中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期のJR高崎線 (浦和駅~深谷駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -8.1%( -3.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 108 件(1年前(2020年)に比べて +27.1%( +23件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 21.7年から +17.3 %増)。平均専有面積は 64.1 ㎡ (昨年 63.5 ㎡から +0.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。宮原駅、上尾駅、北本駅、鴻巣駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北上尾駅で昨年に比べ +205.9 %、単価は 37.1 万円/㎡となった。
上位 2 駅(北上尾駅、深谷駅)は +170.2 %(単価 +14.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(さいたま新都心駅、北鴻巣駅)は -18.3 %(単価 -6.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.7 % → 2021年 10.2 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.5 % → 2021年 4.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 21.7 年 → 2021年 25.4 年、+17.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 46.8 % → 2021年 53.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.3 % → 2021年 8.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -1.2%( -0.9万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて -5.0%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった深谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +134.5%( +4.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +400.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR高崎線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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浦和駅 | 68.2万/㎡ (19.8年/64.5㎡) | 69.1万/㎡ (15.1年/63.8㎡) | 58.2万/㎡ (16.3年/68.2㎡) |
さいたま新都心駅 | 40.1万/㎡ (29.5年/66.2㎡) | 49.6万/㎡ (13.3年/57.1㎡) | 45.4万/㎡ (18.9年/71.0㎡) |
大宮駅 | 47.9万/㎡ (26.9年/60.2㎡) | 47.4万/㎡ (24.6年/60.0㎡) | 50.6万/㎡ (21.2年/53.6㎡) |
宮原駅 | 36.7万/㎡ (22.2年/70.4㎡) | 30.1万/㎡ (23.5年/65.0㎡) | 34.3万/㎡ (16.0年/62.9㎡) |
上尾駅 | 29.6万/㎡ (30.9年/63.3㎡) | 20.4万/㎡ (32.3年/66.0㎡) | 40.8万/㎡ (20.1年/60.0㎡) |
北上尾駅 | 37.1万/㎡ (12.5年/70.0㎡) | 12.1万/㎡ (41.5年/70.0㎡) | 4.2万/㎡ (11.5年/65.0㎡) |
桶川駅 | 25.5万/㎡ (32.0年/66.2㎡) | 23.9万/㎡ (24.9年/70.0㎡) | 13.2万/㎡ (29.6年/70.6㎡) |
北本駅 | 16.3万/㎡ (48.5年/67.3㎡) | 9.6万/㎡ (0年/66.7㎡) | 8.7万/㎡ (27.3年/77.5㎡) |
鴻巣駅 | 31.0万/㎡ (16.5年/65.0㎡) | 23.8万/㎡ (21.3年/66.2㎡) | 30.5万/㎡ (21.1年/67.8㎡) |
北鴻巣駅 | 16.5万/㎡ (32.3年/69.0㎡) | 20.0万/㎡ (17.0年/80.0㎡) | 19.0万/㎡ (22.5年/65.0㎡) |
吹上駅 | 15.9万/㎡ (23.5年/65.0㎡) | 15.8万/㎡ (15.5年/60.0㎡) | - |
行田駅 | - | - | - |
熊谷駅 | 21.0万/㎡ (28.5年/57.9㎡) | 23.8万/㎡ (26.2年/61.7㎡) | 25.7万/㎡ (21.0年/60.0㎡) |
籠原駅 | 19.9万/㎡ (23.5年/65.0㎡) | - | 11.5万/㎡ (18.0年/65.0㎡) |
深谷駅 | 8.2万/㎡ (30.7年/56.0㎡) | 3.5万/㎡ (29.5年/60.0㎡) | 13.5万/㎡ (28.5年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
北上尾駅 37.1 万/㎡(昨年同期比 +205.9 %)
北上尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +205.9%( +25.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 12.5年(昨年 41.5年から -69.9 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 41.5 年 → 2021年 12.5 年、-69.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 23.0 分 → 2021年 3.0 分、-87.0 %と大きく減少)
深谷駅 8.2 万/㎡(昨年同期比 +134.5 %)
深谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +134.5%( +4.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +400.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 29.5年から +4.1 %増)。平均専有面積は 56.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -6.7 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
さいたま新都心駅 40.1 万/㎡(昨年同期比 -19.1 %)
さいたま新都心駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -19.1%( -9.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -42.9%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 13.3年から +121.2 %増)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 57.1 ㎡から +15.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.3 年 → 2021年 29.5 年、+121.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
北鴻巣駅 16.5 万/㎡(昨年同期比 -17.5 %)
北鴻巣駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -17.5%( -3.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 17.0年から +90.0 %増)。平均専有面積は 69.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -13.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 7.5 分 → 2021年 4.0 分、-46.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.0 年 → 2021年 32.3 年、+90.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示