【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期の近鉄けいはんな線 (生駒駅~学研奈良登美ケ丘駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -3.6%( -1.1万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 61 件(1年前(2021年)に比べて -4.7%( -3件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 20.5年から +1.6 %増)。平均専有面積は 72.0 ㎡ (昨年 69.1 ㎡から +4.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。学研奈良登美ケ丘駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは学研奈良登美ケ丘駅で昨年に比べ +11.0 %、単価は 37.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(学研奈良登美ケ丘駅)は +11.0 %(単価 +3.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(生駒駅)は -27.4 %(単価 -8.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.9 % → 2022年 16.7 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 % → 2022年 3.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.8 分 → 2022年 13.2 分、+21.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 59.4 % → 2022年 65.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 16.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった白庭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +0.0%( +0.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -60.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった生駒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -27.4%( -8.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 28 件(1年前(2021年)に比べて -34.9%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
近鉄けいはんな線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
生駒駅 | 21.4万/㎡ (26.8年/71.2㎡) | 29.5万/㎡ (22.8年/66.9㎡) | 31.2万/㎡ (17.3年/70.5㎡) |
白庭台駅 | 40.0万/㎡ (11.8年/72.5㎡) | 40.0万/㎡ (8.6年/79.0㎡) | 41.8万/㎡ (8.3年/78.3㎡) |
学研北生駒駅 | - | - | - |
学研奈良登美ケ丘駅 | 37.7万/㎡ (16.3年/72.6㎡) | 34.0万/㎡ (18.1年/72.2㎡) | 34.5万/㎡ (16.3年/77.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
学研奈良登美ケ丘駅 37.7 万/㎡(昨年同期比 +11.0 %)
学研奈良登美ケ丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +11.0%( +3.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 31 件(1年前(2021年)に比べて +93.8%( +15件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 18.1年から -10.4 %減)。平均専有面積は 72.6 ㎡ (昨年 72.2 ㎡から +0.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 18.1 年 → 2022年 16.3 年、-10.4 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 6.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 43.8 % → 2022年 45.2 %)
生駒駅 21.4 万/㎡(昨年同期比 -27.4 %)
生駒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -27.4%( -8.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 28 件(1年前(2021年)に比べて -34.9%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 22.8年から +17.5 %増)。平均専有面積は 71.2 ㎡ (昨年 66.9 ㎡から +6.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.3 % → 2022年 3.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 22.8 年 → 2022年 26.8 年、+17.5 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.0 分 → 2022年 15.1 分、+37.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 72.1 % → 2022年 92.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示