札幌市東西線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年7月〜9月期の札幌市東西線 (宮の沢駅新さっぽろ駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +9.8%( +2.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 144 件(1年前(2020年)に比べて -30.8%( -64件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.8年(昨年 26.8年から +0.1 %増)。平均専有面積は 72.2 ㎡ (昨年 69.8 ㎡から +3.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全体的に上昇基調。宮の沢駅発寒南駅西11丁目駅菊水駅南郷13丁目駅大谷地駅新さっぽろ駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはひばりが丘駅で昨年に比べ +104.8 %、単価は 37.6 万円/㎡となった。

上位 2 駅(ひばりが丘駅西11丁目駅)は +89.0 %(単価 +16.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(二十四軒駅西18丁目駅)は -14.5 %(単価 -4.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.7 % → 2021年 14.6 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 15.5 % → 2021年 12.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 56.5 % → 2021年 60.7 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.6 % → 2021年 19.4 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となったひばりが丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +104.8%( +19.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった発寒南駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +51.8%( +4.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

札幌市東西線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
札幌市東西線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
宮の沢駅26.0万/㎡
(18.0年/92.5㎡)
17.0万/㎡
(28.0年/83.3㎡)
28.3万/㎡
(17.1年/81.4㎡)
発寒南駅12.8万/㎡
(27.5年/52.5㎡)
8.5万/㎡
(41.9年/48.0㎡)
19.4万/㎡
(31.9年/66.7㎡)
琴似駅25.1万/㎡
(31.1年/63.3㎡)
25.6万/㎡
(26.9年/74.4㎡)
23.0万/㎡
(30.8年/67.2㎡)
二十四軒駅22.1万/㎡
(33.5年/50.0㎡)
26.9万/㎡
(28.2年/67.0㎡)
20.3万/㎡
(29.9年/71.9㎡)
西28丁目駅30.3万/㎡
(26.0年/85.0㎡)
26.7万/㎡
(26.8年/76.2㎡)
25.8万/㎡
(25.6年/81.1㎡)
円山公園駅34.5万/㎡
(25.6年/72.8㎡)
30.2万/㎡
(29.8年/61.0㎡)
28.8万/㎡
(23.5年/84.5㎡)
西18丁目駅27.5万/㎡
(30.7年/68.3㎡)
31.0万/㎡
(24.1年/73.3㎡)
24.8万/㎡
(28.5年/62.1㎡)
西11丁目駅31.9万/㎡
(25.0年/68.6㎡)
18.4万/㎡
(32.1年/61.9㎡)
32.6万/㎡
(28.6年/58.8㎡)
大通駅34.0万/㎡
(40.5年/50.0㎡)
35.9万/㎡
(19.5年/51.7㎡)
68.3万/㎡
(9.0年/80.0㎡)
バスセンター前駅36.3万/㎡
(21.5年/72.5㎡)
40.4万/㎡
(20.4年/59.7㎡)
53.4万/㎡
(8.2年/79.6㎡)
菊水駅36.3万/㎡
(20.0年/76.2㎡)
26.7万/㎡
(18.7年/89.0㎡)
29.8万/㎡
(22.0年/74.2㎡)
東札幌駅28.7万/㎡
(25.9年/70.5㎡)
25.3万/㎡
(19.7年/69.3㎡)
21.1万/㎡
(21.9年/75.4㎡)
白石駅24.5万/㎡
(25.5年/62.5㎡)
20.8万/㎡
(27.1年/70.3㎡)
17.5万/㎡
(29.0年/63.2㎡)
南郷7丁目駅25.0万/㎡
(0年/60.0㎡)
22.8万/㎡
(30.0年/61.9㎡)
19.8万/㎡
(24.5年/52.5㎡)
南郷13丁目駅25.0万/㎡
(27.0年/87.5㎡)
19.4万/㎡
(25.8年/63.8㎡)
23.2万/㎡
(21.5年/81.0㎡)
南郷18丁目駅19.0万/㎡
(27.5年/68.3㎡)
20.6万/㎡
(26.9年/71.0㎡)
18.7万/㎡
(27.8年/73.8㎡)
大谷地駅26.5万/㎡
(28.5年/79.7㎡)
19.6万/㎡
(26.8年/75.5㎡)
18.2万/㎡
(28.0年/70.7㎡)
ひばりが丘駅37.6万/㎡
(10.5年/85.0㎡)
18.4万/㎡
(23.9年/83.3㎡)
26.2万/㎡
(23.5年/81.2㎡)
新さっぽろ駅25.9万/㎡
(29.4年/78.3㎡)
19.1万/㎡
(29.0年/83.1㎡)
21.4万/㎡
(22.5年/76.7㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

ひばりが丘駅37.6 万/㎡(昨年同期比 +104.8 %)

ひばりが丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +104.8%( +19.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 10.5年(昨年 23.9年から -55.9 %減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 83.3 ㎡から +2.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 23.9 年 → 2021年 10.5 年、-55.9 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 14.7 分 → 2021年 6.0 分、-59.1 %と大きく減少)

西11丁目駅31.9 万/㎡(昨年同期比 +73.2 %)

西11丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +73.2%( +13.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて -15.4%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 25.0年(昨年 32.1年から -22.3 %減)。平均専有面積は 68.6 ㎡ (昨年 61.9 ㎡から +10.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 32.1 年 → 2021年 25.0 年、-22.3 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 17.1 分 → 2021年 13.1 分、-23.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.8 % → 2021年 9.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 46.2 % → 2021年 63.6 %)

二十四軒駅22.1 万/㎡(昨年同期比 -17.7 %)

二十四軒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -17.7%( -4.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -80.0%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 33.5年(昨年 28.2年から +18.8 %増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 67.0 ㎡から -25.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 28.2 年 → 2021年 33.5 年、+18.8 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 100.0 %)

西18丁目駅27.5 万/㎡(昨年同期比 -11.3 %)

西18丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -11.3%( -3.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて -16.7%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 30.7年(昨年 24.1年から +27.3 %増)。平均専有面積は 68.3 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から -6.8 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 77.8 % → 2021年 60.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 24.1 年 → 2021年 30.7 年、+27.3 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 26.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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