阪神本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜3月期の阪神本線 (元町駅杭瀬駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +5.8%( +2.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 199 件(1年前(2021年)に比べて +1.5%( +3件/㎡)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 24.6年(昨年 22.6年から +8.6 %増)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から -10.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が減少。

値上がりした駅数は 16 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。全体的に上昇基調。元町駅石屋川駅久寿川駅出屋敷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは杭瀬駅で昨年に比べ +192.8 %、単価は 68.5 万円/㎡となった。

上位 2 駅(杭瀬駅久寿川駅)は +138.3 %(単価 +35.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(新在家駅青木駅)は -29.3 %(単価 -13.3 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.0 % → 2022年 24.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 49.2 % → 2022年 52.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.6 % → 2022年 11.3 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった元町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +38.7%( +21.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった武庫川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -9.5%( -3.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

阪神本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
阪神本線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
元町駅76.8万/㎡
(19.2年/45.0㎡)
55.4万/㎡
(21.2年/44.0㎡)
61.7万/㎡
(16.9年/56.5㎡)
春日野道駅56.2万/㎡
(15.4年/39.1㎡)
49.8万/㎡
(17.9年/42.0㎡)
57.9万/㎡
(12.6年/42.0㎡)
岩屋駅46.2万/㎡
(16.0年/78.3㎡)
43.4万/㎡
(17.7年/85.0㎡)
-
西灘駅40.0万/㎡
(23.0年/65.0㎡)
33.4万/㎡
(23.0年/57.5㎡)
46.2万/㎡
(15.0年/85.0㎡)
大石駅46.0万/㎡
(26.4年/55.0㎡)
50.7万/㎡
(13.0年/75.0㎡)
49.1万/㎡
(14.4年/55.0㎡)
新在家駅31.5万/㎡
(40.5年/55.0㎡)
45.7万/㎡
(30.8年/82.5㎡)
41.0万/㎡
(32.8年/40.0㎡)
石屋川駅57.1万/㎡
(17.3年/63.3㎡)
34.1万/㎡
(31.4年/53.3㎡)
54.3万/㎡
(17.0年/70.0㎡)
御影駅39.7万/㎡
(30.4年/74.2㎡)
51.5万/㎡
(21.3年/85.6㎡)
32.6万/㎡
(30.4年/71.8㎡)
住吉駅62.7万/㎡
(21.6年/58.6㎡)
58.2万/㎡
(19.6年/74.6㎡)
42.1万/㎡
(23.1年/65.0㎡)
魚崎駅36.4万/㎡
(22.3年/73.8㎡)
34.2万/㎡
(31.6年/65.0㎡)
29.9万/㎡
(28.7年/46.7㎡)
青木駅32.8万/㎡
(29.6年/62.8㎡)
45.2万/㎡
(16.6年/67.5㎡)
41.2万/㎡
(23.8年/65.6㎡)
深江駅38.1万/㎡
(27.8年/60.6㎡)
36.3万/㎡
(19.4年/71.0㎡)
28.2万/㎡
(27.0年/53.3㎡)
芦屋駅42.7万/㎡
(27.7年/61.7㎡)
44.6万/㎡
(25.7年/75.2㎡)
38.8万/㎡
(30.1年/77.4㎡)
打出駅34.4万/㎡
(29.6年/69.3㎡)
35.4万/㎡
(23.7年/75.9㎡)
36.6万/㎡
(24.2年/82.7㎡)
香櫨園駅39.8万/㎡
(25.6年/82.8㎡)
35.6万/㎡
(24.3年/73.8㎡)
30.4万/㎡
(27.0年/74.3㎡)
西宮駅43.6万/㎡
(23.9年/66.9㎡)
40.2万/㎡
(21.1年/73.5㎡)
47.4万/㎡
(20.1年/71.1㎡)
今津駅37.4万/㎡
(24.3年/65.0㎡)
46.0万/㎡
(8.0年/75.0㎡)
39.7万/㎡
(16.2年/69.2㎡)
久寿川駅58.2万/㎡
(3.0年/85.0㎡)
31.7万/㎡
(25.0年/60.0㎡)
26.5万/㎡
(28.5年/80.0㎡)
甲子園駅37.8万/㎡
(26.4年/73.2㎡)
36.4万/㎡
(27.5年/76.8㎡)
49.0万/㎡
(17.6年/76.1㎡)
鳴尾・武庫川女子大前駅41.5万/㎡
(21.0年/65.0㎡)
40.0万/㎡
(50.0年/35.0㎡)
33.3万/㎡
(23.0年/60.0㎡)
武庫川駅28.2万/㎡
(36.0年/61.2㎡)
31.1万/㎡
(29.7年/60.0㎡)
13.6万/㎡
(34.0年/55.0㎡)
尼崎センタープール前駅-23.1万/㎡
(22.0年/65.0㎡)
-
出屋敷駅31.1万/㎡
(21.0年/58.3㎡)
23.5万/㎡
(22.5年/83.3㎡)
29.3万/㎡
(20.0年/61.7㎡)
尼崎駅46.2万/㎡
(19.6年/69.5㎡)
41.9万/㎡
(19.1年/62.7㎡)
39.0万/㎡
(18.6年/67.8㎡)
大物駅24.6万/㎡
(0年/65.0㎡)
--
杭瀬駅68.5万/㎡
(51.0年/50.0㎡)
23.4万/㎡
(36.0年/52.5㎡)
16.6万/㎡
(34.8年/51.9㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

杭瀬駅68.5 万/㎡(昨年同期比 +192.8 %)

杭瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +192.8%( +45.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 51.0年(昨年 36.0年から +41.7 %増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 52.5 ㎡から -4.8 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 36.0 年 → 2022年 51.0 年、+41.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.5 分 → 2022年 10.5 分、+23.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)

久寿川駅58.2 万/㎡(昨年同期比 +83.9 %)

久寿川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は58.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +83.9%( +26.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 3.0年(昨年 25.0年から -88.0 %減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +41.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 25.0 年 → 2022年 3.0 年、-88.0 %と大きく減少)

新在家駅31.5 万/㎡(昨年同期比 -31.1 %)

新在家駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -31.1%( -14.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 40.5年(昨年 30.8年から +31.7 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -33.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 4.8 分 → 2022年 3.5 分、-26.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 30.8 年 → 2022年 40.5 年、+31.7 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

青木駅32.8 万/㎡(昨年同期比 -27.5 %)

青木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -27.5%( -12.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.6年(昨年 16.6年から +78.0 %増)。平均専有面積は 62.8 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -7.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 8.7 分 → 2022年 7.4 分、-14.1 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 16.6 年 → 2022年 29.6 年、+78.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 77.8 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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