中古マンション相場の概況
2019年1月〜12月期の近鉄奈良線 (大阪難波駅~石切駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +11.8%( +3.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 193 件(1年前(2018年)に比べて +27.0%( +41件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 24.7年から -3.6 %減)。平均専有面積は 61.3 ㎡ (昨年 63.0 ㎡から -2.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鶴橋駅、今里駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは今里駅で昨年に比べ +64.7 %、単価は 41.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(今里駅、鶴橋駅)は +47.5 %(単価 +13.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(河内花園駅、大阪難波駅)は -38.4 %(単価 -13.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.7 % → 2019年 6.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 53.0 % → 2019年 45.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 36.8 % → 2019年 32.6 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 8.1 % → 2019年 9.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大阪上本町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +9.2%( +4.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 27 件(1年前(2018年)に比べて -3.6%( -1件/㎡)と小幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった瓢箪山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -16.9%( -3.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
近鉄奈良線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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大阪難波駅 | 25.0万/㎡ (33.0年/30.0㎡) | 40.0万/㎡ (32.5年/45.0㎡) | 34.0万/㎡ (31.8年/25.0㎡) |
近鉄日本橋駅 | - | 41.7万/㎡ (16.8年/60.0㎡) | - |
大阪上本町駅 | 55.7万/㎡ (23.2年/64.1㎡) | 51.0万/㎡ (23.6年/62.1㎡) | 54.3万/㎡ (18.2年/61.2㎡) |
鶴橋駅 | 48.6万/㎡ (21.5年/56.2㎡) | 37.3万/㎡ (23.8年/57.0㎡) | 56.8万/㎡ (16.0年/47.2㎡) |
今里駅 | 41.5万/㎡ (22.8年/53.1㎡) | 25.2万/㎡ (33.5年/57.6㎡) | 30.1万/㎡ (24.2年/65.2㎡) |
布施駅 | 44.0万/㎡ (18.1年/59.5㎡) | 38.3万/㎡ (16.0年/60.7㎡) | 32.7万/㎡ (25.5年/63.3㎡) |
河内永和駅 | 34.1万/㎡ (19.2年/61.9㎡) | 31.4万/㎡ (17.8年/65.0㎡) | 25.6万/㎡ (22.1年/60.0㎡) |
河内小阪駅 | 25.8万/㎡ (32.4年/64.8㎡) | 27.8万/㎡ (27.8年/61.2㎡) | 26.9万/㎡ (25.5年/63.8㎡) |
八戸ノ里駅 | 31.3万/㎡ (20.2年/67.9㎡) | 26.6万/㎡ (24.7年/72.8㎡) | 19.9万/㎡ (37.6年/62.5㎡) |
若江岩田駅 | 23.9万/㎡ (25.2年/65.8㎡) | 21.9万/㎡ (26.1年/67.5㎡) | 25.7万/㎡ (23.4年/65.6㎡) |
河内花園駅 | 19.6万/㎡ (28.2年/63.3㎡) | 32.3万/㎡ (11.8年/65.0㎡) | - |
東花園駅 | 23.3万/㎡ (20.0年/68.8㎡) | 24.3万/㎡ (22.6年/68.8㎡) | 21.7万/㎡ (19.9年/70.0㎡) |
瓢箪山駅 | 16.2万/㎡ (26.1年/52.5㎡) | 19.5万/㎡ (18.4年/58.3㎡) | 32.3万/㎡ (8.3年/65.0㎡) |
枚岡駅 | 19.1万/㎡ (22.5年/66.0㎡) | 19.1万/㎡ (18.9年/69.6㎡) | 19.7万/㎡ (19.9年/67.1㎡) |
額田駅 | - | 19.4万/㎡ (22.8年/73.3㎡) | 14.5万/㎡ (23.0年/55.0㎡) |
石切駅 | 16.8万/㎡ (25.9年/69.0㎡) | 17.4万/㎡ (27.6年/74.3㎡) | 17.1万/㎡ (28.2年/63.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
今里駅 41.5 万/㎡(昨年同期比 +64.7 %)
今里駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +64.7%( +16.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(1年前(2018年)に比べて +94.7%( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 33.5年から -31.7 %減)。平均専有面積は 53.1 ㎡ (昨年 57.6 ㎡から -7.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 33.5 年 → 2019年 22.8 年、-31.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.8 % → 2019年 29.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 42.1 % → 2019年 40.5 %)
鶴橋駅 48.6 万/㎡(昨年同期比 +30.4 %)
鶴橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +30.4%( +11.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2018年)に比べて -8.7%( -2件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 23.8年から -9.7 %減)。平均専有面積は 56.2 ㎡ (昨年 57.0 ㎡から -1.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 8.7 % → 2019年 28.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.3 % → 2019年 14.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.3 % → 2019年 9.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.4 % → 2019年 19.0 %)
河内花園駅 19.6 万/㎡(昨年同期比 -39.2 %)
河内花園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -39.2%( -12.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 11.8年から +139.6 %増)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -2.6 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 11.8 年 → 2019年 28.2 年、+139.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 6.0 分、+50.0 %と大きく増加)
大阪難波駅 25.0 万/㎡(昨年同期比 -37.5 %)
大阪難波駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -37.5%( -15.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.0年(昨年 32.5年から +1.5 %増)。平均専有面積は 30.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から -33.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示