京都市東西線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年7月〜9月期の京都市東西線 (太秦天神川駅六地蔵駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +16.2%( +8.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 49 件(1年前(2018年)に比べて -3.9%( -2件/㎡)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.0年(昨年 19.9年から -4.3 %減)。平均専有面積は 51.8 ㎡ (昨年 53.8 ㎡から -3.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西大路御池駅二条城前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは石田駅で昨年に比べ +150.0 %、単価は 33.3 万円/㎡となった。

上位 2 駅(石田駅二条城前駅)は +96.5 %(単価 +19.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(太秦天神川駅椥辻駅)は -18.8 %(単価 -7.5 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.1 % → 2019年 8.2 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 38.8 % → 2019年 28.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.1 % → 2019年 8.2 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.7 % → 2019年 12.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった烏丸御池駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は88.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +15.1%( +11.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて -27.3%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった椥辻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -15.0%( -3.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

京都市東西線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
京都市東西線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
太秦天神川駅38.1万/㎡
(25.0年/65.0㎡)
49.2万/㎡
(19.0年/60.0㎡)
39.7万/㎡
(20.5年/50.0㎡)
西大路御池駅62.6万/㎡
(12.3年/49.0㎡)
49.2万/㎡
(12.5年/65.0㎡)
49.4万/㎡
(10.8年/71.7㎡)
二条駅55.2万/㎡
(20.6年/40.6㎡)
52.0万/㎡
(10.5年/35.0㎡)
53.2万/㎡
(18.2年/52.5㎡)
二条城前駅65.8万/㎡
(22.1年/43.0㎡)
46.0万/㎡
(24.0年/39.2㎡)
55.4万/㎡
(15.8年/32.5㎡)
烏丸御池駅88.5万/㎡
(15.5年/43.1㎡)
76.9万/㎡
(20.4年/44.5㎡)
58.3万/㎡
(16.5年/27.5㎡)
京都市役所前駅86.1万/㎡
(17.5年/46.0㎡)
91.7万/㎡
(17.0年/60.0㎡)
74.1万/㎡
(10.3年/47.9㎡)
三条京阪駅-85.0万/㎡
(6.5年/20.0㎡)
-
東山駅-69.8万/㎡
(22.5年/48.3㎡)
59.5万/㎡
(30.2年/58.3㎡)
蹴上駅-65.0万/㎡
(15.5年/100㎡)
58.7万/㎡
(11.5年/75.0㎡)
御陵駅-16.7万/㎡
(30.5年/60.0㎡)
28.0万/㎡
(14.5年/75.0㎡)
山科駅-20.0万/㎡
(41.5年/60.0㎡)
21.6万/㎡
(31.0年/62.5㎡)
東野駅26.7万/㎡
(23.7年/70.0㎡)
25.9万/㎡
(21.2年/64.4㎡)
15.0万/㎡
(38.4年/58.3㎡)
椥辻駅21.8万/㎡
(29.3年/60.0㎡)
25.6万/㎡
(18.8年/55.0㎡)
16.9万/㎡
(31.5年/55.0㎡)
小野駅-25.7万/㎡
(20.5年/70.0㎡)
-
醍醐駅36.0万/㎡
(14.5年/75.0㎡)
31.8万/㎡
(18.5年/65.0㎡)
36.4万/㎡
(9.5年/55.0㎡)
石田駅33.3万/㎡
(16.5年/60.0㎡)
13.3万/㎡
(29.5年/60.0㎡)
24.9万/㎡
(23.9年/61.7㎡)
六地蔵駅39.1万/㎡
(10.2年/70.0㎡)
35.2万/㎡
(11.8年/66.2㎡)
24.5万/㎡
(20.3年/61.2㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

石田駅33.3 万/㎡(昨年同期比 +150.0 %)

石田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +150.0%( +20.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 16.5年(昨年 29.5年から -44.1 %減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +0.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 29.5 年 → 2019年 16.5 年、-44.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 6.0 分 → 2019年 14.0 分、+133.3 %と大きく増加)

二条城前駅65.8 万/㎡(昨年同期比 +43.1 %)

二条城前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +43.1%( +19.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて -16.7%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 24.0年から -7.9 %減)。平均専有面積は 43.0 ㎡ (昨年 39.2 ㎡から +9.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 6.7 分 → 2019年 5.6 分、-16.0 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 60.0 %)

太秦天神川駅38.1 万/㎡(昨年同期比 -22.5 %)

太秦天神川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -22.5%( -11.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 25.0年(昨年 19.0年から +31.6 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +8.3 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 19.0 年 → 2019年 25.0 年、+31.6 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.5 分 → 2019年 10.5 分、+133.3 %と大きく増加)

椥辻駅21.8 万/㎡(昨年同期比 -15.0 %)

椥辻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -15.0%( -3.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 29.3年(昨年 18.8年から +56.0 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +9.1 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 18.8 年 → 2019年 29.3 年、+56.0 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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