中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期のJR武蔵野線 (南流山駅~西船橋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +10.1%( +3.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 161 件(1年前(2021年)に比べて +9.5%( +14件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 31.7年から +3.8 %増)。平均専有面積は 65.3 ㎡ (昨年 67.2 ㎡から -2.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。南流山駅、市川大野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは市川大野駅で昨年に比べ +43.2 %、単価は 22.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(市川大野駅、南流山駅)は +39.3 %(単価 +7.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(東松戸駅、新八柱駅)は -7.8 %(単価 -3.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.2 % → 2022年 36.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.0 % → 2022年 18.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 41.2 % → 2022年 46.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 1.5 % → 2022年 0.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +6.4%( +2.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 52 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった市川大野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +43.2%( +6.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2021年)に比べて -7.1%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
JR武蔵野線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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南流山駅 | 28.5万/㎡ (34.0年/67.4㎡) | 21.1万/㎡ (37.7年/70.5㎡) | 25.7万/㎡ (32.2年/64.3㎡) |
新松戸駅 | 28.6万/㎡ (38.4年/69.3㎡) | 27.3万/㎡ (37.2年/69.7㎡) | 25.8万/㎡ (35.1年/70.2㎡) |
新八柱駅 | 28.7万/㎡ (30.0年/59.5㎡) | 29.5万/㎡ (21.6年/66.7㎡) | 28.5万/㎡ (22.0年/68.5㎡) |
東松戸駅 | 41.2万/㎡ (20.1年/51.1㎡) | 47.3万/㎡ (16.0年/50.6㎡) | 40.7万/㎡ (16.1年/64.0㎡) |
市川大野駅 | 22.9万/㎡ (34.5年/66.5㎡) | 16.0万/㎡ (39.4年/60.4㎡) | 6.2万/㎡ (46.9年/52.9㎡) |
船橋法典駅 | 31.0万/㎡ (28.5年/73.9㎡) | 31.3万/㎡ (25.5年/75.8㎡) | 28.1万/㎡ (22.4年/81.1㎡) |
西船橋駅 | 44.5万/㎡ (30.6年/62.8㎡) | 41.8万/㎡ (27.7年/65.0㎡) | 37.1万/㎡ (27.1年/62.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
市川大野駅 22.9 万/㎡(昨年同期比 +43.2 %)
市川大野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +43.2%( +6.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2021年)に比べて -7.1%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 34.5年(昨年 39.4年から -12.3 %減)。平均専有面積は 66.5 ㎡ (昨年 60.4 ㎡から +10.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 39.4 年 → 2022年 34.5 年、-12.3 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 23.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 76.9 %)
南流山駅 28.5 万/㎡(昨年同期比 +35.4 %)
南流山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +35.4%( +7.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2021年)に比べて +5.0%( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 37.7年から -10.0 %減)。平均専有面積は 67.4 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から -4.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 37.7 年 → 2022年 34.0 年、-10.0 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 47.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 11.7 分 → 2022年 13.7 分、+16.8 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 35.3 %)
東松戸駅 41.2 万/㎡(昨年同期比 -12.9 %)
東松戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -12.9%( -6.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +12.5%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 20.1年(昨年 16.0年から +25.5 %増)。平均専有面積は 51.1 ㎡ (昨年 50.6 ㎡から +1.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.0 年 → 2022年 20.1 年、+25.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 9.1 分、+82.2 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 87.5 % → 2022年 55.6 %)
新八柱駅 28.7 万/㎡(昨年同期比 -2.7 %)
新八柱駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -2.7%( -0.8万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +11.1%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 21.6年から +38.7 %増)。平均専有面積は 59.5 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から -10.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.6 年 → 2022年 30.0 年、+38.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 % → 2022年 87.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示