JR総武線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年7月〜9月期のJR総武線 (市川駅千葉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +1.8%( +0.7万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 131 件(1年前(2020年)に比べて +1.6%( +2件/㎡)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 27.7年(昨年 25.4年から +9.1 %増)。平均専有面積は 64.1 ㎡ (昨年 65.6 ㎡から -2.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。市川駅東船橋駅幕張本郷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは幕張本郷駅で昨年に比べ +45.8 %、単価は 54.4 万円/㎡となった。

上位 2 駅(幕張本郷駅東船橋駅)は +43.1 %(単価 +14.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(西千葉駅千葉駅)は -27.8 %(単価 -10.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.1 % → 2021年 3.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.0 % → 2021年 14.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2020年 13.4 分 → 2021年 15.0 分、+12.2 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 32.8 % → 2021年 39.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.0 % → 2021年 26.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった市川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +29.0%( +15.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて -6.2%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった西千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -34.2%( -7.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

JR総武線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR総武線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
市川駅67.5万/㎡
(27.1年/61.7㎡)
52.3万/㎡
(27.0年/66.9㎡)
59.0万/㎡
(19.6年/62.3㎡)
本八幡駅46.8万/㎡
(32.8年/67.5㎡)
49.6万/㎡
(24.2年/61.7㎡)
57.7万/㎡
(23.9年/67.8㎡)
下総中山駅41.3万/㎡
(38.5年/63.3㎡)
41.5万/㎡
(26.1年/69.0㎡)
38.2万/㎡
(34.9年/70.0㎡)
西船橋駅39.4万/㎡
(31.7年/67.1㎡)
40.9万/㎡
(28.0年/54.0㎡)
39.0万/㎡
(27.8年/67.0㎡)
船橋駅47.7万/㎡
(24.2年/62.0㎡)
41.7万/㎡
(23.9年/58.8㎡)
40.4万/㎡
(26.7年/61.2㎡)
東船橋駅41.6万/㎡
(22.9年/62.5㎡)
29.6万/㎡
(32.2年/80.0㎡)
28.0万/㎡
(31.5年/77.5㎡)
津田沼駅56.8万/㎡
(18.9年/61.4㎡)
56.9万/㎡
(16.2年/67.4㎡)
47.5万/㎡
(21.1年/65.0㎡)
幕張本郷駅54.4万/㎡
(18.5年/87.5㎡)
37.3万/㎡
(6.5年/75.0㎡)
25.8万/㎡
(18.0年/67.5㎡)
幕張駅37.2万/㎡
(27.2年/60.0㎡)
31.7万/㎡
(21.0年/80.0㎡)
22.7万/㎡
(34.9年/71.7㎡)
新検見川駅18.3万/㎡
(39.0年/58.8㎡)
21.5万/㎡
(33.1年/60.0㎡)
20.8万/㎡
(29.1年/75.0㎡)
稲毛駅27.5万/㎡
(29.3年/69.0㎡)
27.7万/㎡
(29.1年/71.1㎡)
27.0万/㎡
(26.8年/64.7㎡)
西千葉駅15.2万/㎡
(36.9年/57.5㎡)
23.2万/㎡
(37.8年/48.6㎡)
14.9万/㎡
(37.3年/66.2㎡)
千葉駅45.2万/㎡
(28.2年/68.3㎡)
57.4万/㎡
(18.9年/64.4㎡)
29.3万/㎡
(25.4年/40.7㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

幕張本郷駅54.4 万/㎡(昨年同期比 +45.8 %)

幕張本郷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +45.8%( +17.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.5年(昨年 6.5年から +184.4 %増)。平均専有面積は 87.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +16.7 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.0 分 → 2021年 3.0 分、-81.2 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 6.5 年 → 2021年 18.5 年、+184.4 %と大きく増加)

東船橋駅41.6 万/㎡(昨年同期比 +40.3 %)

東船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +40.3%( +12.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.9年(昨年 32.2年から -29.1 %減)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -21.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 32.2 年 → 2021年 22.9 年、-29.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.6 分 → 2021年 7.0 分、-39.5 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 57.1 % → 2021年 83.3 %)

西千葉駅15.2 万/㎡(昨年同期比 -34.2 %)

西千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -34.2%( -7.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 36.9年(昨年 37.8年から -2.5 %減)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 48.6 ㎡から +18.4 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.1 分 → 2021年 18.3 分、+21.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 50.0 %)

千葉駅45.2 万/㎡(昨年同期比 -21.3 %)

千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -21.3%( -12.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -82.4%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.2年(昨年 18.9年から +48.9 %増)。平均専有面積は 68.3 ㎡ (昨年 64.4 ㎡から +6.1 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 18.9 年 → 2021年 28.2 年、+48.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 % → 2021年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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