中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期の阪急今津線 (宝塚駅~今津駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +5.6%( +2.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 63 件(1年前(2020年)に比べて -3.1%( -2件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.4年(昨年 23.7年から +3.1 %増)。平均専有面積は 72.2 ㎡ (昨年 76.2 ㎡から -5.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。仁川駅、甲東園駅、今津駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは甲東園駅で昨年に比べ +42.6 %、単価は 60.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(甲東園駅、仁川駅)は +40.4 %(単価 +14.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(小林駅、宝塚南口駅)は -20.2 %(単価 -7.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 51.6 % → 2021年 48.4 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.6 % → 2021年 4.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.3 % → 2021年 16.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.5 % → 2021年 3.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった甲東園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +42.6%( +18.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小林駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -23.0%( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
阪急今津線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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宝塚駅 | 26.4万/㎡ (24.3年/75.6㎡) | 25.7万/㎡ (26.1年/80.3㎡) | 27.6万/㎡ (23.4年/86.7㎡) |
宝塚南口駅 | 45.9万/㎡ (23.1年/70.6㎡) | 55.5万/㎡ (11.5年/73.8㎡) | 41.1万/㎡ (19.8年/71.9㎡) |
逆瀬川駅 | 23.9万/㎡ (34.9年/80.0㎡) | 24.6万/㎡ (35.6年/77.3㎡) | 24.7万/㎡ (32.4年/63.8㎡) |
小林駅 | 18.7万/㎡ (33.4年/66.7㎡) | 24.3万/㎡ (29.1年/85.0㎡) | 30.2万/㎡ (20.8年/85.0㎡) |
仁川駅 | 41.0万/㎡ (19.8年/72.5㎡) | 29.6万/㎡ (26.2年/85.0㎡) | 35.1万/㎡ (26.5年/65.0㎡) |
甲東園駅 | 60.5万/㎡ (8.1年/73.3㎡) | 42.5万/㎡ (23.8年/71.2㎡) | 18.2万/㎡ (27.3年/70.0㎡) |
門戸厄神駅 | 53.4万/㎡ (17.8年/69.3㎡) | 58.5万/㎡ (10.4年/66.7㎡) | 55.5万/㎡ (16.0年/77.5㎡) |
西宮北口駅 | 53.9万/㎡ (25.9年/67.1㎡) | 53.2万/㎡ (21.5年/72.0㎡) | 52.9万/㎡ (18.3年/63.9㎡) |
阪神国道駅 | - | 56.9万/㎡ (5.8年/65.0㎡) | 56.9万/㎡ (4.8年/65.0㎡) |
今津駅 | 54.3万/㎡ (13.8年/62.5㎡) | 45.3万/㎡ (12.1年/70.0㎡) | 34.5万/㎡ (21.1年/62.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
甲東園駅 60.5 万/㎡(昨年同期比 +42.6 %)
甲東園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +42.6%( +18.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.1年(昨年 23.8年から -66.0 %減)。平均専有面積は 73.3 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から +2.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.8 年 → 2021年 8.1 年、-66.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 11.0 分 → 2021年 13.0 分、+18.2 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 33.3 %)
仁川駅 41.0 万/㎡(昨年同期比 +38.2 %)
仁川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +38.2%( +11.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -60.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 26.2年から -24.5 %減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -14.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 26.2 年 → 2021年 19.8 年、-24.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.4 分 → 2021年 17.0 分、+37.1 %と大きく増加)
小林駅 18.7 万/㎡(昨年同期比 -23.0 %)
小林駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -23.0%( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.4年(昨年 29.1年から +14.9 %増)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -21.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.0 分 → 2021年 9.7 分、-49.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 29.1 年 → 2021年 33.4 年、+14.9 %と増加)
宝塚南口駅 45.9 万/㎡(昨年同期比 -17.4 %)
宝塚南口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -17.4%( -9.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 11.5年から +101.0 %増)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 73.8 ㎡から -4.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 11.5 年 → 2021年 23.1 年、+101.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 6.5 分 → 2021年 7.6 分、+17.3 %と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 12.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示