阪神本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年1月〜12月期の阪神本線 (元町駅杭瀬駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -0.9%( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 701 件(1年前(2018年)に比べて +2.3%( +16件/㎡)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 22.8年(昨年 21.1年から +8.2 %増)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 65.9 ㎡から +1.2 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 17 駅。ほとんどの駅において下落した。深江駅久寿川駅大物駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大物駅で昨年に比べ +36.4 %、単価は 24.3 万円/㎡となった。

上位 2 駅(大物駅深江駅)は +33.7 %(単価 +7.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(杭瀬駅武庫川駅)は -42.6 %(単価 -14.0 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.7 % → 2019年 6.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 7.0 % → 2019年 10.4 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 43.6 % → 2019年 46.4 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった春日野道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は58.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +13.2%( +6.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 44 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった杭瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -61.6%( -17.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -46.2%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。

阪神本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
阪神本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
元町駅52.5万/㎡
(17.8年/51.5㎡)
65.9万/㎡
(11.2年/50.0㎡)
54.3万/㎡
(16.8年/52.4㎡)
春日野道駅58.7万/㎡
(14.0年/39.1㎡)
51.9万/㎡
(16.7年/44.1㎡)
51.8万/㎡
(15.5年/48.2㎡)
岩屋駅33.0万/㎡
(23.5年/64.5㎡)
38.9万/㎡
(16.8年/70.5㎡)
37.9万/㎡
(20.4年/60.6㎡)
西灘駅33.2万/㎡
(26.1年/58.3㎡)
40.5万/㎡
(17.2年/69.0㎡)
41.3万/㎡
(12.4年/82.5㎡)
大石駅46.7万/㎡
(15.9年/62.5㎡)
40.7万/㎡
(22.4年/45.7㎡)
33.2万/㎡
(23.4年/62.5㎡)
新在家駅42.3万/㎡
(27.4年/51.9㎡)
44.9万/㎡
(24.1年/48.2㎡)
34.0万/㎡
(25.3年/53.9㎡)
石屋川駅41.5万/㎡
(22.8年/41.4㎡)
39.4万/㎡
(20.2年/64.3㎡)
32.3万/㎡
(25.9年/58.9㎡)
御影駅41.0万/㎡
(23.8年/71.8㎡)
45.7万/㎡
(19.7年/69.0㎡)
42.4万/㎡
(23.1年/70.7㎡)
住吉駅53.1万/㎡
(20.7年/80.3㎡)
56.0万/㎡
(18.1年/63.6㎡)
53.9万/㎡
(18.2年/77.9㎡)
魚崎駅33.7万/㎡
(24.2年/65.2㎡)
34.1万/㎡
(21.0年/80.7㎡)
33.3万/㎡
(21.8年/65.2㎡)
青木駅36.5万/㎡
(24.4年/59.1㎡)
37.0万/㎡
(21.7年/62.6㎡)
33.2万/㎡
(24.3年/61.7㎡)
深江駅37.0万/㎡
(23.6年/64.2㎡)
28.2万/㎡
(25.4年/64.6㎡)
28.1万/㎡
(22.6年/56.6㎡)
芦屋駅42.9万/㎡
(25.0年/73.8㎡)
42.3万/㎡
(24.3年/73.2㎡)
37.9万/㎡
(24.1年/73.3㎡)
打出駅33.5万/㎡
(25.5年/72.3㎡)
35.4万/㎡
(24.3年/70.3㎡)
34.6万/㎡
(22.5年/70.7㎡)
香櫨園駅39.5万/㎡
(22.2年/68.2㎡)
37.4万/㎡
(23.8年/71.8㎡)
42.4万/㎡
(18.7年/79.1㎡)
西宮駅39.1万/㎡
(22.3年/67.1㎡)
40.7万/㎡
(19.4年/65.4㎡)
41.1万/㎡
(17.4年/67.9㎡)
今津駅37.3万/㎡
(20.5年/60.8㎡)
39.0万/㎡
(16.8年/68.3㎡)
33.3万/㎡
(17.5年/70.4㎡)
久寿川駅41.7万/㎡
(18.5年/62.1㎡)
32.3万/㎡
(21.4年/71.2㎡)
30.6万/㎡
(21.6年/74.5㎡)
甲子園駅44.6万/㎡
(20.4年/81.6㎡)
38.7万/㎡
(21.1年/66.1㎡)
35.2万/㎡
(27.5年/67.6㎡)
鳴尾・武庫川女子大前駅34.2万/㎡
(26.2年/67.5㎡)
35.2万/㎡
(25.6年/70.4㎡)
38.2万/㎡
(23.3年/78.3㎡)
武庫川駅33.7万/㎡
(34.5年/62.5㎡)
44.1万/㎡
(18.1年/71.2㎡)
37.6万/㎡
(20.4年/69.6㎡)
尼崎センタープール前駅24.2万/㎡
(29.0年/65.0㎡)
24.3万/㎡
(26.4年/63.3㎡)
19.3万/㎡
(25.0年/56.7㎡)
出屋敷駅30.0万/㎡
(17.0年/65.6㎡)
31.7万/㎡
(17.7年/58.9㎡)
32.4万/㎡
(17.4年/53.0㎡)
尼崎駅34.4万/㎡
(23.5年/70.0㎡)
37.0万/㎡
(19.3年/69.0㎡)
38.1万/㎡
(18.9年/66.3㎡)
大物駅24.3万/㎡
(28.0年/61.0㎡)
17.8万/㎡
(26.1年/55.0㎡)
21.5万/㎡
(29.5年/65.0㎡)
杭瀬駅11.0万/㎡
(42.7年/87.9㎡)
28.8万/㎡
(36.2年/45.4㎡)
38.7万/㎡
(27.4年/43.1㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

大物駅24.3 万/㎡(昨年同期比 +36.4 %)

大物駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +36.4%( +6.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.0年(昨年 26.1年から +7.2 %増)。平均専有面積は 61.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +10.9 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

深江駅37.0 万/㎡(昨年同期比 +31.1 %)

深江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +31.1%( +8.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 23.6年(昨年 25.4年から -7.0 %減)。平均専有面積は 64.2 ㎡ (昨年 64.6 ㎡から -0.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 8.2 分 → 2019年 6.2 分、-23.6 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.4 % → 2019年 30.8 %)

杭瀬駅11.0 万/㎡(昨年同期比 -61.6 %)

杭瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -61.6%( -17.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -46.2%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 42.7年(昨年 36.2年から +18.1 %増)。平均専有面積は 87.9 ㎡ (昨年 45.4 ㎡から +93.6 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 36.2 年 → 2019年 42.7 年、+18.1 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.4 % → 2019年 28.6 %)

武庫川駅33.7 万/㎡(昨年同期比 -23.5 %)

武庫川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -23.5%( -10.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -87.5%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 34.5年(昨年 18.1年から +90.3 %増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から -12.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 11.1 分 → 2019年 7.0 分、-37.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 75.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 18.1 年 → 2019年 34.5 年、+90.3 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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