JR函館本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年4月〜6月期のJR函館本線 (函館駅旭川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +40.5%( +7.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 147 件(1年前(2020年)に比べて +56.4%( +53件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.6年(昨年 27.3年から -6.1 %減)。平均専有面積は 67.1 ㎡ (昨年 71.3 ㎡から -5.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が減少。

値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。五稜郭駅小樽駅朝里駅手稲駅琴似駅札幌駅苗穂駅森林公園駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大麻駅で昨年に比べ +734.0 %、単価は 16.7 万円/㎡となった。

上位 2 駅(大麻駅札幌駅)は +413.4 %(単価 +19.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(南小樽駅野幌駅)は -10.1 %(単価 -1.4 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.7 % → 2021年 20.4 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.3 % → 2021年 65.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.6 % → 2021年 9.9 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.4 % → 2021年 21.8 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった苗穂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +44.3%( +16.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2020年)に比べて +425.0%( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった南小樽駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -12.0%( -1.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

JR函館本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR函館本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
函館駅13.9万/㎡
(30.3年/33.3㎡)
-22.5万/㎡
(29.3年/87.5㎡)
五稜郭駅16.5万/㎡
(26.3年/90.0㎡)
9.1万/㎡
(30.5年/86.0㎡)
14.6万/㎡
(27.8年/72.5㎡)
小樽駅30.3万/㎡
(22.3年/76.7㎡)
16.6万/㎡
(25.8年/67.5㎡)
25.3万/㎡
(16.3年/82.5㎡)
南小樽駅10.5万/㎡
(33.5年/70.6㎡)
11.9万/㎡
(28.5年/86.2㎡)
16.1万/㎡
(28.7年/69.0㎡)
小樽築港駅11.1万/㎡
(30.3年/90.0㎡)
--
朝里駅21.0万/㎡
(30.3年/30.0㎡)
15.4万/㎡
(29.3年/50.0㎡)
-
銭函駅5.7万/㎡
(30.3年/35.0㎡)
--
星置駅21.1万/㎡
(26.9年/80.0㎡)
-16.8万/㎡
(28.1年/75.7㎡)
稲穂駅18.6万/㎡
(29.3年/70.0㎡)
16.0万/㎡
(26.3年/75.0㎡)
14.9万/㎡
(27.3年/81.7㎡)
手稲駅22.0万/㎡
(29.3年/75.0㎡)
17.0万/㎡
(25.0年/86.2㎡)
24.4万/㎡
(20.3年/71.7㎡)
稲積公園駅16.3万/㎡
(24.5年/66.2㎡)
15.1万/㎡
(26.5年/75.0㎡)
12.6万/㎡
(28.3年/80.0㎡)
発寒駅26.6万/㎡
(25.8年/77.5㎡)
23.6万/㎡
(20.8年/80.0㎡)
21.3万/㎡
(24.0年/75.0㎡)
発寒中央駅16.1万/㎡
(30.3年/67.5㎡)
17.3万/㎡
(32.3年/75.0㎡)
19.6万/㎡
(28.3年/73.8㎡)
琴似駅26.4万/㎡
(30.2年/68.1㎡)
21.9万/㎡
(29.0年/72.5㎡)
25.8万/㎡
(25.0年/66.6㎡)
桑園駅27.5万/㎡
(26.5年/69.1㎡)
27.6万/㎡
(25.9年/73.0㎡)
29.6万/㎡
(25.0年/68.0㎡)
札幌駅52.0万/㎡
(21.0年/59.4㎡)
27.0万/㎡
(27.6年/63.9㎡)
31.7万/㎡
(20.6年/47.2㎡)
苗穂駅54.1万/㎡
(10.0年/69.8㎡)
37.5万/㎡
(11.0年/86.2㎡)
39.4万/㎡
(26.9年/78.0㎡)
白石駅18.0万/㎡
(30.0年/61.1㎡)
16.1万/㎡
(29.3年/62.5㎡)
16.2万/㎡
(28.4年/67.8㎡)
厚別駅16.6万/㎡
(31.3年/46.0㎡)
17.3万/㎡
(35.3年/75.0㎡)
21.9万/㎡
(28.3年/76.7㎡)
森林公園駅20.4万/㎡
(25.6年/85.0㎡)
15.1万/㎡
(27.8年/70.0㎡)
15.8万/㎡
(27.6年/83.3㎡)
大麻駅16.7万/㎡
(29.3年/77.5㎡)
2.0万/㎡
(33.3年/75.0㎡)
7.1万/㎡
(33.3年/72.5㎡)
野幌駅14.7万/㎡
(28.5年/55.0㎡)
16.0万/㎡
(25.3年/75.0㎡)
-
高砂駅10.7万/㎡
(0年/90.0㎡)
--
江別駅10.0万/㎡
(30.3年/60.0㎡)
-11.5万/㎡
(26.3年/70.0㎡)
豊幌駅---
近文駅---
旭川駅11.1万/㎡
(25.8年/72.5㎡)
12.0万/㎡
(25.7年/62.9㎡)
15.4万/㎡
(0年/81.4㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

大麻駅16.7 万/㎡(昨年同期比 +734.0 %)

大麻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +734.0%( +14.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.3年(昨年 33.3年から -12.0 %減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +3.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 33.3 年 → 2021年 29.3 年、-12.0 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 30.0 分、+1400.0 %と大きく増加)

札幌駅52.0 万/㎡(昨年同期比 +92.7 %)

札幌駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +92.7%( +25.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 21.0年(昨年 27.6年から -24.0 %減)。平均専有面積は 59.4 ㎡ (昨年 63.9 ㎡から -7.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 27.6 年 → 2021年 21.0 年、-24.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2020年 8.2 分 → 2021年 7.0 分、-14.9 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 37.5 %)

南小樽駅10.5 万/㎡(昨年同期比 -12.0 %)

南小樽駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -12.0%( -1.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 33.5年(昨年 28.5年から +17.5 %増)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 86.2 ㎡から -18.1 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 28.5 年 → 2021年 33.5 年、+17.5 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 14.2 分 → 2021年 15.9 分、+11.4 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 100.0 %)

野幌駅14.7 万/㎡(昨年同期比 -8.2 %)

野幌駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -8.2%( -1.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +400.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.5年(昨年 25.3年から +12.7 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -26.7 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 25.3 年 → 2021年 28.5 年、+12.7 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 12.8 分、+326.7 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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