中古マンション相場の概況
2019年1月〜12月期の山陽新幹線 (新神戸駅~姫路駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +4.9%( +1.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 163 件(1年前(2018年)に比べて +8.7%( +13件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 19.9年(昨年 18.8年から +5.8 %増)。平均専有面積は 59.4 ㎡ (昨年 60.6 ㎡から -2.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。
上位 1 駅(西明石駅)は +4.5 %(単価 +1.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(姫路駅)は +0.6 %(単価 +0.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.0 % → 2019年 25.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 6.8 % → 2019年 3.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 12.6 分 → 2019年 14.0 分、+11.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 36.3 % → 2019年 46.8 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.5 % → 2019年 2.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新神戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +0.7%( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 60 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +0.6%( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 73 件(1年前(2018年)に比べて +15.9%( +10件/㎡)と好調に推移しています。)。
山陽新幹線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新神戸駅 | 51.7万/㎡ (19.1年/47.7㎡) | 51.3万/㎡ (19.0年/48.6㎡) | 50.1万/㎡ (16.2年/48.2㎡) |
西明石駅 | 26.5万/㎡ (23.7年/66.3㎡) | 25.4万/㎡ (19.7年/68.6㎡) | 23.7万/㎡ (20.0年/64.5㎡) |
姫路駅 | 24.8万/㎡ (18.9年/66.2㎡) | 24.6万/㎡ (18.1年/64.8㎡) | 21.9万/㎡ (19.0年/64.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
西明石駅 26.5 万/㎡(昨年同期比 +4.5 %)
西明石駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +4.5%( +1.1万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2018年)に比べて -23.1%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 19.7年から +20.0 %増)。平均専有面積は 66.3 ㎡ (昨年 68.6 ㎡から -3.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 9.3 分 → 2019年 7.8 分、-16.6 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.5 % → 2019年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 19.7 年 → 2019年 23.7 年、+20.0 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 51.4 % → 2019年 72.4 %)
姫路駅 24.8 万/㎡(昨年同期比 +0.6 %)
姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +0.6%( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 73 件(1年前(2018年)に比べて +15.9%( +10件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 18.1年から +4.7 %増)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 64.8 ㎡から +2.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.5 % → 2019年 16.9 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 6.6 % → 2019年 4.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 21.2 分 → 2019年 25.1 分、+18.4 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 39.3 % → 2019年 44.6 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 3.3 % → 2019年 1.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示