このページでは「大阪市」の平均的な中古マンション(集合住宅・共同住宅)価格の相場、売却相場、ランキングを調べたり、駅距離、面積などを指定して中古マンション価格(値段、評価額)を即座に計算することができます。 過去の中古マンション価格相場(実勢価格、売却相場)の推移・動向や、中古マンションの取引データを確認することができます。 また、大阪市における将来の人口推移に基づく、今後10年間の中古マンション価格相場の将来見通しも説明します。
実際の中古マンションの価格相場は立地、日当たり、眺望など、物件ごとの個別要因を考慮する必要があります。 過去の取引事例を確認したり、詳細な価格相場を調べるには無料で利用できる『不動産一括査定サイト』をご利用ください。
【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
大阪市 中古マンションの価格相場を調べる
2023年の大阪府 大阪市における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +3.2％( +1.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。
より詳細な、専有面積、駅からの距離など物件の各条件ごとの取引物件数の変化、動向を調べる場合は『セグメント別取引物件の動向を調べる』をご覧ください。セグメントごとの取引物件数のトレンドを確認することができます。
掲載している価格相場情報は、52,412件の国土交通省が提供する過去の実取引データに基づき計算したものです。
中古マンションの価格相場の最新動向
大阪市における中古マンションの価格は長期的に安定成長していることが確認できます。具体的に、大阪市における直近3年間(2021-2023年)の中古マンション価格の平均(58.3万円/㎡)は、10年前の2013年の中古マンション価格(34.1万円/㎡)を上回っており、かつ、直近10年間において中古マンション価格が上昇した年が4点(2014, 2015, 2016, 2017, 2019, 2020, 2021, 2022, 2023年)以上存在します。これは、大阪市において中古マンション市場が健全な成長トレンドにあることを示しており、持続的な成長パターンを示唆しています。
大阪市の中古マンション価格は、直近3年間で平均58.3万円/㎡に達し、大阪府全体の平均47.7万円/㎡よりも22.2%高いという顕著な差があります。この大きな価格差は、大阪府内で中古マンションの需要が特に高い地域であることを示しています。
より詳細な動向は「中古マンション価格の年別推移」のデータを参照してください。
隣接エリアと比較すると、大阪市の中古マンション相場(60.9万円/㎡, 2023年)は、隣接エリアである豊中市(38.5万円/㎡), 吹田市(42.6万円/㎡), 守口市(33.1万円/㎡), 門真市(28.5万円/㎡), 松原市(23.1万円/㎡), 大東市(31.8万円/㎡), 摂津市(38.1万円/㎡), 堺市(28.8万円/㎡), 八尾市(30.9万円/㎡), 東大阪市(27.7万円/㎡)の平均価格である32.3万円/㎡に比べて30%以上高く、このエリアにおける不動産市場の独自性と魅力を示します。近隣エリアで最も高い相場を持つ吹田市(42.6万円/㎡)と比較しても、大阪市(60.9万円/㎡, 2023年)の価値が高いことがうかがえます。
また、大阪市の中古マンションの価格変動率(+3.2%, 2023年)は、隣接エリア豊中市(-3.5%), 吹田市(-1.7%), 守口市(+11.2%), 門真市(+1.1%), 松原市(-4.3%), 大東市(+1.9%), 摂津市(-1.1%), 堺市(-1.3%), 八尾市(-5.1%), 東大阪市(-2.6%)の変動率の平均値(-0.5%)とほぼ同等です。これは大阪市が近隣エリアのマンション市場において安定した投資先と見なされていることを示唆しています。
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大阪市の他の物件相場
隣接エリア 中古マンション相場一覧
大阪市の近隣エリアにおける中古マンション相場は以下のとおりです。
| エリア | 平均価格 | 平均単価 | 件数 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 豊中市 | 2,768 万円 | 38.5 万円/㎡ | 5,198 件 | -3.5% (2023) |
| 吹田市 | 2,859 万円 | 42.6 万円/㎡ | 5,834 件 | -1.7% (2023) |
| 守口市 | 2,203 万円 | 33.1 万円/㎡ | 913 件 | +11.2% (2023) |
| 門真市 | 1,850 万円 | 28.5 万円/㎡ | 542 件 | +1.1% (2023) |
| 松原市 | 1,524 万円 | 23.1 万円/㎡ | 569 件 | -4.3% (2023) |
