中古マンション相場の概況
2022年7月〜9月期の京都市東西線 (太秦天神川駅~六地蔵駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -1.1%( -0.6万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 63 件(1年前(2021年)に比べて -16.0%( -12件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 21.9年から -1.3 %減)。平均専有面積は 55.3 ㎡ (昨年 52.3 ㎡から +5.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。二条駅、二条城前駅、東野駅、椥辻駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは二条城前駅で昨年に比べ +53.4 %、単価は 82.2 万円/㎡となった。
上位 2 駅(二条城前駅、東野駅)は +42.4 %(単価 +17.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(太秦天神川駅、西大路御池駅)は -24.4 %(単価 -16.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.3 % → 2022年 19.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.1 % → 2022年 7.9 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.3 % → 2022年 30.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.8 % → 2022年 12.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は111万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -3.0%( -3.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった醍醐駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -7.7%( -1.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
京都市東西線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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太秦天神川駅 | 45.5万/㎡ (21.4年/49.3㎡) | 65.0万/㎡ (14.8年/41.7㎡) | 47.5万/㎡ (17.2年/61.7㎡) |
西大路御池駅 | 56.0万/㎡ (16.8年/65.0㎡) | 69.0万/㎡ (9.0年/22.5㎡) | 46.1万/㎡ (23.8年/40.0㎡) |
二条駅 | 58.4万/㎡ (23.9年/59.2㎡) | 45.5万/㎡ (28.1年/52.1㎡) | 60.3万/㎡ (20.2年/48.3㎡) |
二条城前駅 | 82.2万/㎡ (14.7年/37.1㎡) | 53.6万/㎡ (25.2年/42.9㎡) | 61.9万/㎡ (15.5年/50.0㎡) |
烏丸御池駅 | 83.9万/㎡ (19.9年/41.7㎡) | 81.2万/㎡ (18.9年/50.3㎡) | 69.4万/㎡ (18.3年/50.0㎡) |
京都市役所前駅 | 88.7万/㎡ (16.3年/39.2㎡) | 84.1万/㎡ (19.5年/54.3㎡) | 72.5万/㎡ (18.4年/42.5㎡) |
三条京阪駅 | - | 69.2万/㎡ (12.0年/32.5㎡) | - |
東山駅 | 111万/㎡ (18.5年/90.0㎡) | 115万/㎡ (9.8年/73.3㎡) | 81.2万/㎡ (36.0年/120㎡) |
蹴上駅 | - | - | 70.0万/㎡ (4.5年/60.0㎡) |
御陵駅 | - | - | - |
山科駅 | 50.7万/㎡ (12.8年/70.0㎡) | 46.3万/㎡ (15.2年/66.7㎡) | 21.7万/㎡ (32.5年/60.0㎡) |
東野駅 | 28.3万/㎡ (38.9年/60.0㎡) | 21.5万/㎡ (38.5年/60.6㎡) | 20.9万/㎡ (31.1年/67.0㎡) |
椥辻駅 | 32.5万/㎡ (22.3年/65.0㎡) | 26.7万/㎡ (24.7年/57.0㎡) | 44.0万/㎡ (16.5年/61.7㎡) |
小野駅 | - | - | 24.7万/㎡ (27.5年/67.5㎡) |
醍醐駅 | 18.3万/㎡ (27.2年/75.0㎡) | 19.9万/㎡ (28.9年/63.3㎡) | 15.0万/㎡ (27.5年/60.0㎡) |
石田駅 | 20.0万/㎡ (33.5年/75.0㎡) | 21.1万/㎡ (24.9年/60.0㎡) | 29.0万/㎡ (23.0年/65.0㎡) |
六地蔵駅 | 50.5万/㎡ (11.3年/78.8㎡) | 50.3万/㎡ (9.0年/67.5㎡) | 54.4万/㎡ (8.5年/62.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
二条城前駅 82.2 万/㎡(昨年同期比 +53.4 %)
二条城前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は82.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +53.4%( +28.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.7年(昨年 25.2年から -41.9 %減)。平均専有面積は 37.1 ㎡ (昨年 42.9 ㎡から -13.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 25.2 年 → 2022年 14.7 年、-41.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.4 分 → 2022年 6.1 分、-34.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 57.1 % → 2022年 14.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 % → 2022年 42.9 %)
東野駅 28.3 万/㎡(昨年同期比 +31.4 %)
東野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +31.4%( +6.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 38.9年(昨年 38.5年から +1.0 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 60.6 ㎡から -1.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.4 分 → 2022年 6.4 分、-23.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 75.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 25.0 %)
太秦天神川駅 45.5 万/㎡(昨年同期比 -30.0 %)
太秦天神川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -30.0%( -19.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +133.3%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 14.8年から +44.0 %増)。平均専有面積は 49.3 ㎡ (昨年 41.7 ㎡から +18.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 14.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.8 年 → 2022年 21.4 年、+44.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.3 分 → 2022年 9.4 分、+76.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 14.3 %)
西大路御池駅 56.0 万/㎡(昨年同期比 -18.8 %)
西大路御池駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -18.8%( -13.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 9.0年から +87.0 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 22.5 ㎡から +188.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.0 年 → 2022年 16.8 年、+87.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.5 分 → 2022年 7.0 分、+55.6 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示