JR上野東京ライン 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜12月期のJR上野東京ライン (大宮駅浦和駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +17.3%( +9.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 169 件(1年前(2021年)に比べて -7.7%( -14件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 20.6年(昨年 21.8年から -5.2 %減)。平均専有面積は 62.1 ㎡ (昨年 63.3 ㎡から -1.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。さいたま新都心駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはさいたま新都心駅で昨年に比べ +71.3 %、単価は 73.7 万円/㎡となった。

上位 1 駅(さいたま新都心駅)は +71.3 %(単価 +30.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(浦和駅)は +9.6 %(単価 +6.7 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 15.1 分 → 2022年 13.3 分、-12.1 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 % → 2022年 14.2 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.8 % → 2022年 4.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.8 % → 2022年 44.0 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.2 % → 2022年 8.9 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +9.6%( +6.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 71 件(1年前(2021年)に比べて -10.1%( -8件/㎡)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +17.4%( +8.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 78 件(1年前(2021年)に比べて -12.4%( -11件/㎡)と不調に推移しています。)。

JR上野東京ライン(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR上野東京ライン現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大宮駅57.1万/㎡
(23.6年/62.2㎡)
48.6万/㎡
(25.1年/62.8㎡)
47.7万/㎡
(24.2年/59.1㎡)
さいたま新都心駅73.7万/㎡
(13.7年/59.8㎡)
43.0万/㎡
(27.7年/65.0㎡)
54.9万/㎡
(14.1年/60.4㎡)
浦和駅76.3万/㎡
(19.3年/62.7㎡)
69.6万/㎡
(16.8年/63.5㎡)
63.9万/㎡
(17.6年/63.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

さいたま新都心駅73.7 万/㎡(昨年同期比 +71.3 %)

さいたま新都心駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +71.3%( +30.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 13.7年(昨年 27.7年から -50.4 %減)。平均専有面積は 59.8 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -8.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 27.7 年 → 2022年 13.7 年、-50.4 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2021年 14.3 分 → 2022年 12.2 分、-15.2 %と減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.3 % → 2022年 30.0 %)

浦和駅76.3 万/㎡(昨年同期比 +9.6 %)

浦和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +9.6%( +6.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 71 件(1年前(2021年)に比べて -10.1%( -8件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 19.3年(昨年 16.8年から +15.2 %増)。平均専有面積は 62.7 ㎡ (昨年 63.5 ㎡から -1.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.9 % → 2022年 26.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 2.6 % → 2022年 1.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 16.8 年 → 2022年 19.3 年、+15.2 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 34.2 % → 2022年 46.5 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 21.1 % → 2022年 7.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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