| 大東市 | 2,127 万円 | 31.8 万円/㎡ | 480 件 | +1.9% (2023) |
| 摂津市 | 2,527 万円 | 38.1 万円/㎡ | 456 件 | -1.1% (2023) |
| 堺市 | 1,960 万円 | 28.8 万円/㎡ | 6,770 件 | -1.3% (2023) |
| 八尾市 | 2,061 万円 | 30.9 万円/㎡ | 1,313 件 | -5.1% (2023) |
| 東大阪市 | 1,797 万円 | 27.7 万円/㎡ | 2,640 件 | -2.6% (2023) |
大阪市 中古マンションの価格相場動向
大阪市における中古マンション価格相場の動向は以下の通りです。
これは、大阪市における52,412件の過去の中古マンションの取引事例に対して、各年ごとに取引価格(面積価格)の平均値を算出し、それらをグラフとして描画したものです。
単位： タッチ操作：
大阪市 中古マンション価格相場 推移・動向
中古マンション価格の年別推移
大阪府 大阪市における年別推移
大阪府 大阪市における中古マンション(集合住宅・共同住宅)価格相場の年別推移は以下の通りです。各年ごとに取引物件の駅距離や面積などの平均値も確認できるため、取引物件のトレンド変化も確認することができます。
| 年 | 駅距離 | 築年数 | 面積 | 単価 | 変動率 | 件数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023 年 | 5.6 分 | 21.2 年 | 45.8 ㎡ | 60.9 万円/㎡ | +3.2% | 2,678 件 |
| 2022 年 | 5.7 分 | 21.0 年 | 46.4 ㎡ | 59.1 万円/㎡ | +7.8% | 4,218 件 |
| 2021 年 | 5.7 分 | 21.1 年 | 49.6 ㎡ | 54.8 万円/㎡ | +6.0% | 4,062 件 |
| 2020 年 | 5.9 分 | 21.3 年 | 50.6 ㎡ | 51.7 万円/㎡ | +7.1% | 3,669 件 |
| 2019 年 | 5.7 分 | 21.5 年 | 52.1 ㎡ | 48.3 万円/㎡ | +2.7% | 3,417 件 |
| 2018 年 | 5.8 分 | 20.2 年 | 51.8 ㎡ | 47.0 万円/㎡ | +0.4% | 3,060 件 |
| 2017 年 | 5.9 分 | 19.3 年 | 51.4 ㎡ | 46.8 万円/㎡ | +4.0% | 3,058 件 |
| 2016 年 | 5.8 分 | 18.8 年 | 49.6 ㎡ | 45.0 万円/㎡ | +11.3% | 3,175 件 |
| 2015 年 | 5.7 分 | 19.3 年 | 51.6 ㎡ | 40.4 万円/㎡ | +5.9% | 2,989 件 |
| 2014 年 | 6.0 分 | 18.8 年 | 53.3 ㎡ | 38.2 万円/㎡ | +12.1% | 2,811 件 |
| 2013 年 | 6.1 分 | 19.7 年 | 54.0 ㎡ | 34.1 万円/㎡ | +6.5% | 2,771 件 |
| 2012 年 | 6.1 分 | 19.5 年 | 54.0 ㎡ | 32.0 万円/㎡ | -10.5% | 2,454 件 |
| 2011 年 | 5.7 分 | 16.8 年 | 51.0 ㎡ | 35.7 万円/㎡ | +11.9% | 2,674 件 |
| 2010 年 | 6.5 分 | 18.4 年 | 55.4 ㎡ | 31.9 万円/㎡ | -3.8% | 2,646 件 |
| 2009 年 | 6.5 分 | 16.8 年 | 55.8 ㎡ | 33.2 万円/㎡ | -0.3% | 2,331 件 |
| 2008 年 | 6.3 分 | 18.0 年 | 55.5 ㎡ | 33.3 万円/㎡ | -4.5% | 1,932 件 |
| 2007 年 | 6.2 分 | 17.4 年 | 54.3 ㎡ | 34.9 万円/㎡ | +7.7% | 1,863 件 |
| 2006 年 | 6.0 分 | 17.4 年 | 56.8 ㎡ | 32.4 万円/㎡ | +5.4% | 1,901 件 |
| 2005 年 | 6.2 分 | 17.6 年 | 57.2 ㎡ | 30.7 万円/㎡ | - | 703 件 |
大阪府における年別推移
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大阪府における中古マンション(集合住宅・共同住宅)価格相場の年別推移は以下の通りです。各年ごとに取引物件の駅距離や面積などの平均値も確認できるため、取引物件のトレンド変化も確認することができます。
| 年 | 駅距離 | 築年数 | 面積 | 単価 | 変動率 | 件数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023 年 | 7.8 分 | 24.1 年 | 54.4 ㎡ | 50.1 万円/㎡ | +3.5% | 4,327 件 |
