札幌市東西線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年4月〜6月期の札幌市東西線 (宮の沢駅新さっぽろ駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -13.2%( -3.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 158 件(1年前(2019年)に比べて +3.3%( +5件/㎡)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.1年(昨年 23.9年から +13.5 %増)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 72.3 ㎡から -2.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 14 駅。ほとんどの駅において下落した。西28丁目駅南郷13丁目駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南郷13丁目駅で昨年に比べ +63.0 %、単価は 24.6 万円/㎡となった。

上位 2 駅(南郷13丁目駅西28丁目駅)は +47.9 %(単価 +9.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(二十四軒駅円山公園駅)は -40.6 %(単価 -13.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.4 % → 2020年 15.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 21.6 % → 2020年 23.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 23.9 年 → 2020年 27.1 年、+13.5 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 55.0 % → 2020年 64.1 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 9.9 % → 2020年 12.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となったバスセンター前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -12.6%( -5.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて -22.2%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった二十四軒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -52.9%( -15.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -14.3%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

札幌市東西線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
札幌市東西線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
宮の沢駅19.7万/㎡
(26.4年/87.9㎡)
23.6万/㎡
(18.6年/90.0㎡)
20.6万/㎡
(23.1年/76.2㎡)
発寒南駅17.7万/㎡
(30.3年/78.3㎡)
21.5万/㎡
(24.8年/75.0㎡)
22.1万/㎡
(22.1年/75.0㎡)
琴似駅21.9万/㎡
(29.0年/72.5㎡)
25.8万/㎡
(25.0年/66.6㎡)
21.5万/㎡
(26.8年/63.7㎡)
二十四軒駅14.1万/㎡
(45.0年/59.2㎡)
30.0万/㎡
(22.1年/63.6㎡)
20.7万/㎡
(34.2年/66.0㎡)
西28丁目駅35.2万/㎡
(20.8年/73.8㎡)
26.5万/㎡
(24.3年/82.3㎡)
24.5万/㎡
(27.4年/56.2㎡)
円山公園駅30.0万/㎡
(21.7年/88.9㎡)
41.9万/㎡
(18.7年/73.3㎡)
27.2万/㎡
(22.0年/70.9㎡)
西18丁目駅22.9万/㎡
(31.2年/53.8㎡)
29.3万/㎡
(24.2年/70.5㎡)
23.3万/㎡
(27.5年/67.9㎡)
西11丁目駅24.4万/㎡
(27.4年/68.5㎡)
27.9万/㎡
(27.8年/67.6㎡)
26.4万/㎡
(25.8年/69.5㎡)
大通駅---
バスセンター前駅36.7万/㎡
(21.3年/72.9㎡)
42.0万/㎡
(13.7年/72.8㎡)
36.3万/㎡
(15.8年/73.6㎡)
菊水駅26.4万/㎡
(23.9年/82.0㎡)
29.3万/㎡
(15.6年/91.7㎡)
24.2万/㎡
(26.3年/67.5㎡)
東札幌駅20.8万/㎡
(29.3年/51.0㎡)
19.6万/㎡
(24.3年/72.5㎡)
21.3万/㎡
(25.3年/64.0㎡)
白石駅16.1万/㎡
(29.3年/62.5㎡)
16.2万/㎡
(28.4年/67.8㎡)
20.8万/㎡
(23.3年/70.3㎡)
南郷7丁目駅20.3万/㎡
(28.5年/67.5㎡)
22.9万/㎡
(29.7年/61.4㎡)
-
南郷13丁目駅24.6万/㎡
(23.5年/66.0㎡)
15.1万/㎡
(36.3年/65.0㎡)
18.0万/㎡
(26.8年/56.2㎡)
南郷18丁目駅24.5万/㎡
(23.1年/68.0㎡)
21.0万/㎡
(24.6年/81.7㎡)
31.2万/㎡
(11.3年/80.0㎡)
大谷地駅19.9万/㎡
(27.9年/68.2㎡)
22.6万/㎡
(26.1年/76.0㎡)
14.7万/㎡
(24.9年/72.1㎡)
ひばりが丘駅19.7万/㎡
(25.8年/76.0㎡)
20.1万/㎡
(25.8年/80.0㎡)
22.9万/㎡
(18.5年/77.5㎡)
新さっぽろ駅24.1万/㎡
(26.2年/78.5㎡)
25.0万/㎡
(19.5年/85.0㎡)
21.7万/㎡
(23.3年/75.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

南郷13丁目駅24.6 万/㎡(昨年同期比 +63.0 %)

南郷13丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +63.0%( +9.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +400.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.5年(昨年 36.3年から -35.3 %減)。平均専有面積は 66.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +1.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 36.3 年 → 2020年 23.5 年、-35.3 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 9.0 分 → 2020年 5.0 分、-44.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 60.0 %)

西28丁目駅35.2 万/㎡(昨年同期比 +32.8 %)

西28丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +32.8%( +8.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2019年)に比べて -7.7%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 20.8年(昨年 24.3年から -14.4 %減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 82.3 ㎡から -10.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 24.3 年 → 2020年 20.8 年、-14.4 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 % → 2020年 16.7 %)

二十四軒駅14.1 万/㎡(昨年同期比 -52.9 %)

二十四軒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -52.9%( -15.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -14.3%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 45.0年(昨年 22.1年から +103.2 %増)。平均専有面積は 59.2 ㎡ (昨年 63.6 ㎡から -6.9 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 6.6 分 → 2020年 4.3 分、-34.1 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 66.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 22.1 年 → 2020年 45.0 年、+103.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 100.0 %)

円山公園駅30.0 万/㎡(昨年同期比 -28.3 %)

円山公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -28.3%( -11.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて -6.7%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 21.7年(昨年 18.7年から +16.2 %増)。平均専有面積は 88.9 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から +21.3 %増)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 6.7 % → 2020年 7.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 18.7 年 → 2020年 21.7 年、+16.2 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.9 分 → 2020年 14.7 分、+24.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 % → 2020年 78.6 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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