中古マンション相場の概況
2019年1月〜12月期のJR宇都宮線 (浦和駅~栗橋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +4.9%( +2.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 270 件(1年前(2018年)に比べて +0.4%( +1件/㎡)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 20.7年(昨年 19.9年から +3.9 %増)。平均専有面積は 64.2 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +2.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。さいたま新都心駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはさいたま新都心駅で昨年に比べ +25.7 %、単価は 47.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(さいたま新都心駅、久喜駅)は +20.2 %(単価 +6.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(栗橋駅、蓮田駅)は -30.0 %(単価 -7.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 49.6 % → 2019年 43.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.1 % → 2019年 2.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.9 % → 2019年 6.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 20.4 % → 2019年 11.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -1.5%( -0.9万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 79 件(1年前(2018年)に比べて +9.7%( +7件/㎡)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった蓮田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -28.4%( -5.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて -16.7%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
JR宇都宮線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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浦和駅 | 60.6万/㎡ (14.9年/64.0㎡) | 61.5万/㎡ (15.3年/62.8㎡) | 55.9万/㎡ (16.3年/65.4㎡) |
さいたま新都心駅 | 47.0万/㎡ (17.7年/63.3㎡) | 37.4万/㎡ (23.6年/59.6㎡) | 39.2万/㎡ (20.6年/71.8㎡) |
大宮駅 | 48.9万/㎡ (22.0年/59.6㎡) | 45.4万/㎡ (20.5年/55.2㎡) | 50.1万/㎡ (17.6年/62.2㎡) |
土呂駅 | 33.1万/㎡ (21.5年/50.7㎡) | 32.5万/㎡ (18.0年/55.9㎡) | 42.2万/㎡ (14.7年/66.4㎡) |
東大宮駅 | 20.7万/㎡ (24.7年/71.0㎡) | 25.9万/㎡ (22.1年/67.6㎡) | 25.2万/㎡ (21.0年/68.6㎡) |
蓮田駅 | 12.9万/㎡ (41.1年/57.0㎡) | 18.0万/㎡ (33.3年/70.8㎡) | 18.2万/㎡ (30.8年/76.2㎡) |
白岡駅 | 17.0万/㎡ (23.4年/63.3㎡) | 22.3万/㎡ (19.0年/67.5㎡) | 22.4万/㎡ (20.7年/65.0㎡) |
新白岡駅 | 20.3万/㎡ (23.6年/72.9㎡) | 18.5万/㎡ (21.1年/76.2㎡) | 33.8万/㎡ (23.8年/65.0㎡) |
久喜駅 | 22.0万/㎡ (26.1年/68.8㎡) | 19.2万/㎡ (23.7年/63.1㎡) | 20.7万/㎡ (24.3年/69.1㎡) |
東鷲宮駅 | 19.4万/㎡ (25.4年/78.8㎡) | 21.2万/㎡ (21.3年/79.6㎡) | 17.9万/㎡ (21.8年/77.9㎡) |
栗橋駅 | 20.0万/㎡ (9.8年/60.0㎡) | 29.2万/㎡ (25.5年/65.0㎡) | 12.4万/㎡ (24.3年/65.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
さいたま新都心駅 47.0 万/㎡(昨年同期比 +25.7 %)
さいたま新都心駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +25.7%( +9.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2018年)に比べて +28.6%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 23.6年から -25.2 %減)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 59.6 ㎡から +6.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 23.6 年 → 2019年 17.7 年、-25.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 23.4 分 → 2019年 11.8 分、-49.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 7.1 % → 2019年 17.6 %)
久喜駅 22.0 万/㎡(昨年同期比 +14.7 %)
久喜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +14.7%( +2.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2018年)に比べて -19.0%( -4件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.1年(昨年 23.7年から +10.3 %増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 63.1 ㎡から +9.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 12.0 分 → 2019年 10.7 分、-10.8 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 23.7 年 → 2019年 26.1 年、+10.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 71.4 % → 2019年 82.4 %)
栗橋駅 20.0 万/㎡(昨年同期比 -31.6 %)
栗橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -31.6%( -9.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 9.8年(昨年 25.5年から -61.8 %減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -7.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 25.5 年 → 2019年 9.8 年、-61.8 %と大きく減少)
蓮田駅 12.9 万/㎡(昨年同期比 -28.4 %)
蓮田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -28.4%( -5.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて -16.7%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 41.1年(昨年 33.3年から +23.3 %増)。平均専有面積は 57.0 ㎡ (昨年 70.8 ㎡から -19.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 33.3 年 → 2019年 41.1 年、+23.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 12.5 分 → 2019年 16.4 分、+31.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 % → 2019年 80.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示