札幌市南北線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年1月〜12月期の札幌市南北線 (麻生駅真駒内駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +7.0%( +1.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 419 件(1年前(2018年)に比べて +28.5%( +93件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.9年(昨年 30.0年から +3.0 %増)。平均専有面積は 62.0 ㎡ (昨年 60.4 ㎡から +2.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全体的に上昇基調。北24条駅さっぽろ駅中島公園駅中の島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはすすきの駅で昨年に比べ +104.6 %、単価は 22.5 万円/㎡となった。

上位 2 駅(すすきの駅中島公園駅)は +81.5 %(単価 +9.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(自衛隊前駅真駒内駅)は -32.1 %(単価 -5.5 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 21.2 % → 2019年 26.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 63.7 % → 2019年 58.4 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 10.9 分 → 2019年 13.0 分、+18.9 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.8 % → 2019年 25.9 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 2.2 % → 2019年 1.0 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった大通駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +8.2%( +3.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて -16.7%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった真駒内駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -26.9%( -3.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 55 件(1年前(2018年)に比べて +83.3%( +25件/㎡)と大幅に増加しています。)。

札幌市南北線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
札幌市南北線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
麻生駅20.7万/㎡
(27.9年/69.7㎡)
25.2万/㎡
(25.9年/81.9㎡)
18.6万/㎡
(26.5年/75.7㎡)
北34条駅17.6万/㎡
(33.2年/68.7㎡)
18.8万/㎡
(31.3年/70.5㎡)
17.5万/㎡
(27.8年/68.7㎡)
北24条駅22.2万/㎡
(28.8年/59.0㎡)
17.8万/㎡
(32.7年/42.6㎡)
20.6万/㎡
(26.8年/65.0㎡)
北18条駅23.4万/㎡
(30.3年/58.9㎡)
23.9万/㎡
(24.6年/59.1㎡)
18.1万/㎡
(31.1年/37.9㎡)
北12条駅26.3万/㎡
(33.6年/41.8㎡)
22.4万/㎡
(33.5年/34.6㎡)
19.0万/㎡
(33.1年/26.2㎡)
さっぽろ駅43.7万/㎡
(24.8年/71.0㎡)
34.2万/㎡
(20.5年/59.0㎡)
34.4万/㎡
(16.0年/73.0㎡)
大通駅48.9万/㎡
(17.1年/70.0㎡)
45.2万/㎡
(20.9年/38.3㎡)
46.3万/㎡
(17.9年/40.7㎡)
すすきの駅22.5万/㎡
(34.8年/40.4㎡)
11.0万/㎡
(40.9年/47.5㎡)
14.7万/㎡
(37.1年/21.7㎡)
中島公園駅18.2万/㎡
(39.1年/46.7㎡)
11.5万/㎡
(38.8年/51.4㎡)
17.0万/㎡
(32.3年/53.2㎡)
幌平橋駅25.9万/㎡
(23.8年/72.9㎡)
22.5万/㎡
(25.4年/66.9㎡)
24.1万/㎡
(23.1年/73.1㎡)
中の島駅18.6万/㎡
(33.8年/59.3㎡)
15.0万/㎡
(34.2年/55.4㎡)
15.5万/㎡
(33.7年/57.9㎡)
平岸駅21.4万/㎡
(30.3年/69.0㎡)
18.2万/㎡
(31.4年/60.7㎡)
23.8万/㎡
(26.3年/75.0㎡)
南平岸駅18.1万/㎡
(31.3年/56.5㎡)
16.6万/㎡
(32.0年/56.6㎡)
18.5万/㎡
(28.0年/62.9㎡)
澄川駅13.8万/㎡
(35.9年/65.7㎡)
17.3万/㎡
(29.4年/64.9㎡)
13.3万/㎡
(32.8年/60.5㎡)
自衛隊前駅12.7万/㎡
(32.1年/71.7㎡)
20.3万/㎡
(30.8年/59.0㎡)
10.9万/㎡
(34.2年/61.2㎡)
真駒内駅9.2万/㎡
(31.7年/59.8㎡)
12.6万/㎡
(26.8年/76.0㎡)
11.2万/㎡
(29.7年/69.9㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

すすきの駅22.5 万/㎡(昨年同期比 +104.6 %)

すすきの駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +104.6%( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて +75.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 34.8年(昨年 40.9年から -14.9 %減)。平均専有面積は 40.4 ㎡ (昨年 47.5 ㎡から -15.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 40.9 年 → 2019年 34.8 年、-14.9 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 9.1 分 → 2019年 7.9 分、-13.1 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 62.5 % → 2019年 35.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 57.1 %)

中島公園駅18.2 万/㎡(昨年同期比 +58.3 %)

中島公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +58.3%( +6.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 33 件(1年前(2018年)に比べて +50.0%( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 39.1年(昨年 38.8年から +0.6 %増)。平均専有面積は 46.7 ㎡ (昨年 51.4 ㎡から -9.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 63.6 % → 2019年 39.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 36.4 % → 2019年 57.6 %)

自衛隊前駅12.7 万/㎡(昨年同期比 -37.3 %)

自衛隊前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -37.3%( -7.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 32.1年(昨年 30.8年から +4.3 %増)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 59.0 ㎡から +21.5 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 66.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 15.4 分 → 2019年 26.7 分、+73.2 %と大きく増加)

真駒内駅9.2 万/㎡(昨年同期比 -26.9 %)

真駒内駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -26.9%( -3.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 55 件(1年前(2018年)に比べて +83.3%( +25件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 31.7年(昨年 26.8年から +18.3 %増)。平均専有面積は 59.8 ㎡ (昨年 76.0 ㎡から -21.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.3 % → 2019年 12.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 26.8 年 → 2019年 31.7 年、+18.3 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 33.8 分 → 2019年 44.7 分、+32.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.7 % → 2019年 23.6 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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