中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期の神戸市西神・山手線 (新神戸駅~西神中央駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +7.0%( +2.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 96 件(1年前(2020年)に比べて -4.0%( -4件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 22.7年から -0.8 %減)。平均専有面積は 65.8 ㎡ (昨年 64.0 ㎡から +2.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。長田駅、新長田駅、板宿駅、名谷駅、伊川谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは妙法寺駅で昨年に比べ +153.0 %、単価は 33.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(妙法寺駅、板宿駅)は +112.5 %(単価 +17.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(大倉山駅、学園都市駅)は -31.9 %(単価 -18.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 10.9 分 → 2021年 8.8 分、-19.8 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.0 % → 2021年 21.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.2 % → 2021年 9.4 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.3 % → 2021年 4.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 19.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新神戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +14.6%( +8.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて -52.6%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +63.0%( +3.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
神戸市西神・山手線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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新神戸駅 | 63.4万/㎡ (15.4年/46.1㎡) | 55.3万/㎡ (19.1年/40.0㎡) | 49.7万/㎡ (20.6年/51.8㎡) |
県庁前駅 | 61.1万/㎡ (14.8年/63.0㎡) | 57.7万/㎡ (13.6年/66.5㎡) | 54.1万/㎡ (19.0年/41.7㎡) |
大倉山駅 | 44.2万/㎡ (20.5年/65.0㎡) | 71.7万/㎡ (16.5年/42.5㎡) | 52.2万/㎡ (12.0年/52.5㎡) |
湊川公園駅 | 41.4万/㎡ (16.7年/33.6㎡) | 38.8万/㎡ (18.1年/42.0㎡) | 20.3万/㎡ (28.8年/43.8㎡) |
上沢駅 | 44.7万/㎡ (16.5年/82.5㎡) | - | 30.0万/㎡ (14.5年/70.0㎡) |
長田駅 | 9.1万/㎡ (38.9年/60.0㎡) | 5.6万/㎡ (45.5年/60.0㎡) | 6.0万/㎡ (47.5年/55.0㎡) |
新長田駅 | 36.7万/㎡ (18.5年/65.0㎡) | 30.2万/㎡ (17.5年/59.2㎡) | 31.4万/㎡ (22.5年/45.0㎡) |
板宿駅 | 34.8万/㎡ (20.0年/60.0㎡) | 20.2万/㎡ (27.9年/60.0㎡) | 1.3万/㎡ (45.5年/75.0㎡) |
妙法寺駅 | 33.6万/㎡ (21.7年/69.6㎡) | 13.3万/㎡ (32.9年/90.8㎡) | 17.9万/㎡ (31.2年/86.4㎡) |
名谷駅 | 21.2万/㎡ (37.8年/68.9㎡) | 13.8万/㎡ (34.8年/65.0㎡) | 11.9万/㎡ (34.2年/66.7㎡) |
総合運動公園駅 | 32.9万/㎡ (15.5年/70.0㎡) | - | 31.0万/㎡ (13.5年/72.5㎡) |
学園都市駅 | 25.6万/㎡ (27.7年/72.9㎡) | 34.3万/㎡ (16.3年/76.5㎡) | 27.4万/㎡ (21.5年/78.3㎡) |
伊川谷駅 | 13.1万/㎡ (29.0年/55.0㎡) | 10.5万/㎡ (28.9年/49.0㎡) | 8.3万/㎡ (29.5年/71.7㎡) |
西神南駅 | 29.3万/㎡ (20.0年/88.3㎡) | 27.8万/㎡ (18.0年/88.3㎡) | 26.1万/㎡ (20.9年/84.4㎡) |
西神中央駅 | 29.4万/㎡ (24.9年/81.0㎡) | 26.6万/㎡ (24.4年/83.2㎡) | 20.8万/㎡ (25.4年/86.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
妙法寺駅 33.6 万/㎡(昨年同期比 +153.0 %)
妙法寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +153.0%( +20.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 32.9年から -34.1 %減)。平均専有面積は 69.6 ㎡ (昨年 90.8 ㎡から -23.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 32.9 年 → 2021年 21.7 年、-34.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 10.5 分 → 2021年 7.2 分、-31.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 83.3 % → 2021年 50.0 %)
板宿駅 34.8 万/㎡(昨年同期比 +72.0 %)
板宿駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +72.0%( +14.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 27.9年から -28.1 %減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 27.9 年 → 2021年 20.0 年、-28.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 9.7 分 → 2021年 8.0 分、-17.2 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 25.0 %)
大倉山駅 44.2 万/㎡(昨年同期比 -38.4 %)
大倉山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -38.4%( -27.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.5年(昨年 16.5年から +24.2 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 42.5 ㎡から +52.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.5 年 → 2021年 20.5 年、+24.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 4.0 分、+33.3 %と大きく増加)
学園都市駅 25.6 万/㎡(昨年同期比 -25.4 %)
学園都市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -25.4%( -8.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -30.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 16.3年から +70.1 %増)。平均専有面積は 72.9 ㎡ (昨年 76.5 ㎡から -4.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 19.3 分 → 2021年 16.3 分、-15.6 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.3 年 → 2021年 27.7 年、+70.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 71.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示