JR紀勢本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜12月期のJR紀勢本線 (海南駅和歌山市駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -8.0%( -1.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 54 件(1年前(2021年)に比べて -1.8%( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 21.2年(昨年 19.2年から +10.1 %増)。平均専有面積は 65.6 ㎡ (昨年 64.3 ㎡から +2.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。紀三井寺駅宮前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは紀三井寺駅で昨年に比べ +70.8 %、単価は 14.5 万円/㎡となった。

上位 2 駅(紀三井寺駅宮前駅)は +46.0 %(単価 +4.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(海南駅黒江駅)は -12.7 %(単価 -3.7 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 % → 2022年 18.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.0 % → 2022年 6.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 19.2 年 → 2022年 21.2 年、+10.1 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 34.7 % → 2022年 59.6 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.1 % → 2022年 2.1 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった海南駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -17.3%( -5.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +40.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった宮前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +21.2%( +1.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

JR紀勢本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR紀勢本線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
海南駅26.3万/㎡
(19.7年/53.6㎡)
31.8万/㎡
(19.5年/57.0㎡)
27.1万/㎡
(20.1年/73.0㎡)
黒江駅21.8万/㎡
(0年/55.0㎡)
23.8万/㎡
(19.0年/80.0㎡)
-
紀三井寺駅14.5万/㎡
(14.6年/71.7㎡)
8.5万/㎡
(29.3年/65.0㎡)
10.0万/㎡
(28.3年/72.5㎡)
宮前駅11.0万/㎡
(34.0年/64.0㎡)
9.1万/㎡
(20.8年/60.0㎡)
17.4万/㎡
(22.5年/70.0㎡)
和歌山駅24.9万/㎡
(18.3年/67.3㎡)
26.7万/㎡
(17.5年/66.3㎡)
24.0万/㎡
(19.5年/65.3㎡)
紀和駅10.9万/㎡
(30.8年/60.0㎡)
--
和歌山市駅24.8万/㎡
(20.1年/70.8㎡)
22.1万/㎡
(21.4年/62.8㎡)
16.1万/㎡
(23.6年/68.7㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

紀三井寺駅14.5 万/㎡(昨年同期比 +70.8 %)

紀三井寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +70.8%( +6.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 14.6年(昨年 29.3年から -50.1 %減)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +10.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 29.3 年 → 2022年 14.6 年、-50.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 66.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 25.0 分 → 2022年 28.3 分、+13.3 %と増加)

宮前駅11.0 万/㎡(昨年同期比 +21.2 %)

宮前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +21.2%( +1.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 34.0年(昨年 20.8年から +63.8 %増)。平均専有面積は 64.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +6.7 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.5 分 → 2022年 15.0 分、-30.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 20.8 年 → 2022年 34.0 年、+63.8 %と大きく増加)

海南駅26.3 万/㎡(昨年同期比 -17.3 %)

海南駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -17.3%( -5.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +40.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 19.7年(昨年 19.5年から +1.3 %増)。平均専有面積は 53.6 ㎡ (昨年 57.0 ㎡から -6.0 %減)。

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 83.3 %)

黒江駅21.8 万/㎡(昨年同期比 -8.1 %)

黒江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -8.1%( -1.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -31.2 %減)。


セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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