中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期の新京成電鉄線 (松戸駅~京成津田沼駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +13.2%( +3.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 301 件(1年前(2021年)に比べて +9.9%( +27件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 30.2年から +1.8 %増)。平均専有面積は 63.5 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -2.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく減少、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。みのり台駅、常盤平駅、初富駅、二和向台駅、北習志野駅、薬園台駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはくぬぎ山駅で昨年に比べ +139.7 %、単価は 32.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(くぬぎ山駅、高根木戸駅)は +133.5 %(単価 +19.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(北初富駅、五香駅)は -31.2 %(単価 -11.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.4 % → 2022年 3.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.1 % → 2022年 16.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.4 % → 2022年 30.6 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.4 % → 2022年 2.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +14.5%( +5.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 66 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった滝不動駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +0.1%( +0.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて +12.5%( +2件/㎡)と好調に推移しています。)。
新京成電鉄線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松戸駅 | 45.3万/㎡ (24.9年/59.6㎡) | 39.6万/㎡ (25.0年/61.1㎡) | 39.6万/㎡ (25.5年/60.4㎡) |
上本郷駅 | 28.5万/㎡ (28.1年/64.2㎡) | 34.2万/㎡ (21.5年/69.4㎡) | 25.9万/㎡ (23.7年/66.2㎡) |
松戸新田駅 | - | 23.9万/㎡ (13.1年/88.3㎡) | 21.9万/㎡ (20.2年/70.0㎡) |
みのり台駅 | 32.4万/㎡ (21.3年/70.0㎡) | 26.1万/㎡ (24.5年/66.2㎡) | 29.8万/㎡ (18.7年/77.5㎡) |
八柱駅 | 22.5万/㎡ (44.7年/51.7㎡) | 22.1万/㎡ (32.7年/55.0㎡) | 22.8万/㎡ (36.5年/55.0㎡) |
常盤平駅 | 24.8万/㎡ (35.4年/65.5㎡) | 18.7万/㎡ (32.4年/63.4㎡) | 20.7万/㎡ (29.3年/59.6㎡) |
五香駅 | 16.6万/㎡ (40.4年/56.2㎡) | 21.2万/㎡ (34.0年/58.7㎡) | 21.1万/㎡ (27.5年/62.7㎡) |
元山駅 | 20.5万/㎡ (27.8年/69.0㎡) | 18.5万/㎡ (24.2年/65.8㎡) | 23.4万/㎡ (25.2年/63.9㎡) |
くぬぎ山駅 | 32.6万/㎡ (21.1年/71.4㎡) | 13.6万/㎡ (31.8年/50.0㎡) | 32.4万/㎡ (10.8年/80.0㎡) |
北初富駅 | 25.4万/㎡ (22.2年/70.4㎡) | 43.0万/㎡ (8.0年/68.3㎡) | 20.7万/㎡ (29.0年/71.2㎡) |
新鎌ケ谷駅 | 43.1万/㎡ (12.8年/65.0㎡) | - | 38.3万/㎡ (12.8年/71.7㎡) |
初富駅 | 29.8万/㎡ (30.3年/68.3㎡) | 24.1万/㎡ (23.0年/77.5㎡) | 17.1万/㎡ (22.5年/70.0㎡) |
鎌ケ谷大仏駅 | 18.4万/㎡ (38.3年/72.5㎡) | 15.7万/㎡ (31.9年/71.2㎡) | 14.5万/㎡ (28.5年/72.5㎡) |
二和向台駅 | 33.7万/㎡ (30.4年/60.0㎡) | 23.3万/㎡ (27.7年/60.0㎡) | - |
三咲駅 | - | 18.8万/㎡ (29.7年/59.0㎡) | 5.7万/㎡ (44.3年/70.0㎡) |
滝不動駅 | 12.0万/㎡ (47.7年/50.3㎡) | 12.0万/㎡ (42.2年/56.9㎡) | 9.0万/㎡ (46.5年/51.5㎡) |
高根公団駅 | 14.9万/㎡ (42.6年/64.3㎡) | 16.0万/㎡ (36.0年/67.5㎡) | 16.9万/㎡ (37.7年/64.7㎡) |
高根木戸駅 | 35.0万/㎡ (27.7年/61.7㎡) | 15.4万/㎡ (26.3年/65.0㎡) | 29.5万/㎡ (15.8年/69.4㎡) |
北習志野駅 | 28.3万/㎡ (33.6年/68.7㎡) | 22.8万/㎡ (43.1年/64.7㎡) | 18.3万/㎡ (38.7年/67.1㎡) |
習志野駅 | 31.2万/㎡ (24.8年/63.2㎡) | 28.3万/㎡ (26.3年/70.6㎡) | 27.4万/㎡ (25.1年/72.2㎡) |
薬園台駅 | 31.5万/㎡ (23.8年/64.2㎡) | 23.6万/㎡ (23.8年/72.9㎡) | 21.8万/㎡ (24.5年/68.9㎡) |
前原駅 | 31.0万/㎡ (26.1年/70.5㎡) | 33.0万/㎡ (24.1年/69.3㎡) | 30.9万/㎡ (21.5年/70.0㎡) |
新津田沼駅 | 65.0万/㎡ (6.8年/60.0㎡) | - | 28.0万/㎡ (28.3年/15.0㎡) |
京成津田沼駅 | 33.8万/㎡ (41.6年/57.9㎡) | 34.8万/㎡ (32.2年/69.7㎡) | 33.5万/㎡ (35.1年/67.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
くぬぎ山駅 32.6 万/㎡(昨年同期比 +139.7 %)
くぬぎ山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +139.7%( +19.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +600.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.1年(昨年 31.8年から -33.7 %減)。平均専有面積は 71.4 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +42.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 31.8 年 → 2022年 21.1 年、-33.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 57.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 7.0 分、+250.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 14.3 %)
高根木戸駅 35.0 万/㎡(昨年同期比 +127.2 %)
高根木戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +127.2%( +19.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +500.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 26.3年から +5.4 %増)。平均専有面積は 61.7 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -5.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 8.0 分 → 2022年 6.5 分、-18.8 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 16.7 %)
北初富駅 25.4 万/㎡(昨年同期比 -40.8 %)
北初富駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -40.8%( -17.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて +300.0%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 8.0年から +177.5 %増)。平均専有面積は 70.4 ㎡ (昨年 68.3 ㎡から +3.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 8.0 年 → 2022年 22.2 年、+177.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 5.4 分、+35.4 %と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 16.7 %)
五香駅 16.6 万/㎡(昨年同期比 -21.7 %)
五香駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -21.7%( -4.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.4年(昨年 34.0年から +18.8 %増)。平均専有面積は 56.2 ㎡ (昨年 58.7 ㎡から -4.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.3 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 34.0 年 → 2022年 40.4 年、+18.8 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.3 分 → 2022年 10.6 分、+13.4 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.3 % → 2022年 41.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示