大阪御堂筋線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年4月〜6月期の大阪御堂筋線 (江坂駅中百舌鳥駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -4.5%( -2.1万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 144 件(1年前(2018年)に比べて +2.9%( +4件/㎡)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 24.3年(昨年 21.6年から +12.5 %増)。平均専有面積は 50.3 ㎡ (昨年 47.1 ㎡から +6.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。本町駅昭和町駅西田辺駅長居駅我孫子駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは我孫子駅で昨年に比べ +60.5 %、単価は 39.3 万円/㎡となった。

上位 2 駅(我孫子駅長居駅)は +58.8 %(単価 +15.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(新大阪駅天王寺駅)は -46.1 %(単価 -26.4 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.0 % → 2019年 13.9 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.5 % → 2019年 7.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 21.6 年 → 2019年 24.3 年、+12.5 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.2 % → 2019年 20.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 29.7 % → 2019年 35.0 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった心斎橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +14.0%( +8.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった新大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -47.5%( -18.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて -46.4%( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。

大阪御堂筋線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
大阪御堂筋線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
江坂駅42.7万/㎡
(24.7年/62.5㎡)
38.0万/㎡
(25.9年/64.7㎡)
47.7万/㎡
(15.7年/56.3㎡)
東三国駅36.4万/㎡
(27.9年/43.3㎡)
45.2万/㎡
(22.4年/35.0㎡)
32.9万/㎡
(28.6年/40.0㎡)
新大阪駅20.0万/㎡
(40.9年/38.7㎡)
38.1万/㎡
(27.1年/41.4㎡)
49.2万/㎡
(23.8年/32.7㎡)
西中島南方駅47.7万/㎡
(21.8年/30.6㎡)
56.7万/㎡
(15.3年/33.3㎡)
56.1万/㎡
(23.5年/34.6㎡)
中津駅58.6万/㎡
(18.7年/41.5㎡)
58.3万/㎡
(12.8年/46.9㎡)
52.1万/㎡
(17.8年/42.2㎡)
梅田駅-65.0万/㎡
(14.3年/20.0㎡)
-
淀屋橋駅62.7万/㎡
(11.3年/168㎡)
59.2万/㎡
(17.8年/57.5㎡)
75.2万/㎡
(10.0年/58.8㎡)
本町駅65.2万/㎡
(16.2年/38.5㎡)
44.0万/㎡
(30.3年/22.0㎡)
62.2万/㎡
(11.0年/35.5㎡)
心斎橋駅68.4万/㎡
(8.9年/36.7㎡)
60.0万/㎡
(22.6年/25.0㎡)
-
なんば駅59.4万/㎡
(18.5年/28.0㎡)
74.7万/㎡
(4.3年/75.0㎡)
43.7万/㎡
(20.3年/48.3㎡)
大国町駅61.2万/㎡
(11.4年/35.0㎡)
74.1万/㎡
(5.8年/36.2㎡)
83.7万/㎡
(2.4年/29.3㎡)
動物園前駅---
天王寺駅42.8万/㎡
(28.0年/68.8㎡)
77.4万/㎡
(19.6年/41.7㎡)
76.9万/㎡
(9.0年/41.2㎡)
昭和町駅44.8万/㎡
(25.0年/63.8㎡)
28.6万/㎡
(31.3年/70.0㎡)
-
西田辺駅48.9万/㎡
(15.0年/65.0㎡)
39.9万/㎡
(12.9年/66.0㎡)
30.1万/㎡
(28.3年/61.7㎡)
長居駅42.3万/㎡
(17.3年/62.5㎡)
26.9万/㎡
(26.3年/57.5㎡)
30.9万/㎡
(19.8年/76.7㎡)
我孫子駅39.3万/㎡
(17.3年/70.0㎡)
24.5万/㎡
(31.3年/57.5㎡)
34.9万/㎡
(14.8年/70.0㎡)
北花田駅30.4万/㎡
(29.4年/69.2㎡)
34.4万/㎡
(17.0年/62.5㎡)
26.3万/㎡
(29.3年/60.8㎡)
新金岡駅26.5万/㎡
(32.9年/61.2㎡)
24.4万/㎡
(35.6年/63.6㎡)
19.4万/㎡
(46.5年/60.0㎡)
中百舌鳥駅36.7万/㎡
(20.9年/68.3㎡)
45.3万/㎡
(12.3年/75.0㎡)
50.0万/㎡
(13.3年/70.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

我孫子駅39.3 万/㎡(昨年同期比 +60.5 %)

我孫子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +60.5%( +14.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 17.3年(昨年 31.3年から -44.8 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 57.5 ㎡から +21.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 31.3 年 → 2019年 17.3 年、-44.8 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 2.0 分 → 2019年 3.0 分、+50.0 %と大きく増加)

長居駅42.3 万/㎡(昨年同期比 +57.2 %)

長居駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +57.2%( +15.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 17.3年(昨年 26.3年から -34.3 %減)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 57.5 ㎡から +8.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 26.3 年 → 2019年 17.3 年、-34.3 %と大きく減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 % → 2019年 25.0 %)

新大阪駅20.0 万/㎡(昨年同期比 -47.5 %)

新大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -47.5%( -18.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて -46.4%( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 40.9年(昨年 27.1年から +50.9 %増)。平均専有面積は 38.7 ㎡ (昨年 41.4 ㎡から -6.7 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 27.1 年 → 2019年 40.9 年、+50.9 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 6.8 分 → 2019年 8.2 分、+20.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 53.3 %)

天王寺駅42.8 万/㎡(昨年同期比 -44.7 %)

天王寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -44.7%( -34.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.0年(昨年 19.6年から +43.0 %増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 41.7 ㎡から +65.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 75.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 19.6 年 → 2019年 28.0 年、+43.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 5.5 分、+37.5 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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