【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年1月〜12月期の阪急甲陽線 (夙川駅~甲陽園駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +3.2%( +1.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 86 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 24.1年(昨年 26.1年から -7.9 %減)。平均専有面積は 76.3 ㎡ (昨年 74.4 ㎡から +2.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。夙川駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは夙川駅で昨年に比べ +14.0 %、単価は 51.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(夙川駅)は +14.0 %(単価 +6.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(苦楽園口駅)は -3.6 %(単価 -1.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 35.7 % → 2019年 29.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 26.2 % → 2019年 22.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 10.5 % → 2019年 3.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 10.5 % → 2019年 10.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった夙川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +14.0%( +6.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 21 件(1年前(2018年)に比べて -4.5%( -1件/㎡)と小幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった甲陽園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +4.0%( +1.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 34 件(1年前(2018年)に比べて +6.2%( +2件/㎡)と堅調に推移しています。)。
阪急甲陽線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
夙川駅 | 51.7万/㎡ (22.6年/72.4㎡) | 45.4万/㎡ (24.3年/75.0㎡) | 43.6万/㎡ (21.1年/66.3㎡) |
苦楽園口駅 | 38.5万/㎡ (24.4年/78.2㎡) | 40.0万/㎡ (23.9年/76.1㎡) | 37.2万/㎡ (22.6年/81.4㎡) |
甲陽園駅 | 31.5万/㎡ (24.6年/76.9㎡) | 30.3万/㎡ (29.8年/72.3㎡) | 30.7万/㎡ (25.3年/75.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
夙川駅 51.7 万/㎡(昨年同期比 +14.0 %)
夙川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +14.0%( +6.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 21 件(1年前(2018年)に比べて -4.5%( -1件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 24.3年から -7.0 %減)。平均専有面積は 72.4 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -3.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 13.6 % → 2019年 19.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 40.9 % → 2019年 35.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.2 % → 2019年 20.0 %)
苦楽園口駅 38.5 万/㎡(昨年同期比 -3.6 %)
苦楽園口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -3.6%( -1.5万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 31 件(1年前(2018年)に比べて -3.1%( -1件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.4年(昨年 23.9年から +2.1 %増)。平均専有面積は 78.2 ㎡ (昨年 76.1 ㎡から +2.8 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 11.8 分 → 2019年 14.3 分、+21.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 26.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示