JR高崎線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年10月〜12月期のJR高崎線 (浦和駅深谷駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +0.8%( +0.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 115 件(1年前(2019年)に比べて +43.8%( +35件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.4年(昨年 23.3年から +4.8 %増)。平均専有面積は 62.6 ㎡ (昨年 64.7 ㎡から -3.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。全体的に上昇基調。さいたま新都心駅上尾駅北本駅熊谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鴻巣駅で昨年に比べ +156.9 %、単価は 17.3 万円/㎡となった。

上位 2 駅(鴻巣駅吹上駅)は +133.7 %(単価 +12.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(桶川駅行田駅)は -31.7 %(単価 -6.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 13.8 分 → 2020年 11.7 分、-14.7 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.5 % → 2020年 15.7 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.8 % → 2020年 7.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 55.0 % → 2020年 57.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.5 % → 2020年 0.9 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となったさいたま新都心駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +83.1%( +25.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった桶川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -50.3%( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

JR高崎線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR高崎線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
浦和駅56.1万/㎡
(24.2年/54.6㎡)
60.8万/㎡
(15.2年/62.2㎡)
68.0万/㎡
(14.8年/66.2㎡)
さいたま新都心駅57.1万/㎡
(11.5年/71.2㎡)
31.2万/㎡
(28.8年/58.3㎡)
38.5万/㎡
(22.8年/52.9㎡)
大宮駅42.2万/㎡
(26.3年/63.7㎡)
43.5万/㎡
(24.4年/68.5㎡)
51.3万/㎡
(17.5年/56.7㎡)
宮原駅32.8万/㎡
(22.7年/65.0㎡)
35.3万/㎡
(23.8年/65.0㎡)
23.7万/㎡
(24.9年/63.2㎡)
上尾駅39.0万/㎡
(22.9年/71.0㎡)
30.7万/㎡
(29.4年/73.1㎡)
32.0万/㎡
(20.6年/75.0㎡)
北上尾駅28.8万/㎡
(14.3年/62.5㎡)
24.7万/㎡
(24.8年/85.0㎡)
28.8万/㎡
(15.8年/80.0㎡)
桶川駅9.9万/㎡
(36.3年/68.8㎡)
20.0万/㎡
(23.3年/52.5㎡)
13.3万/㎡
(29.4年/62.2㎡)
北本駅25.0万/㎡
(29.8年/67.5㎡)
13.5万/㎡
(33.4年/68.3㎡)
15.5万/㎡
(23.0年/68.8㎡)
鴻巣駅17.3万/㎡
(23.8年/58.3㎡)
6.7万/㎡
(34.3年/70.0㎡)
29.3万/㎡
(23.4年/73.3㎡)
北鴻巣駅22.2万/㎡
(24.8年/69.2㎡)
20.2万/㎡
(23.8年/73.3㎡)
18.6万/㎡
(23.8年/62.5㎡)
吹上駅25.7万/㎡
(14.8年/70.0㎡)
12.2万/㎡
(29.8年/45.0㎡)
-
行田駅13.9万/㎡
(30.8年/55.0㎡)
16.0万/㎡
(23.4年/66.7㎡)
11.2万/㎡
(28.8年/55.0㎡)
熊谷駅27.8万/㎡
(21.3年/58.6㎡)
21.3万/㎡
(19.8年/62.5㎡)
8.0万/㎡
(37.8年/51.7㎡)
籠原駅11.6万/㎡
(30.8年/55.0㎡)
-25.6万/㎡
(16.8年/90.0㎡)
深谷駅11.3万/㎡
(30.0年/62.5㎡)
9.5万/㎡
(29.1年/55.0㎡)
6.7万/㎡
(27.8年/57.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

鴻巣駅17.3 万/㎡(昨年同期比 +156.9 %)

鴻巣駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +156.9%( +10.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.8年(昨年 34.3年から -30.7 %減)。平均専有面積は 58.3 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -16.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 34.3 年 → 2020年 23.8 年、-30.7 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 22.5 分 → 2020年 13.0 分、-42.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 50.0 %)

吹上駅25.7 万/㎡(昨年同期比 +110.4 %)

吹上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +110.4%( +13.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 14.8年(昨年 29.8年から -50.4 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +55.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 29.8 年 → 2020年 14.8 年、-50.4 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.0 分 → 2020年 1.0 分、-92.3 %と大きく減少)

桶川駅9.9 万/㎡(昨年同期比 -50.3 %)

桶川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -50.3%( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 36.3年(昨年 23.3年から +55.9 %増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 52.5 ㎡から +31.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 % → 2020年 25.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 23.3 年 → 2020年 36.3 年、+55.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 62.5 % → 2020年 100.0 %)

行田駅13.9 万/㎡(昨年同期比 -13.1 %)

行田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -13.1%( -2.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.8年(昨年 23.4年から +31.3 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から -17.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 23.4 年 → 2020年 30.8 年、+31.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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