札幌市東豊線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年1月〜3月期の札幌市東豊線 (栄町駅福住駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +5.5%( +1.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 50 件(1年前(2019年)に比べて -9.1%( -5件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 25.3年(昨年 23.5年から +7.7 %増)。平均専有面積は 64.7 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から -11.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新道東駅環状通東駅東区役所前駅豊平公園駅美園駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは環状通東駅で昨年に比べ +72.2 %、単価は 21.6 万円/㎡となった。

上位 2 駅(環状通東駅新道東駅)は +66.4 %(単価 +9.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(さっぽろ駅学園前駅)は -32.4 %(単価 -10.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.5 % → 2020年 40.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.9 % → 2020年 4.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.8 % → 2020年 8.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 63.5 % → 2020年 66.7 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった東区役所前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +39.7%( +8.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった学園前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -27.8%( -7.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

札幌市東豊線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
札幌市東豊線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
栄町駅24.3万/㎡
(26.0年/70.0㎡)
27.0万/㎡
(17.0年/83.0㎡)
28.8万/㎡
(9.0年/80.0㎡)
新道東駅23.6万/㎡
(24.4年/62.5㎡)
14.7万/㎡
(22.0年/60.0㎡)
18.6万/㎡
(23.2年/63.0㎡)
元町駅20.6万/㎡
(26.0年/55.0㎡)
18.6万/㎡
(27.0年/58.3㎡)
19.6万/㎡
(23.5年/70.0㎡)
環状通東駅21.6万/㎡
(23.0年/85.0㎡)
12.5万/㎡
(31.5年/67.5㎡)
22.7万/㎡
(24.0年/72.5㎡)
東区役所前駅31.2万/㎡
(23.0年/80.0㎡)
22.4万/㎡
(23.7年/90.0㎡)
30.7万/㎡
(5.0年/75.0㎡)
北13条東駅23.3万/㎡
(29.5年/41.7㎡)
28.2万/㎡
(29.5年/80.0㎡)
31.5万/㎡
(16.5年/87.5㎡)
さっぽろ駅25.0万/㎡
(32.7年/71.7㎡)
39.7万/㎡
(25.5年/65.0㎡)
12.0万/㎡
(37.0年/30.0㎡)
大通駅47.2万/㎡
(20.5年/32.5㎡)
-47.8万/㎡
(19.0年/25.0㎡)
豊水すすきの駅52.3万/㎡
(23.5年/45.0㎡)
-41.5万/㎡
(5.0年/65.0㎡)
学園前駅18.3万/㎡
(26.3年/60.0㎡)
25.3万/㎡
(23.6年/68.8㎡)
21.1万/㎡
(23.0年/70.0㎡)
豊平公園駅22.4万/㎡
(24.0年/85.0㎡)
18.3万/㎡
(27.5年/82.5㎡)
18.3万/㎡
(23.0年/60.0㎡)
美園駅30.6万/㎡
(15.8年/74.0㎡)
22.2万/㎡
(22.7年/53.3㎡)
25.7万/㎡
(17.0年/90.0㎡)
月寒中央駅20.4万/㎡
(29.6年/72.5㎡)
20.8万/㎡
(22.6年/81.7㎡)
17.1万/㎡
(23.7年/76.0㎡)
福住駅19.0万/㎡
(22.5年/73.8㎡)
20.0万/㎡
(22.5年/77.2㎡)
17.1万/㎡
(23.3年/77.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

環状通東駅21.6 万/㎡(昨年同期比 +72.2 %)

環状通東駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +72.2%( +9.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.0年(昨年 31.5年から -27.0 %減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +25.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 31.5 年 → 2020年 23.0 年、-27.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.0 分 → 2020年 9.0 分、-30.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 40.0 %)

新道東駅23.6 万/㎡(昨年同期比 +60.6 %)

新道東駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +60.6%( +8.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.4年(昨年 22.0年から +10.6 %増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +4.2 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 66.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 22.0 年 → 2020年 24.4 年、+10.6 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 8.2 分、+37.5 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 25.0 %)

さっぽろ駅25.0 万/㎡(昨年同期比 -36.9 %)

さっぽろ駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -36.9%( -14.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 32.7年(昨年 25.5年から +28.1 %増)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +10.3 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 9.0 分 → 2020年 5.3 分、-40.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 25.5 年 → 2020年 32.7 年、+28.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 66.7 %)

学園前駅18.3 万/㎡(昨年同期比 -27.8 %)

学園前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -27.8%( -7.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.3年(昨年 23.6年から +11.4 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 68.8 ㎡から -12.7 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 71.4 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 23.6 年 → 2020年 26.3 年、+11.4 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 37.5 % → 2020年 25.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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