東武東上本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜3月期の東武東上本線 (和光市駅東松山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +7.0%( +2.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 121 件(1年前(2021年)に比べて -9.7%( -13件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 27.8年(昨年 27.5年から +1.3 %増)。平均専有面積は 64.7 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +3.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。和光市駅朝霞台駅柳瀬川駅みずほ台駅ふじみ野駅鶴ケ島駅若葉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはみずほ台駅で昨年に比べ +71.6 %、単価は 24.9 万円/㎡となった。

上位 2 駅(みずほ台駅鶴ケ島駅)は +67.2 %(単価 +9.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(東松山駅川越市駅)は -29.5 %(単価 -6.6 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 13.9 分 → 2022年 12.5 分、-10.1 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.2 % → 2022年 24.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 62.1 % → 2022年 53.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.9 % → 2022年 19.5 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 2.2 % → 2022年 1.7 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった和光市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +21.1%( +8.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて -18.2%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった東松山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -29.7%( -3.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

東武東上本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東武東上本線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
和光市駅50.8万/㎡
(19.0年/66.1㎡)
41.9万/㎡
(30.5年/60.0㎡)
46.5万/㎡
(26.4年/75.0㎡)
朝霞駅37.4万/㎡
(26.7年/64.2㎡)
41.6万/㎡
(24.6年/60.8㎡)
39.4万/㎡
(23.7年/64.4㎡)
朝霞台駅49.6万/㎡
(17.1年/67.7㎡)
36.8万/㎡
(23.1年/65.4㎡)
33.5万/㎡
(20.2年/62.9㎡)
志木駅48.2万/㎡
(23.3年/66.0㎡)
41.4万/㎡
(23.8年/66.4㎡)
36.1万/㎡
(22.4年/64.4㎡)
柳瀬川駅29.8万/㎡
(36.4年/71.7㎡)
21.8万/㎡
(37.0年/69.0㎡)
19.8万/㎡
(39.6年/79.0㎡)
みずほ台駅24.9万/㎡
(30.4年/73.8㎡)
14.5万/㎡
(33.7年/72.5㎡)
24.0万/㎡
(35.7年/60.6㎡)
鶴瀬駅30.0万/㎡
(41.5年/50.0㎡)
29.7万/㎡
(31.2年/59.2㎡)
32.7万/㎡
(21.4年/60.7㎡)
ふじみ野駅39.1万/㎡
(26.8年/76.0㎡)
31.8万/㎡
(25.6年/90.0㎡)
36.3万/㎡
(19.6年/72.7㎡)
上福岡駅26.2万/㎡
(27.8年/56.9㎡)
29.8万/㎡
(22.0年/66.0㎡)
29.0万/㎡
(17.0年/66.0㎡)
新河岸駅11.8万/㎡
(36.5年/40.0㎡)
--
川越駅24.8万/㎡
(32.3年/62.8㎡)
30.1万/㎡
(26.9年/52.1㎡)
33.0万/㎡
(22.2年/52.5㎡)
川越市駅23.6万/㎡
(35.0年/70.0㎡)
33.3万/㎡
(27.7年/51.7㎡)
-
霞ケ関駅---
鶴ケ島駅19.6万/㎡
(29.8年/59.4㎡)
12.1万/㎡
(37.7年/66.2㎡)
15.2万/㎡
(32.0年/51.7㎡)
若葉駅16.9万/㎡
(33.3年/65.0㎡)
13.9万/㎡
(33.9年/52.1㎡)
18.9万/㎡
(30.9年/62.9㎡)
坂戸駅23.7万/㎡
(26.8年/62.0㎡)
21.6万/㎡
(26.8年/52.5㎡)
21.0万/㎡
(27.0年/56.7㎡)
北坂戸駅16.7万/㎡
(33.0年/15.0㎡)
--
高坂駅-36.0万/㎡
(18.0年/50.0㎡)
12.0万/㎡
(30.0年/100㎡)
東松山駅8.1万/㎡
(31.5年/80.0㎡)
11.5万/㎡
(24.7年/76.7㎡)
17.2万/㎡
(26.3年/55.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

みずほ台駅24.9 万/㎡(昨年同期比 +71.6 %)

みずほ台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +71.6%( +10.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.4年(昨年 33.7年から -10.0 %減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +1.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 33.7 年 → 2022年 30.4 年、-10.0 %と減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.1 分 → 2022年 16.0 分、+21.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 71.4 % → 2022年 100.0 %)

鶴ケ島駅19.6 万/㎡(昨年同期比 +62.9 %)

鶴ケ島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +62.9%( +7.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +125.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.8年(昨年 37.7年から -20.9 %減)。平均専有面積は 59.4 ㎡ (昨年 66.2 ㎡から -10.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 37.7 年 → 2022年 29.8 年、-20.9 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 26.0 分 → 2022年 11.6 分、-55.6 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 88.9 %)

東松山駅8.1 万/㎡(昨年同期比 -29.7 %)

東松山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -29.7%( -3.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 31.5年(昨年 24.7年から +27.7 %増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から +4.3 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.3 分 → 2022年 13.5 分、-33.6 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 24.7 年 → 2022年 31.5 年、+27.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 100.0 %)

川越市駅23.6 万/㎡(昨年同期比 -29.3 %)

川越市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -29.3%( -9.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 35.0年(昨年 27.7年から +26.5 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 51.7 ㎡から +35.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 27.7 年 → 2022年 35.0 年、+26.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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