近鉄奈良線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年4月〜6月期の近鉄奈良線 (生駒駅近鉄奈良駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +4.5%( +1.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2021年)に比べて -37.5%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 24.9年(昨年 23.1年から +7.5 %増)。平均専有面積は 72.7 ㎡ (昨年 83.8 ㎡から -13.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。富雄駅大和西大寺駅新大宮駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大和西大寺駅で昨年に比べ +41.6 %、単価は 42.5 万円/㎡となった。

上位 2 駅(大和西大寺駅富雄駅)は +39.7 %(単価 +9.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(学園前駅東生駒駅)は -47.0 %(単価 -14.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.2 % → 2022年 6.9 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.8 % → 2022年 23.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 9.4 分 → 2022年 10.6 分、+13.1 %と増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.2 % → 2022年 3.3 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった近鉄奈良駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +17.2%( +7.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった学園前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -57.7%( -20.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。

近鉄奈良線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
近鉄奈良線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
生駒駅19.1万/㎡
(28.7年/74.0㎡)
22.2万/㎡
(28.3年/68.0㎡)
28.6万/㎡
(20.9年/69.4㎡)
東生駒駅16.0万/㎡
(31.3年/66.7㎡)
25.1万/㎡
(29.3年/65.0㎡)
31.3万/㎡
(21.8年/73.8㎡)
富雄駅22.6万/㎡
(24.8年/77.1㎡)
16.4万/㎡
(23.3年/70.0㎡)
16.0万/㎡
(26.0年/66.9㎡)
学園前駅15.1万/㎡
(31.9年/73.3㎡)
35.7万/㎡
(17.8年/75.6㎡)
15.9万/㎡
(32.8年/62.9㎡)
菖蒲池駅-32.8万/㎡
(16.3年/77.5㎡)
16.1万/㎡
(28.3年/92.5㎡)
大和西大寺駅42.5万/㎡
(18.9年/78.3㎡)
30.0万/㎡
(22.3年/74.0㎡)
20.8万/㎡
(25.3年/65.0㎡)
新大宮駅32.4万/㎡
(23.3年/70.0㎡)
23.6万/㎡
(24.7年/67.0㎡)
14.0万/㎡
(26.3年/56.7㎡)
近鉄奈良駅48.7万/㎡
(16.0年/66.2㎡)
41.5万/㎡
(22.6年/282㎡)
20.0万/㎡
(25.3年/75.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

大和西大寺駅42.5 万/㎡(昨年同期比 +41.6 %)

大和西大寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +41.6%( +12.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.9年(昨年 22.3年から -15.0 %減)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 74.0 ㎡から +5.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 22.3 年 → 2022年 18.9 年、-15.0 %と減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 5.8 分 → 2022年 6.7 分、+14.9 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 33.3 %)

富雄駅22.6 万/㎡(昨年同期比 +37.7 %)

富雄駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +37.7%( +6.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -30.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 24.8年(昨年 23.3年から +6.8 %増)。平均専有面積は 77.1 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +10.2 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 70.0 % → 2022年 57.1 %)

学園前駅15.1 万/㎡(昨年同期比 -57.7 %)

学園前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -57.7%( -20.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 31.9年(昨年 17.8年から +79.2 %増)。平均専有面積は 73.3 ㎡ (昨年 75.6 ㎡から -2.9 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 % → 2022年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 17.8 年 → 2022年 31.9 年、+79.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.9 分 → 2022年 12.3 分、+24.7 %と大きく増加)

東生駒駅16.0 万/㎡(昨年同期比 -36.3 %)

東生駒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -36.3%( -9.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 31.3年(昨年 29.3年から +6.8 %増)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +2.6 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.5 分 → 2022年 10.0 分、+53.8 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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