神戸市西神・山手線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年4月〜6月期の神戸市西神・山手線 (新神戸駅西神中央駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +34.7%( +8.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 72 件(1年前(2019年)に比べて -28.7%( -29件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.5年(昨年 27.6年から -4.0 %減)。平均専有面積は 61.1 ㎡ (昨年 69.5 ㎡から -12.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。妙法寺駅名谷駅学園都市駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは妙法寺駅で昨年に比べ +76.7 %、単価は 23.5 万円/㎡となった。

上位 2 駅(妙法寺駅学園都市駅)は +50.9 %(単価 +8.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(大倉山駅県庁前駅)は -48.8 %(単価 -36.7 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 6.9 % → 2020年 16.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 65.2 % → 2020年 38.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.3 % → 2020年 21.0 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.2 % → 2020年 1.6 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新神戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +13.1%( +6.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2019年)に比べて +142.9%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった長田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +4.8%( +0.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

神戸市西神・山手線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
神戸市西神・山手線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
新神戸駅54.6万/㎡
(19.3年/41.5㎡)
48.3万/㎡
(20.3年/48.6㎡)
57.3万/㎡
(16.1年/37.9㎡)
県庁前駅42.2万/㎡
(22.9年/54.2㎡)
57.2万/㎡
(16.7年/62.0㎡)
70.6万/㎡
(17.5年/70.0㎡)
大倉山駅23.2万/㎡
(35.3年/40.0㎡)
81.7万/㎡
(14.3年/17.5㎡)
-
湊川公園駅32.8万/㎡
(22.8年/50.0㎡)
30.2万/㎡
(32.3年/57.5㎡)
26.2万/㎡
(26.9年/50.0㎡)
上沢駅33.8万/㎡
(0年/65.0㎡)
-32.9万/㎡
(13.3年/50.0㎡)
長田駅5.9万/㎡
(48.3年/55.0㎡)
5.6万/㎡
(43.8年/55.8㎡)
10.0万/㎡
(32.3年/60.0㎡)
新長田駅35.1万/㎡
(20.6年/46.7㎡)
45.4万/㎡
(5.9年/65.0㎡)
33.9万/㎡
(16.1年/58.0㎡)
板宿駅-20.8万/㎡
(27.0年/59.0㎡)
11.7万/㎡
(28.8年/60.0㎡)
妙法寺駅23.5万/㎡
(25.8年/85.0㎡)
13.3万/㎡
(34.1年/76.3㎡)
18.8万/㎡
(24.3年/77.8㎡)
名谷駅16.8万/㎡
(39.8年/66.5㎡)
13.9万/㎡
(33.5年/72.7㎡)
13.0万/㎡
(35.6年/74.2㎡)
総合運動公園駅-14.9万/㎡
(32.8年/70.0㎡)
10.4万/㎡
(24.3年/70.0㎡)
学園都市駅29.8万/㎡
(25.8年/71.0㎡)
23.8万/㎡
(25.1年/88.0㎡)
18.5万/㎡
(29.3年/91.2㎡)
伊川谷駅12.1万/㎡
(0年/67.5㎡)
13.6万/㎡
(27.3年/65.0㎡)
15.7万/㎡
(22.6年/70.0㎡)
西神南駅23.7万/㎡
(17.8年/73.8㎡)
21.4万/㎡
(22.5年/80.9㎡)
27.8万/㎡
(20.5年/91.2㎡)
西神中央駅26.4万/㎡
(25.8年/91.4㎡)
22.5万/㎡
(25.6年/82.9㎡)
23.0万/㎡
(24.1年/83.2㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

妙法寺駅23.5 万/㎡(昨年同期比 +76.7 %)

妙法寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +76.7%( +10.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -86.7%( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.8年(昨年 34.1年から -24.5 %減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 76.3 ㎡から +11.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 34.1 年 → 2020年 25.8 年、-24.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 11.6 分 → 2020年 8.0 分、-31.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 57.1 % → 2020年 100.0 %)

学園都市駅29.8 万/㎡(昨年同期比 +25.2 %)

学園都市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +25.2%( +6.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.8年(昨年 25.1年から +2.8 %増)。平均専有面積は 71.0 ㎡ (昨年 88.0 ㎡から -19.3 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 37.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 15.6 分 → 2020年 21.1 分、+35.3 %と大きく増加)

大倉山駅23.2 万/㎡(昨年同期比 -71.5 %)

大倉山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -71.5%( -58.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 35.3年(昨年 14.3年から +147.4 %増)。平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 17.5 ㎡から +128.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 5.0 分 → 2020年 4.0 分、-20.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 14.3 年 → 2020年 35.3 年、+147.4 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

県庁前駅42.2 万/㎡(昨年同期比 -26.1 %)

県庁前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -26.1%( -14.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +20.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.9年(昨年 16.7年から +37.6 %増)。平均専有面積は 54.2 ㎡ (昨年 62.0 ㎡から -12.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 6.0 分 → 2020年 5.3 分、-11.1 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 16.7 年 → 2020年 22.9 年、+37.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 83.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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