中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期の阪急神戸本線 (園田駅~春日野道駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +7.2%( +3.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 409 件(1年前(2020年)に比べて +17.2%( +60件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 24.2年から -3.1 %減)。平均専有面積は 65.6 ㎡ (昨年 65.6 ㎡から +0.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が減少。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。塚口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは塚口駅で昨年に比べ +23.2 %、単価は 43.4 万円/㎡となった。
上位 2 駅(塚口駅、園田駅)は +20.9 %(単価 +6.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(六甲駅、芦屋川駅)は -14.2 %(単価 -5.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.2 % → 2021年 3.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.8 % → 2021年 22.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 % → 2021年 7.8 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.5 % → 2021年 6.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった春日野道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +6.4%( +3.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 54 件(1年前(2020年)に比べて +45.9%( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった園田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +18.6%( +4.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて -62.5%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
阪急神戸本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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園田駅 | 30.3万/㎡ (26.7年/64.4㎡) | 25.5万/㎡ (29.2年/61.9㎡) | 23.6万/㎡ (29.5年/63.8㎡) |
塚口駅 | 43.4万/㎡ (20.9年/66.1㎡) | 35.2万/㎡ (26.5年/64.0㎡) | 36.0万/㎡ (23.0年/64.4㎡) |
武庫之荘駅 | 33.8万/㎡ (26.1年/61.4㎡) | 28.9万/㎡ (28.9年/57.9㎡) | 27.7万/㎡ (27.1年/59.3㎡) |
西宮北口駅 | 56.8万/㎡ (22.8年/70.8㎡) | 53.7万/㎡ (21.6年/69.5㎡) | 50.7万/㎡ (19.3年/66.7㎡) |
夙川駅 | 51.9万/㎡ (20.6年/75.4㎡) | 55.5万/㎡ (19.9年/72.4㎡) | 51.7万/㎡ (22.6年/72.4㎡) |
芦屋川駅 | 42.8万/㎡ (29.3年/80.7㎡) | 47.9万/㎡ (22.8年/90.5㎡) | 50.6万/㎡ (20.2年/91.8㎡) |
岡本駅 | 55.9万/㎡ (26.8年/87.3㎡) | 49.9万/㎡ (27.1年/70.9㎡) | 45.4万/㎡ (31.4年/75.8㎡) |
御影駅 | 44.8万/㎡ (25.9年/73.1㎡) | 40.9万/㎡ (24.8年/72.4㎡) | 41.0万/㎡ (23.8年/71.8㎡) |
六甲駅 | 31.0万/㎡ (31.0年/72.2㎡) | 37.7万/㎡ (25.9年/70.5㎡) | 32.7万/㎡ (29.1年/63.8㎡) |
王子公園駅 | 39.2万/㎡ (24.1年/59.0㎡) | 42.5万/㎡ (22.3年/69.1㎡) | 36.3万/㎡ (25.8年/68.1㎡) |
春日野道駅 | 60.1万/㎡ (14.1年/37.5㎡) | 56.5万/㎡ (18.1年/39.5㎡) | 58.7万/㎡ (14.0年/39.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
塚口駅 43.4 万/㎡(昨年同期比 +23.2 %)
塚口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +23.2%( +8.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 68 件(1年前(2020年)に比べて +36.0%( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.9年(昨年 26.5年から -21.2 %減)。平均専有面積は 66.1 ㎡ (昨年 64.0 ㎡から +3.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 26.5 年 → 2021年 20.9 年、-21.2 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 20.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 12.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.1 分 → 2021年 9.8 分、+60.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.1 % → 2021年 37.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 % → 2021年 19.1 %)
園田駅 30.3 万/㎡(昨年同期比 +18.6 %)
園田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +18.6%( +4.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて -62.5%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 29.2年から -8.5 %減)。平均専有面積は 64.4 ㎡ (昨年 61.9 ㎡から +4.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.3 分 → 2021年 8.2 分、-27.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 21.7 % → 2021年 12.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 47.8 % → 2021年 62.5 %)
六甲駅 31.0 万/㎡(昨年同期比 -17.8 %)
六甲駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -17.8%( -6.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 50 件(1年前(2020年)に比べて +35.1%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 25.9年から +19.8 %増)。平均専有面積は 72.2 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から +2.4 %増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.7 % → 2021年 4.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.4 % → 2021年 6.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 25.9 年 → 2021年 31.0 年、+19.8 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 14.8 分 → 2021年 17.1 分、+15.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.8 % → 2021年 44.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.6 % → 2021年 26.0 %)
芦屋川駅 42.8 万/㎡(昨年同期比 -10.7 %)
芦屋川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -10.7%( -5.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 21 件(1年前(2020年)に比べて +10.5%( +2件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 22.8年から +28.1 %増)。平均専有面積は 80.7 ㎡ (昨年 90.5 ㎡から -10.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 12.2 分 → 2021年 10.1 分、-16.9 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 52.6 % → 2021年 47.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 22.8 年 → 2021年 29.3 年、+28.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.3 % → 2021年 21.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 21.1 % → 2021年 14.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示