JR総武線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年1月〜3月期のJR総武線 (市川駅千葉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +10.4%( +3.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 168 件(1年前(2020年)に比べて +21.7%( +30件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 26.2年(昨年 26.7年から -2.1 %減)。平均専有面積は 68.5 ㎡ (昨年 65.3 ㎡から +4.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。全体的に上昇基調。市川駅西船橋駅船橋駅津田沼駅幕張駅西千葉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西千葉駅で昨年に比べ +61.3 %、単価は 26.1 万円/㎡となった。

上位 2 駅(西千葉駅船橋駅)は +47.3 %(単価 +10.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(東船橋駅新検見川駅)は -33.6 %(単価 -10.3 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.1 % → 2021年 13.1 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.8 % → 2021年 1.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 36.4 % → 2021年 39.4 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.7 % → 2021年 2.5 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった市川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は62.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +22.0%( +11.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +57.1%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった新検見川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -22.4%( -4.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

JR総武線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR総武線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
市川駅62.9万/㎡
(25.4年/69.5㎡)
51.5万/㎡
(25.0年/62.1㎡)
60.2万/㎡
(17.0年/65.0㎡)
本八幡駅54.0万/㎡
(24.3年/70.5㎡)
55.2万/㎡
(22.3年/63.3㎡)
57.2万/㎡
(22.3年/65.0㎡)
下総中山駅35.1万/㎡
(29.4年/62.5㎡)
43.7万/㎡
(26.9年/65.7㎡)
43.2万/㎡
(25.7年/65.5㎡)
西船橋駅37.2万/㎡
(27.8年/66.7㎡)
28.7万/㎡
(30.3年/58.9㎡)
39.4万/㎡
(26.1年/60.6㎡)
船橋駅46.1万/㎡
(24.2年/65.8㎡)
34.6万/㎡
(28.9年/59.7㎡)
49.0万/㎡
(19.9年/58.0㎡)
東船橋駅19.8万/㎡
(33.3年/83.8㎡)
35.7万/㎡
(0年/70.0㎡)
23.2万/㎡
(31.3年/77.5㎡)
津田沼駅58.0万/㎡
(18.1年/68.4㎡)
43.7万/㎡
(24.9年/71.5㎡)
45.5万/㎡
(20.2年/67.3㎡)
幕張本郷駅30.6万/㎡
(26.2年/67.5㎡)
35.3万/㎡
(18.9年/75.7㎡)
37.3万/㎡
(9.0年/75.0㎡)
幕張駅40.1万/㎡
(20.3年/72.5㎡)
31.1万/㎡
(19.8年/75.0㎡)
33.5万/㎡
(21.4年/70.0㎡)
新検見川駅16.3万/㎡
(35.8年/66.5㎡)
21.0万/㎡
(29.2年/57.0㎡)
16.7万/㎡
(35.7年/56.4㎡)
稲毛駅28.7万/㎡
(28.6年/68.5㎡)
27.4万/㎡
(29.1年/66.9㎡)
30.8万/㎡
(19.1年/69.4㎡)
西千葉駅26.1万/㎡
(31.6年/88.0㎡)
16.2万/㎡
(38.8年/62.5㎡)
24.6万/㎡
(17.7年/70.0㎡)
千葉駅38.3万/㎡
(20.9年/62.0㎡)
38.0万/㎡
(20.3年/60.6㎡)
44.5万/㎡
(11.0年/73.3㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

西千葉駅26.1 万/㎡(昨年同期比 +61.3 %)

西千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +61.3%( +9.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -37.5%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 31.6年(昨年 38.8年から -18.5 %減)。平均専有面積は 88.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +40.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 38.8 年 → 2021年 31.6 年、-18.5 %と減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 14.4 分 → 2021年 9.4 分、-34.6 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 20.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 60.0 %)

船橋駅46.1 万/㎡(昨年同期比 +33.3 %)

船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +33.3%( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて +26.7%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.2年(昨年 28.9年から -16.4 %減)。平均専有面積は 65.8 ㎡ (昨年 59.7 ㎡から +10.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 28.9 年 → 2021年 24.2 年、-16.4 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 44.4 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 16.7 %)

東船橋駅19.8 万/㎡(昨年同期比 -44.7 %)

東船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -44.7%( -16.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均専有面積は 83.8 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +19.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.0 分 → 2021年 12.2 分、-23.4 %と大きく減少)

新検見川駅16.3 万/㎡(昨年同期比 -22.4 %)

新検見川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -22.4%( -4.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 35.8年(昨年 29.2年から +22.6 %増)。平均専有面積は 66.5 ㎡ (昨年 57.0 ㎡から +16.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 30.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 29.2 年 → 2021年 35.8 年、+22.6 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 17.6 分 → 2021年 20.5 分、+16.5 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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