3 年 → 2022年 28.4 年、+27.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 28.6 %)
平城山駅 20.2 万/㎡(昨年同期比 -6.5 %)
平城山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -6.5%( -1.4万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.8年(昨年 14.8年から +41.1 %増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -5.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.8 年 → 2022年 20.8 年、+41.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 6.0 分、+200.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示