【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年4月〜6月期の阪神本線 (千船駅~大阪梅田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は64.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +25.6%( +13.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 50 件(1年前(2018年)に比べて +19.0%( +8件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 18.9年から -25.8 %減)。平均専有面積は 42.2 ㎡ (昨年 49.4 ㎡から -14.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大阪梅田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大阪梅田駅で昨年に比べ +48.6 %、単価は 65.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(大阪梅田駅)は +48.6 %(単価 +21.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(姫島駅)は -6.0 %(単価 -3.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 18.9 年 → 2019年 14.0 年、-25.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 9.5 % → 2019年 16.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 18.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 38.1 % → 2019年 32.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +14.9%( +9.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 22 件(1年前(2018年)に比べて +69.2%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千船駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +5.8%( +1.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
阪神本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千船駅 | 22.9万/㎡ (26.0年/65.0㎡) | 21.7万/㎡ (30.7年/56.2㎡) | 24.0万/㎡ (22.4年/63.6㎡) |
姫島駅 | 57.4万/㎡ (12.3年/29.2㎡) | 61.1万/㎡ (9.6年/33.3㎡) | 21.2万/㎡ (25.8年/60.0㎡) |
淀川駅 | - | - | 30.0万/㎡ (23.3年/15.0㎡) |
野田駅 | 65.4万/㎡ (12.5年/37.3㎡) | 68.0万/㎡ (8.1年/50.9㎡) | 64.4万/㎡ (9.6年/44.4㎡) |
福島駅 | 72.1万/㎡ (12.4年/41.6㎡) | 62.8万/㎡ (16.9年/46.5㎡) | 56.0万/㎡ (18.7年/48.7㎡) |
大阪梅田駅 | 65.5万/㎡ (21.6年/66.7㎡) | 44.1万/㎡ (29.9年/45.0㎡) | 71.7万/㎡ (12.3年/60.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大阪梅田駅 65.5 万/㎡(昨年同期比 +48.6 %)
大阪梅田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +48.6%( +21.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.6年(昨年 29.9年から -27.9 %減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +48.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 29.9 年 → 2019年 21.6 年、-27.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 7.0 分 → 2019年 6.0 分、-14.3 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 33.3 %)
姫島駅 57.4 万/㎡(昨年同期比 -6.0 %)
姫島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -6.0%( -3.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.3年(昨年 9.6年から +27.8 %増)。平均専有面積は 29.2 ㎡ (昨年 33.3 ㎡から -12.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 8.0 分 → 2019年 5.2 分、-35.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 9.6 年 → 2019年 12.3 年、+27.8 %と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示