【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の西武新宿線 (所沢駅～本川越駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -7.4％( -2.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 60 件(１年前(2021年)に比べて +46.3％( +19件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.7年(昨年 29.3年から +1.4 ％増)。平均専有面積は 58.7 ㎡ (昨年 61.0 ㎡から -3.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。新狭山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新狭山駅で昨年に比べ +49.1 ％、単価は 15.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(新狭山駅、本川越駅)は +33.4 ％(単価 +5.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(新所沢駅、航空公園駅)は -47.6 ％(単価 -22.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.7 ％ → 2022年 24.1 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.4 ％ → 2022年 5.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 12.1 分 → 2022年 14.0 分、+15.6 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 46.3 ％ → 2022年 55.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 22.0 ％ → 2022年 18.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった所沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +12.7％( +5.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2021年)に比べて +183.3％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新狭山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +49.1％( +5.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +133.3％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 西武新宿線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 所沢駅 | 46.3万/㎡ (21.1年/66.2㎡) | 41.1万/㎡ (23.2年/62.5㎡) | 49.2万/㎡ (19.4年/61.7㎡) |
| 航空公園駅 | 26.8万/㎡ (27.0年/65.0㎡) | 49.1万/㎡ (30.0年/55.0㎡) | 34.8万/㎡ (25.0年/67.5㎡) |
| 新所沢駅 | 22.5万/㎡ (39.2年/65.0㎡) | 44.8万/㎡ (35.5年/66.1㎡) | 25.9万/㎡ (27.9年/65.0㎡) |
| 入曽駅 | 19.4万/㎡ (32.0年/67.5㎡) | - | - |
| 狭山市駅 | 15.6万/㎡ (37.2年/51.4㎡) | 19.1万/㎡ (34.7年/50.0㎡) | 13.3万/㎡ (34.8年/59.0㎡) |
| 新狭山駅 | 15.3万/㎡ (36.6年/49.3㎡) | 10.3万/㎡ (45.0年/65.0㎡) | 13.1万/㎡ (33.2年/45.0㎡) |
| 南大塚駅 | 22.1万/㎡ (35.5年/53.8㎡) | 32.1万/㎡ (15.4年/70.0㎡) | 21.8万/㎡ (29.5年/65.0㎡) |
| 本川越駅 | 44.8万/㎡ (23.5年/55.0㎡) | 38.1万/㎡ (23.5年/60.0㎡) | 41.4万/㎡ (18.9年/57.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新狭山駅 15.3 万/㎡(昨年同期比 +49.1 ％)
新狭山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +49.1％( +5.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +133.3％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.6年(昨年 45.0年から -18.7 ％減)。平均専有面積は 49.3 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -24.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 45.0 年 → 2022年 36.6 年、-18.7 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.3 分 → 2022年 10.3 分、-28.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 42.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 14.3 ％)
本川越駅 44.8 万/㎡(昨年同期比 +17.7 ％)
本川越駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +17.7％( +6.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 23.5年から -0.0 ％減)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -8.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 30.0 ％)
新所沢駅 22.5 万/㎡(昨年同期比 -49.8 ％)
新所沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -49.8％( -22.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて -22.2％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.2年(昨年 35.5年から +10.4 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 66.1 ㎡から -1.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 35.5 年 → 2022年 39.2 年、+10.4 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 12.7 分 → 2022年 15.1 分、+19.5 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 42.9 ％)
航空公園駅 26.8 万/㎡(昨年同期比 -45.4 ％)
航空公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -45.4％( -22.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 30.0年から -10.0 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +18.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 30.0 年 → 2022年 27.0 年、-10.0 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 15.5 分、+72.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示