東武東上本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年7月〜9月期の東武東上本線 (和光市駅東松山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +16.4%( +4.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 129 件(1年前(2019年)に比べて +20.6%( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.8年(昨年 25.6年から +0.5 %増)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 66.2 ㎡から -4.4 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。和光市駅朝霞台駅鶴瀬駅上福岡駅鶴ケ島駅坂戸駅東松山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北坂戸駅で昨年に比べ +650.0 %、単価は 10.0 万円/㎡となった。

上位 2 駅(北坂戸駅東松山駅)は +358.3 %(単価 +9.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(川越市駅若葉駅)は -27.4 %(単価 -7.2 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 13.1 % → 2020年 20.9 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 10.5 % → 2020年 5.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 59.0 % → 2020年 63.5 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 3.7 % → 2020年 1.6 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった和光市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +28.4%( +10.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2019年)に比べて +77.8%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった北坂戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +650.0%( +8.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

東武東上本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東武東上本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
和光市駅48.1万/㎡
(25.6年/67.2㎡)
37.4万/㎡
(30.2年/65.0㎡)
47.1万/㎡
(24.3年/81.2㎡)
朝霞駅37.4万/㎡
(25.6年/63.3㎡)
41.6万/㎡
(21.2年/63.6㎡)
31.1万/㎡
(23.7年/68.5㎡)
朝霞台駅43.1万/㎡
(14.1年/67.5㎡)
33.2万/㎡
(18.3年/68.1㎡)
30.4万/㎡
(21.9年/62.7㎡)
志木駅42.1万/㎡
(27.0年/64.2㎡)
42.6万/㎡
(14.8年/69.4㎡)
36.3万/㎡
(20.7年/63.3㎡)
柳瀬川駅20.4万/㎡
(38.5年/73.8㎡)
22.4万/㎡
(37.8年/70.6㎡)
21.0万/㎡
(37.2年/60.5㎡)
みずほ台駅27.9万/㎡
(25.5年/72.0㎡)
25.5万/㎡
(32.2年/70.0㎡)
27.7万/㎡
(20.8年/53.8㎡)
鶴瀬駅28.0万/㎡
(26.5年/65.0㎡)
22.1万/㎡
(33.8年/53.8㎡)
21.9万/㎡
(33.9年/61.2㎡)
ふじみ野駅37.2万/㎡
(24.1年/75.3㎡)
36.7万/㎡
(21.1年/76.2㎡)
42.3万/㎡
(12.3年/75.0㎡)
上福岡駅29.6万/㎡
(25.4年/56.0㎡)
22.6万/㎡
(25.0年/62.5㎡)
50.6万/㎡
(6.8年/60.0㎡)
新河岸駅22.9万/㎡
(22.0年/67.5㎡)
-19.8万/㎡
(29.9年/58.3㎡)
川越駅34.8万/㎡
(25.2年/59.5㎡)
37.8万/㎡
(20.7年/66.7㎡)
37.1万/㎡
(20.5年/61.1㎡)
川越市駅21.0万/㎡
(32.9年/40.0㎡)
29.1万/㎡
(26.2年/65.0㎡)
27.3万/㎡
(25.5年/55.0㎡)
霞ケ関駅---
鶴ケ島駅18.3万/㎡
(37.2年/60.0㎡)
13.8万/㎡
(30.5年/53.3㎡)
25.4万/㎡
(21.5年/65.0㎡)
若葉駅17.2万/㎡
(30.9年/55.0㎡)
23.6万/㎡
(19.2年/67.2㎡)
18.1万/㎡
(32.3年/62.5㎡)
坂戸駅20.3万/㎡
(26.5年/38.8㎡)
15.6万/㎡
(28.5年/49.2㎡)
13.4万/㎡
(31.0年/65.0㎡)
北坂戸駅10.0万/㎡
(24.5年/65.0㎡)
1.3万/㎡
(45.5年/75.0㎡)
13.3万/㎡
(29.5年/15.0㎡)
高坂駅---
東松山駅24.6万/㎡
(26.5年/48.3㎡)
14.8万/㎡
(21.9年/71.7㎡)
21.9万/㎡
(16.5年/72.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

北坂戸駅10.0 万/㎡(昨年同期比 +650.0 %)

北坂戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +650.0%( +8.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 24.5年(昨年 45.5年から -46.1 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -13.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 45.5 年 → 2020年 24.5 年、-46.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2019年 13.0 分 → 2020年 11.0 分、-15.4 %と減少)

東松山駅24.6 万/㎡(昨年同期比 +66.5 %)

東松山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +66.5%( +9.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 26.5年(昨年 21.9年から +21.4 %増)。平均専有面積は 48.3 ㎡ (昨年 71.7 ㎡から -32.6 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 66.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 21.9 年 → 2020年 26.5 年、+21.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.7 分 → 2020年 9.7 分、+45.0 %と大きく増加)

川越市駅21.0 万/㎡(昨年同期比 -27.8 %)

川越市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -27.8%( -8.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 32.9年(昨年 26.2年から +25.5 %増)。平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -38.5 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 66.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 26.2 年 → 2020年 32.9 年、+25.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.3 分 → 2020年 9.3 分、+47.4 %と大きく増加)

若葉駅17.2 万/㎡(昨年同期比 -27.0 %)

若葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -27.0%( -6.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 30.9年(昨年 19.2年から +61.1 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 67.2 ㎡から -18.2 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 19.2 年 → 2020年 30.9 年、+61.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.4 分 → 2020年 10.9 分、+28.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 44.4 % → 2020年 62.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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