JR高崎線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年1月〜12月期のJR高崎線 (浦和駅深谷駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +4.0%( +1.5万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 381 件(1年前(2019年)に比べて +11.7%( +40件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 20.9年から +5.7 %増)。平均専有面積は 62.7 ㎡ (昨年 63.4 ㎡から -1.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が減少。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。北鴻巣駅吹上駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは吹上駅で昨年に比べ +47.5 %、単価は 17.7 万円/㎡となった。

上位 2 駅(吹上駅北鴻巣駅)は +33.8 %(単価 +4.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(行田駅北上尾駅)は -9.0 %(単価 -1.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.7 % → 2020年 15.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.2 % → 2020年 2.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 47.4 % → 2020年 50.0 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.8 % → 2020年 1.9 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +5.5%( +3.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 87 件(1年前(2019年)に比べて +10.1%( +8件/㎡)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった深谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +6.2%( +0.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて -9.1%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

JR高崎線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR高崎線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
浦和駅63.9万/㎡
(17.6年/63.5㎡)
60.6万/㎡
(14.9年/64.0㎡)
61.5万/㎡
(15.3年/62.8㎡)
さいたま新都心駅54.9万/㎡
(14.1年/60.4㎡)
47.0万/㎡
(17.7年/63.3㎡)
37.4万/㎡
(23.6年/59.6㎡)
大宮駅47.7万/㎡
(24.2年/59.1㎡)
48.9万/㎡
(22.0年/59.6㎡)
45.4万/㎡
(20.5年/55.2㎡)
宮原駅33.8万/㎡
(22.6年/64.8㎡)
31.8万/㎡
(19.4年/66.3㎡)
30.0万/㎡
(20.1年/63.7㎡)
上尾駅33.3万/㎡
(24.6年/68.5㎡)
31.4万/㎡
(27.0年/68.5㎡)
33.0万/㎡
(23.7年/70.5㎡)
北上尾駅26.2万/㎡
(20.8年/63.3㎡)
28.3万/㎡
(13.5年/65.0㎡)
32.1万/㎡
(14.0年/72.0㎡)
桶川駅17.9万/㎡
(28.7年/64.3㎡)
17.6万/㎡
(25.8年/57.1㎡)
14.9万/㎡
(26.5年/61.3㎡)
北本駅14.4万/㎡
(26.0年/70.3㎡)
12.4万/㎡
(28.2年/70.5㎡)
12.3万/㎡
(26.8年/67.0㎡)
鴻巣駅25.5万/㎡
(17.6年/67.7㎡)
26.0万/㎡
(21.1年/70.6㎡)
26.0万/㎡
(21.7年/68.9㎡)
北鴻巣駅19.9万/㎡
(23.6年/70.9㎡)
16.6万/㎡
(23.3年/67.5㎡)
20.4万/㎡
(18.8年/65.4㎡)
吹上駅17.7万/㎡
(20.9年/67.0㎡)
12.0万/㎡
(26.6年/60.0㎡)
15.2万/㎡
(18.6年/70.0㎡)
行田駅14.3万/㎡
(30.5年/55.8㎡)
16.0万/㎡
(23.4年/66.7㎡)
10.9万/㎡
(27.6年/63.6㎡)
熊谷駅24.1万/㎡
(22.5年/56.7㎡)
21.1万/㎡
(23.3年/60.5㎡)
15.7万/㎡
(26.5年/56.2㎡)
籠原駅19.2万/㎡
(18.3年/70.0㎡)
18.4万/㎡
(18.0年/73.8㎡)
23.0万/㎡
(16.6年/78.8㎡)
深谷駅10.7万/㎡
(27.7年/64.5㎡)
10.1万/㎡
(28.7年/65.9㎡)
8.3万/㎡
(27.2年/58.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

吹上駅17.7 万/㎡(昨年同期比 +47.5 %)

吹上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +47.5%( +5.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -28.6%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.9年(昨年 26.6年から -21.3 %減)。平均専有面積は 67.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +11.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 26.6 年 → 2020年 20.9 年、-21.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 85.7 % → 2020年 40.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 % → 2020年 20.0 %)

北鴻巣駅19.9 万/㎡(昨年同期比 +20.2 %)

北鴻巣駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +20.2%( +3.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2019年)に比べて +10.0%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 23.6年(昨年 23.3年から +1.4 %増)。平均専有面積は 70.9 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +5.1 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 7.8 分 → 2020年 5.8 分、-25.4 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 27.3 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 % → 2020年 27.3 %)

行田駅14.3 万/㎡(昨年同期比 -10.9 %)

行田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -10.9%( -1.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.5年(昨年 23.4年から +30.0 %増)。平均専有面積は 55.8 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から -16.3 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 23.4 年 → 2020年 30.5 年、+30.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.3 分 → 2020年 6.0 分、+38.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 100.0 %)

北上尾駅26.2 万/㎡(昨年同期比 -7.1 %)

北上尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -7.1%( -2.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -40.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.8年(昨年 13.5年から +54.0 %増)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -2.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 16.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 13.5 年 → 2020年 20.8 年、+54.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 % → 2020年 16.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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