狭山市の中古マンション価格相場 [埼玉県]

狭山市の中古マンションは、築10年で価格が10%以内(-5.58%)の下落率に留まるため、中古マンションの購入時には、立地の良さ（交通の便利さ、商業施設や教育機関の近さ）、地域の開発計画や将来の価値上昇の可能性、そして物件の状態の細かい点を確認することが重要です。そして、購入後の長期的な価値保持や将来の売却を検討する際にも、これらの要素が中古マンションの魅力となり、適切な売却タイミングと物件の特徴をアピールすることが重要です。

このセクションでは『狭山市』において、築年数に対して中古マンションの価格相場（㎡単価）がどのように変化するのか、築年数による中古マンション価格相場への影響をより詳しく調べることができます。

不動産鑑定士

竹内 英二のコメント

マンションの価格は築年数が経過すると下落していくことが一般的です。ただし、マンションにも土地価格が含まれますので、築年数が経過しても価格がゼロ円になるわけではありません。グラフから築年数によってどの程度価格が下がっていくかがわかります。

このセクションでは、狭山市に含まれるエリアごとに中古マンション価格相場の詳細な情報を提供します。 例えば、最も価格が高いエリアと最も低いエリア、価格上昇率が最も大きいエリアと最も小さいエリア、を比較しそれぞれの特徴と価格動向を探ります。 狭山市における中古マンションの値段が上がりそうな地域、値段が上がる駅を探す際にも役立ちます。

なお、狭山市における過去の中古マンションの取引データ(物件の条件と取引価格を含む個別事例)を確認したい場合は『過去の取引データを調べる』をご覧ください。 また、物件をお持ちの方で、自身の物件と類似する物件の過去の取引事例を調べたい場合は『不動産一括査定サイト』からお申し込みください。 無料で類似する過去の取引事例を手軽に入手できます。

エリアごとの最新動向

狭山市において、最も中古マンションの価格相場が高いエリアは、『大字上奥富』における平均単価 25.3万円/㎡(価格相場 1,753万円)、 最も低いエリアは、『大字青柳』における平均単価 4.9万円/㎡(価格相場 267万円)です。 上昇率が最も大きいエリアは『大字東三ツ木』における+123.6%、 上昇率が最も小さいエリアは『大字青柳』における-55.7%です。

『大字青柳』は、最も中古マンションが低いエリアでかつ、価格上昇率も低いことから、この地域の不動産市場は下降傾向にあるといえます。

『大字東三ツ木』『中央』『祇園』『入間川』『新狭山』は、価格上昇率が5%を超えており、特に注目されている地域です。この地域における中古マンション相場の上昇理由も調べてみましょう。

エリアごと価格相場の特徴

祇園(20.6万円/㎡), 笹井(19.6万円/㎡)の平均中古マンション価格は、狭山市全体の直近3年間の平均価格である18.8万円/㎡に比べて3-10%と僅かに高い水準を示しています。この僅かな価格差は、狭山市内の他の地域と比較して独自の魅力を持っていることを示しています。

入間川(22.5万円/㎡), 富士見(22.3万円/㎡)の平均中古マンション価格は、狭山市全体の直近3年間の平均価格である18.8万円/㎡よりも10-20%高い水準を示しています。この顕著な価格差は、狭山市内で特に不動産需要が高いエリアであることを示しています。公共交通機関へのアクセス、教育機関や公的施設の充実など、住宅購入者に魅力的な要素が多くあります。これにより、狭山市内でも特に価値の高い不動産市場となっています。

新狭山(23.4万円/㎡)の中古マンション価格は平均23.4万円/㎡に達し、狭山市全体の直近3年間の平均価格である18.8万円/㎡よりも20-30%高いという顕著な差があります。この大きな価格差は、狭山市内で中古マンションの需要が特に高い地域であることを示しています。

大字上奥富(25.3万円/㎡)の中古マンション価格は平均25.3万円/㎡に達し、狭山市全体の直近3年間の平均価格である18.8万円/㎡と比較して30%以上も高く、この大幅な差は狭山市内で最も希望される住宅地の一つであることを示しています。この地域の中古マンション価格は、良好な生活環境を求める人々による強い需要によって引き起こされていることが示唆されます。