新京成電鉄線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年7月〜9月期の新京成電鉄線 (松戸駅京成津田沼駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +7.3%( +2.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 64 件(1年前(2021年)に比べて -1.5%( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 31.1年(昨年 28.8年から +8.1 %増)。平均専有面積は 63.4 ㎡ (昨年 64.2 ㎡から -1.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。松戸駅常盤平駅鎌ケ谷大仏駅北習志野駅薬園台駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは滝不動駅で昨年に比べ +188.4 %、単価は 13.8 万円/㎡となった。

上位 2 駅(滝不動駅八柱駅)は +180.6 %(単価 +16.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(北初富駅習志野駅)は -59.5 %(単価 -27.0 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.4 % → 2022年 6.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.8 % → 2022年 41.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.4 % → 2022年 33.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 1.7 % → 2022年 1.7 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった松戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +27.2%( +11.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2021年)に比べて -7.1%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった北初富駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -79.3%( -40.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

新京成電鉄線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
新京成電鉄線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
松戸駅51.9万/㎡
(25.4年/55.8㎡)
40.8万/㎡
(24.3年/60.7㎡)
40.0万/㎡
(24.9年/66.7㎡)
上本郷駅-39.1万/㎡
(22.5年/71.7㎡)
28.8万/㎡
(20.5年/62.5㎡)
松戸新田駅---
みのり台駅26.6万/㎡
(23.0年/60.0㎡)
-20.0万/㎡
(0年/105㎡)
八柱駅36.4万/㎡
(42.5年/55.0㎡)
13.3万/㎡
(37.5年/45.0㎡)
-
常盤平駅28.1万/㎡
(32.0年/64.3㎡)
15.8万/㎡
(29.3年/59.0㎡)
22.4万/㎡
(23.5年/64.3㎡)
五香駅21.3万/㎡
(34.0年/62.5㎡)
30.9万/㎡
(27.5年/58.3㎡)
35.7万/㎡
(28.0年/52.5㎡)
元山駅-15.8万/㎡
(25.0年/65.0㎡)
25.6万/㎡
(26.5年/62.5㎡)
くぬぎ山駅20.0万/㎡
(22.5年/70.0㎡)
--
北初富駅10.7万/㎡
(35.5年/75.0㎡)
51.4万/㎡
(4.5年/70.0㎡)
-
新鎌ケ谷駅---
初富駅--17.1万/㎡
(22.5年/70.0㎡)
鎌ケ谷大仏駅31.2万/㎡
(39.5年/80.0㎡)
15.8万/㎡
(30.5年/72.5㎡)
10.2万/㎡
(29.5年/72.5㎡)
二和向台駅38.3万/㎡
(27.5年/60.0㎡)
18.3万/㎡
(26.5年/60.0㎡)
-
三咲駅-23.3万/㎡
(26.5年/60.0㎡)
-
滝不動駅13.8万/㎡
(51.5年/50.0㎡)
4.8万/㎡
(49.5年/50.0㎡)
12.1万/㎡
(40.5年/57.5㎡)
高根公団駅11.7万/㎡
(50.0年/66.7㎡)
14.5万/㎡
(41.3年/70.0㎡)
36.9万/㎡
(0年/65.0㎡)
高根木戸駅8.9万/㎡
(49.5年/45.0㎡)
--
北習志野駅36.6万/㎡
(21.5年/71.0㎡)
28.8万/㎡
(46.5年/65.8㎡)
24.6万/㎡
(34.8年/71.0㎡)
習志野駅20.0万/㎡
(37.1年/63.0㎡)
33.3万/㎡
(22.5年/67.0㎡)
34.1万/㎡
(12.8年/76.2㎡)
薬園台駅28.3万/㎡
(22.7年/64.2㎡)
19.7万/㎡
(25.5年/76.7㎡)
24.1万/㎡
(21.5年/67.0㎡)
前原駅31.5万/㎡
(19.2年/76.7㎡)
34.0万/㎡
(25.0年/65.0㎡)
31.3万/㎡
(20.2年/65.0㎡)
新津田沼駅---
京成津田沼駅43.3万/㎡
(36.5年/60.0㎡)
46.8万/㎡
(27.9年/58.3㎡)
37.6万/㎡
(34.5年/57.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

滝不動駅13.8 万/㎡(昨年同期比 +188.4 %)

滝不動駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +188.4%( +9.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 51.5年(昨年 49.5年から +4.0 %増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +0.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 20.7 分 → 2022年 17.2 分、-16.5 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

八柱駅36.4 万/㎡(昨年同期比 +172.7 %)

八柱駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +172.7%( +23.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 42.5年(昨年 37.5年から +13.3 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +22.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 37.5 年 → 2022年 42.5 年、+13.3 %と増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

北初富駅10.7 万/㎡(昨年同期比 -79.3 %)

北初富駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -79.3%( -40.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 35.5年(昨年 4.5年から +688.3 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +7.1 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 4.5 年 → 2022年 35.5 年、+688.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.0 分 → 2022年 4.0 分、+33.3 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

習志野駅20.0 万/㎡(昨年同期比 -39.8 %)

習志野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -39.8%( -13.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 37.1年(昨年 22.5年から +64.9 %増)。平均専有面積は 63.0 ㎡ (昨年 67.0 ㎡から -6.0 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 % → 2022年 20.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 22.5 年 → 2022年 37.1 年、+64.9 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.0 分 → 2022年 11.4 分、+62.9 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 20.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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