阪神なんば線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年1月〜12月期の阪神なんば線 (出来島駅大阪難波駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -12.8%( -6.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 110 件(1年前(2018年)に比べて -9.1%( -11件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 21.0年(昨年 14.3年から +46.7 %増)。平均専有面積は 45.9 ㎡ (昨年 42.9 ㎡から +7.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。西九条駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西九条駅で昨年に比べ +25.4 %、単価は 57.3 万円/㎡となった。

上位 2 駅(西九条駅伝法駅)は +18.9 %(単価 +7.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(大阪難波駅桜川駅)は -27.0 %(単価 -12.4 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.4 % → 2019年 15.5 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.1 % → 2019年 4.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 14.3 年 → 2019年 21.0 年、+46.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.1 % → 2019年 10.9 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 27.3 % → 2019年 38.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった九条駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -7.5%( -4.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 30 件(1年前(2018年)に比べて -34.8%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった出来島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -8.2%( -2.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

阪神なんば線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
阪神なんば線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
出来島駅22.7万/㎡
(25.3年/66.0㎡)
24.7万/㎡
(26.5年/57.5㎡)
20.8万/㎡
(28.1年/56.7㎡)
福駅24.4万/㎡
(27.3年/62.9㎡)
27.4万/㎡
(23.5年/56.2㎡)
28.0万/㎡
(26.7年/55.7㎡)
伝法駅23.7万/㎡
(30.1年/57.8㎡)
21.1万/㎡
(28.4年/60.9㎡)
17.5万/㎡
(28.6年/64.3㎡)
千鳥橋駅24.2万/㎡
(33.9年/52.7㎡)
25.7万/㎡
(29.2年/55.8㎡)
21.2万/㎡
(33.1年/52.5㎡)
西九条駅57.3万/㎡
(13.1年/52.5㎡)
45.7万/㎡
(12.9年/60.0㎡)
52.8万/㎡
(10.4年/52.5㎡)
九条駅59.6万/㎡
(11.1年/36.0㎡)
64.4万/㎡
(7.9年/33.9㎡)
38.7万/㎡
(16.9年/51.3㎡)
ドーム前駅56.0万/㎡
(13.8年/25.0㎡)
--
桜川駅50.2万/㎡
(23.4年/42.2㎡)
60.1万/㎡
(13.6年/35.9㎡)
58.9万/㎡
(15.9年/39.5㎡)
大阪難波駅25.0万/㎡
(33.0年/30.0㎡)
40.0万/㎡
(32.5年/45.0㎡)
34.0万/㎡
(31.8年/25.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

西九条駅57.3 万/㎡(昨年同期比 +25.4 %)

西九条駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +25.4%( +11.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 13.1年(昨年 12.9年から +1.5 %増)。平均専有面積は 52.5 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -12.5 %減)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.7 % → 2019年 30.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 13.3 % → 2019年 10.0 %)

伝法駅23.7 万/㎡(昨年同期比 +12.4 %)

伝法駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +12.4%( +2.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて -18.2%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 30.1年(昨年 28.4年から +6.2 %増)。平均専有面積は 57.8 ㎡ (昨年 60.9 ㎡から -5.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 11.2 分 → 2019年 8.3 分、-25.5 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 27.3 % → 2019年 55.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 90.9 % → 2019年 100.0 %)

大阪難波駅25.0 万/㎡(昨年同期比 -37.5 %)

大阪難波駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -37.5%( -15.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 33.0年(昨年 32.5年から +1.5 %増)。平均専有面積は 30.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から -33.3 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

桜川駅50.2 万/㎡(昨年同期比 -16.4 %)

桜川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -16.4%( -9.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 36 件(1年前(2018年)に比べて +5.9%( +2件/㎡)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 23.4年(昨年 13.6年から +72.9 %増)。平均専有面積は 42.2 ㎡ (昨年 35.9 ㎡から +17.7 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 23.5 % → 2019年 30.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 13.6 年 → 2019年 23.4 年、+72.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.6 % → 2019年 41.7 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 58.8 % → 2019年 36.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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