中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期の近鉄名古屋線 (近鉄長島駅～伊勢中川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.9 万円/㎡。中古マンション相場は１年前に比べて 0.8 万円増(+3.2 ％)と小幅に上昇。売買数は 90 件(１年前に比べて 8 件増(+9.8 ％)と堅調に推移。)。
平均築年数は 21.3 年(昨年 20.6 年から +3.2 ％増)。平均専有面積は 75.3 ㎡ (昨年 77.4 ㎡から -2.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。近鉄長島駅、桑名駅、阿倉川駅、白子駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿倉川駅で昨年に比べ +73.5 ％、単価は 15.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(阿倉川駅、白子駅)は +57.9 ％(単価 +6.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(津新町駅、川越富洲原駅)は -41.1 ％(単価 -8.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.3 ％ → 2021年 3.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.0 ％ → 2021年 5.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.9 分 → 2021年 12.0 分、+21.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 48.0 ％ → 2021年 54.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった近鉄富田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.0 万円/㎡。中古マンション相場は１年前に比べて 0.8 万円減(-2.5 ％)と僅かに下落。売買数は 2 件(１年前に比べて 2 件減(-50.0 ％)と大幅に減少。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった津新町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7 万円/㎡。中古マンション相場は１年前に比べて 9.0 万円減(-45.6 ％)と大幅に下落。売買数は 6 件(１年前に比べて 2 件増(+50.0 ％)と大幅に増加。)。
| 近鉄名古屋線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 近鉄長島駅 | 14.7万/㎡ (20.3年/95.0㎡) | 11.8万/㎡ (11.3年/85.0㎡) | 16.8万/㎡ (19.4年/95.0㎡) |
| 桑名駅 | 28.7万/㎡ (19.7年/80.0㎡) | 22.0万/㎡ (25.0年/78.1㎡) | 25.0万/㎡ (22.3年/73.4㎡) |
| 益生駅 | 18.5万/㎡ (19.1年/65.0㎡) | 29.0万/㎡ (18.1年/71.7㎡) | 20.0万/㎡ (12.8年/65.0㎡) |
| 伊勢朝日駅 | 21.5万/㎡ (13.3年/65.0㎡) | - | - |
| 川越富洲原駅 | 13.5万/㎡ (0年/65.0㎡) | 21.3万/㎡ (22.4年/64.0㎡) | 22.5万/㎡ (18.1年/79.2㎡) |
| 近鉄富田駅 | 31.0万/㎡ (17.5年/82.5㎡) | 31.8万/㎡ (9.5年/77.5㎡) | 20.0万/㎡ (29.0年/70.0㎡) |
| 霞ケ浦駅 | - | - | 11.3万/㎡ (27.7年/56.7㎡) |
| 阿倉川駅 | 15.8万/㎡ (31.0年/60.0㎡) | 9.1万/㎡ (28.5年/80.0㎡) | 15.0万/㎡ (26.9年/70.0㎡) |
| 川原町駅 | - | 18.6万/㎡ (24.6年/76.7㎡) | 14.6万/㎡ (24.8年/70.0㎡) |
| 近鉄四日市駅 | 29.6万/㎡ (19.6年/77.4㎡) | 31.8万/㎡ (17.7年/71.4㎡) | 25.8万/㎡ (23.0年/71.2㎡) |
| 新正駅 | 29.2万/㎡ (31.8年/65.0㎡) | - | 14.3万/㎡ (29.8年/70.0㎡) |
| 長太ノ浦駅 | 9.3万/㎡ (29.0年/75.0㎡) | - | 4.7万/㎡ (27.8年/85.0㎡) |
| 箕田駅 | 6.2万/㎡ (30.5年/65.0㎡) | - | - |
| 伊勢若松駅 | - | - | - |
| 千代崎駅 | - | - | - |
| 白子駅 | 18.6万/㎡ (21.1年/78.6㎡) | 13.0万/㎡ (26.0年/114㎡) | 15.3万/㎡ (20.1年/94.3㎡) |
| 鼓ケ浦駅 | - | - | - |
| 磯山駅 | - | - | 5.3万/㎡ (31.5年/55.0㎡) |
| 津駅 | 27.0万/㎡ (20.2年/77.3㎡) | 25.4万/㎡ (15.5年/75.0㎡) | 28.7万/㎡ (15.8年/77.1㎡) |
| 津新町駅 | 10.7万/㎡ (32.4年/50.0㎡) | 19.8万/㎡ (28.1年/63.8㎡) | 20.4万/㎡ (23.3年/52.9㎡) |
| 南が丘駅 | 27.6万/㎡ (22.5年/85.0㎡) | 23.4万/㎡ (12.6年/76.7㎡) | 30.0万/㎡ (19.8年/70.0㎡) |
| 久居駅 | 24.9万/㎡ (24.4年/67.5㎡) | 24.3万/㎡ (19.0年/75.0㎡) | 27.0万/㎡ (21.9年/56.7㎡) |
| 桃園駅 | - | - | - |
| 伊勢中川駅 | 32.8万/㎡ (11.5年/75.0㎡) | - | 34.7万/㎡ (12.8年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
阿倉川駅 15.8 万/㎡(昨年同期比 +73.5 ％)
阿倉川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.8 万円/㎡。中古マンション相場は１年前に比べて 6.7 万円増(+73.5 ％)と大幅に上昇。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.0 年(昨年 28.5 年から +8.8 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -25.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 10.0 分 → 2021年 5.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
白子駅 18.6 万/㎡(昨年同期比 +42.3 ％)
白子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.6 万円/㎡。中古マンション相場は１年前に比べて 5.5 万円増(+42.3 ％)と大幅に上昇。売買数は 11 件(１年前に比べて 4 件増(+57.1 ％)と大幅に増加。)。
平均築年数は 21.1 年(昨年 26.0 年から -18.8 ％減)。平均専有面積は 78.6 ㎡ (昨年 113.6 ㎡から -30.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 26.0 年 → 2021年 21.1 年、-18.8 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 ％ → 2021年 60.0 ％)
津新町駅 10.7 万/㎡(昨年同期比 -45.6 ％)
津新町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7 万円/㎡。中古マンション相場は１年前に比べて 9.0 万円減(-45.6 ％)と大幅に下落。売買数は 6 件(１年前に比べて 2 件増(+50.0 ％)と大幅に増加。)。
平均築年数は 32.4 年(昨年 28.1 年から +15.0 ％増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 63.8 ㎡から -21.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 28.1 年 → 2021年 32.4 年、+15.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.8 分 → 2021年 6.0 分、+26.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 ％ → 2021年 83.3 ％)
川越富洲原駅 13.5 万/㎡(昨年同期比 -36.5 ％)
川越富洲原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.5 万円/㎡。中古マンション相場は１年前に比べて 7.8 万円減(-36.5 ％)と大幅に下落。売買数は 1 件(１年前に比べて 4 件減(-80.0 ％)と大幅に減少。)。
平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 64.0 ㎡から +1.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 9.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示
