阪神本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年10月〜12月期の阪神本線 (元町駅杭瀬駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -1.9%( -0.8万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 163 件(1年前(2018年)に比べて +5.2%( +8件/㎡)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 22.6年(昨年 21.9年から +3.6 %増)。平均専有面積は 68.7 ㎡ (昨年 67.2 ㎡から +2.4 %増)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。春日野道駅青木駅久寿川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは深江駅で昨年に比べ +107.5 %、単価は 43.8 万円/㎡となった。

上位 2 駅(深江駅久寿川駅)は +99.9 %(単価 +24.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(鳴尾・武庫川女子大前駅武庫川駅)は -36.6 %(単価 -12.5 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 7.7 % → 2019年 11.0 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.6 % → 2019年 3.8 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.7 % → 2019年 21.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 42.8 % → 2019年 47.8 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった春日野道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は64.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +23.9%( +12.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった鳴尾・武庫川女子大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -43.1%( -11.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

阪神本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
阪神本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
元町駅55.2万/㎡
(18.6年/55.8㎡)
72.5万/㎡
(10.5年/50.7㎡)
51.8万/㎡
(17.3年/47.9㎡)
春日野道駅64.9万/㎡
(12.9年/30.6㎡)
52.4万/㎡
(18.6年/48.8㎡)
53.5万/㎡
(14.0年/49.4㎡)
岩屋駅28.2万/㎡
(24.8年/70.0㎡)
40.2万/㎡
(20.3年/37.5㎡)
38.7万/㎡
(18.5年/67.5㎡)
西灘駅33.2万/㎡
(26.1年/58.3㎡)
39.4万/㎡
(15.8年/70.0㎡)
43.8万/㎡
(12.8年/82.5㎡)
大石駅48.5万/㎡
(18.4年/61.7㎡)
51.2万/㎡
(16.1年/51.7㎡)
24.3万/㎡
(33.8年/55.0㎡)
新在家駅44.2万/㎡
(21.4年/61.0㎡)
38.9万/㎡
(26.0年/38.8㎡)
39.3万/㎡
(21.1年/50.0㎡)
石屋川駅41.0万/㎡
(19.4年/49.2㎡)
39.4万/㎡
(20.3年/60.0㎡)
35.4万/㎡
(24.5年/71.2㎡)
御影駅42.5万/㎡
(23.3年/72.5㎡)
45.5万/㎡
(19.3年/65.0㎡)
33.8万/㎡
(31.5年/66.4㎡)
住吉駅51.9万/㎡
(22.0年/72.5㎡)
62.4万/㎡
(13.0年/65.0㎡)
57.6万/㎡
(19.5年/70.5㎡)
魚崎駅30.3万/㎡
(23.4年/65.0㎡)
28.5万/㎡
(22.8年/118㎡)
31.3万/㎡
(29.1年/68.3㎡)
青木駅47.4万/㎡
(13.3年/66.7㎡)
28.5万/㎡
(25.8年/60.0㎡)
32.2万/㎡
(26.1年/60.0㎡)
深江駅43.8万/㎡
(17.4年/65.0㎡)
21.1万/㎡
(34.1年/58.3㎡)
28.6万/㎡
(19.8年/70.0㎡)
芦屋駅41.1万/㎡
(27.2年/81.7㎡)
45.9万/㎡
(25.3年/76.9㎡)
34.4万/㎡
(26.7年/77.4㎡)
打出駅37.7万/㎡
(22.4年/67.0㎡)
33.2万/㎡
(22.8年/91.2㎡)
37.1万/㎡
(24.8年/68.7㎡)
香櫨園駅42.2万/㎡
(18.3年/81.4㎡)
36.5万/㎡
(21.6年/80.8㎡)
42.1万/㎡
(18.4年/75.0㎡)
西宮駅37.0万/㎡
(27.1年/68.3㎡)
43.2万/㎡
(21.2年/67.6㎡)
42.2万/㎡
(16.2年/69.7㎡)
今津駅34.5万/㎡
(21.1年/62.5㎡)
31.7万/㎡
(26.3年/42.5㎡)
32.3万/㎡
(20.8年/53.3㎡)
久寿川駅53.2万/㎡
(16.3年/77.5㎡)
27.7万/㎡
(33.8年/65.0㎡)
31.5万/㎡
(27.3年/67.5㎡)
甲子園駅38.0万/㎡
(27.9年/103㎡)
35.0万/㎡
(22.4年/59.4㎡)
30.5万/㎡
(29.4年/69.0㎡)
鳴尾・武庫川女子大前駅15.5万/㎡
(47.8年/55.0㎡)
27.1万/㎡
(38.8年/55.0㎡)
39.4万/㎡
(18.5年/82.5㎡)
武庫川駅30.8万/㎡
(47.8年/65.0㎡)
44.0万/㎡
(22.8年/62.5㎡)
51.6万/㎡
(20.8年/75.0㎡)
尼崎センタープール前駅26.2万/㎡
(20.8年/65.0㎡)
--
出屋敷駅32.3万/㎡
(13.5年/80.0㎡)
33.8万/㎡
(11.8年/80.0㎡)
28.7万/㎡
(26.8年/15.0㎡)
尼崎駅33.8万/㎡
(23.1年/63.1㎡)
38.1万/㎡
(20.2年/69.1㎡)
30.4万/㎡
(22.1年/64.3㎡)
大物駅-17.5万/㎡
(30.8年/55.0㎡)
-
杭瀬駅-20.6万/㎡
(39.3年/57.5㎡)
80.0万/㎡
(0.8年/20.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

深江駅43.8 万/㎡(昨年同期比 +107.5 %)

深江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +107.5%( +22.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 17.4年(昨年 34.1年から -48.9 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から +11.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 34.1 年 → 2019年 17.4 年、-48.9 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 9.7 分 → 2019年 2.7 分、-72.4 %と大きく減少)

久寿川駅53.2 万/㎡(昨年同期比 +92.3 %)

久寿川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は53.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +92.3%( +25.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.3年(昨年 33.8年から -51.8 %減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +19.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 33.8 年 → 2019年 16.3 年、-51.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.0 分 → 2019年 8.0 分、+60.0 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 50.0 %)

鳴尾・武庫川女子大前駅15.5 万/㎡(昨年同期比 -43.1 %)

鳴尾・武庫川女子大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -43.1%( -11.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 47.8年(昨年 38.8年から +23.2 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +0.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 38.8 年 → 2019年 47.8 年、+23.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 100.0 %)

武庫川駅30.8 万/㎡(昨年同期比 -30.1 %)

武庫川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -30.1%( -13.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 47.8年(昨年 22.8年から +109.9 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +4.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 9.5 分 → 2019年 8.0 分、-15.8 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 22.8 年 → 2019年 47.8 年、+109.9 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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