中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期の山陽新幹線 (新神戸駅~姫路駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -5.1%( -1.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 48 件(1年前(2020年)に比べて -2.0%( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 20.6年から +6.3 %増)。平均専有面積は 60.7 ㎡ (昨年 63.5 ㎡から -4.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。姫路駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは姫路駅で昨年に比べ +28.3 %、単価は 23.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(姫路駅)は +28.3 %(単価 +5.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(西明石駅)は -15.8 %(単価 -4.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.2 % → 2021年 16.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.9 % → 2021年 4.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 41.3 % → 2021年 54.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.4 % → 2021年 18.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新神戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -2.8%( -1.6万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて -23.5%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西明石駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -15.8%( -4.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
山陽新幹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新神戸駅 | 57.6万/㎡ (15.7年/43.5㎡) | 59.3万/㎡ (14.6年/54.4㎡) | 51.1万/㎡ (17.9年/42.2㎡) |
西明石駅 | 22.9万/㎡ (28.0年/70.0㎡) | 27.2万/㎡ (20.9年/64.0㎡) | 23.7万/㎡ (23.8年/61.2㎡) |
姫路駅 | 23.3万/㎡ (22.8年/66.0㎡) | 18.2万/㎡ (25.5年/70.2㎡) | 26.6万/㎡ (16.1年/67.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
姫路駅 23.3 万/㎡(昨年同期比 +28.3 %)
姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +28.3%( +5.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2020年)に比べて +13.6%( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 25.5年から -10.7 %減)。平均専有面積は 66.0 ㎡ (昨年 70.2 ㎡から -6.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 25.5 年 → 2021年 22.8 年、-10.7 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 9.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 52.4 %)
西明石駅 22.9 万/㎡(昨年同期比 -15.8 %)
西明石駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -15.8%( -4.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.0年(昨年 20.9年から +34.0 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 64.0 ㎡から +9.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.9 年 → 2021年 28.0 年、+34.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 90.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示