| 2022 年 | 7.9 分 | 23.6 年 | 55.4 ㎡ | 48.4 万円/㎡ | +8.5% | 7,090 件 |
| 2021 年 | 8.1 分 | 23.2 年 | 57.8 ㎡ | 44.6 万円/㎡ | +6.1% | 7,134 件 |
| 2020 年 | 8.3 分 | 23.4 年 | 58.8 ㎡ | 42.0 万円/㎡ | +6.6% | 6,505 件 |
| 2019 年 | 8.1 分 | 23.1 年 | 60.0 ㎡ | 39.4 万円/㎡ | +4.9% | 6,378 件 |
| 2018 年 | 8.5 分 | 22.2 年 | 60.3 ㎡ | 37.6 万円/㎡ | -1.4% | 5,928 件 |
| 2017 年 | 8.4 分 | 21.5 年 | 59.2 ㎡ | 38.1 万円/㎡ | +3.8% | 5,526 件 |
| 2016 年 | 8.4 分 | 20.9 年 | 58.3 ㎡ | 36.7 万円/㎡ | +10.3% | 5,736 件 |
| 2015 年 | 8.5 分 | 20.8 年 | 60.3 ㎡ | 33.3 万円/㎡ | +6.1% | 5,656 件 |
| 2014 年 | 8.7 分 | 20.2 年 | 61.1 ㎡ | 31.4 万円/㎡ | +9.1% | 5,454 件 |
| 2013 年 | 8.8 分 | 20.2 年 | 61.8 ㎡ | 28.8 万円/㎡ | +4.6% | 5,619 件 |
| 2012 年 | 9.0 分 | 19.9 年 | 61.6 ㎡ | 27.5 万円/㎡ | -8.3% | 5,039 件 |
| 2011 年 | 8.8 分 | 18.0 年 | 60.1 ㎡ | 30.0 万円/㎡ | +8.9% | 5,253 件 |
| 2010 年 | 9.4 分 | 18.2 年 | 62.8 ㎡ | 27.6 万円/㎡ | -0.2% | 5,589 件 |
| 2009 年 | 9.8 分 | 17.4 年 | 63.5 ㎡ | 27.6 万円/㎡ | -1.3% | 5,009 件 |
| 2008 年 | 9.7 分 | 18.0 年 | 63.1 ㎡ | 28.0 万円/㎡ | -4.0% | 4,250 件 |
| 2007 年 | 9.1 分 | 17.5 年 | 61.5 ㎡ | 29.1 万円/㎡ | -7.1% | 3,627 件 |
| 2006 年 | 6.3 分 | 17.5 年 | 57.5 ㎡ | 31.4 万円/㎡ | +2.2% | 2,100 件 |
| 2005 年 | 6.2 分 | 17.6 年 | 57.2 ㎡ | 30.7 万円/㎡ | - | 703 件 |
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ウチノカチでは、ユーザー登録など面倒な手続きせずに築年数、駅距離などの条件から『大阪市』における中古マンションの価格相場(値段、評価額)を簡単・高精度に計算できる『価格計算ツール』を提供しています。
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不動産鑑定士
竹内 英二のコメント
| 対象物件の『条件』を入力 |
|---|
| 年 |
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| 分 |
価格相場は、過去の取引データに対して回帰分析(Regression Analysis)を用いて算定したもので、 不動産鑑定士などの専門家が実際に価格査定を行う際と同等の算定手法を適用しています。
ウチノカチが提供する大阪市における中古マンション価格相場は、 国土交通省の直近の2022/06から2023/09までの期間に取引された「4997件」の取引を選定し算定しています。
なお、実際の物件価値は、方位、リフォームの有無など、様々な条件を考慮して行われます。 本サービスが提供する価格相場は不十分な点があることをご理解の上ご利用くださいますようお願いいたします。
大阪市 築年数に対する価格相場の傾向
大阪市の中古マンションは、築10年で価格が10%以上、30%以内(-22.14%)の範囲の下落率であるため、中古マンションの購入時には、価格下落の理由を深く理解し、物件のリノベーションの可能性や中長期的な投資価値の検討が重要です。価格下落が一時的なものか長期的なトレンドかを把握し、その上で物件を選ぶことが重要です。そして、将来的な売却を検討する際には、地域の不動産市場の動向を理解し、小規模なリノベーションや修理を行うことで売却価格を高める戦略が効果的といえます。
このセクションでは『大阪市』において、築年数に対して中古マンションの価格相場（㎡単価）がどのように変化するのか、築年数による中古マンション価格相場への影響をより詳しく調べることができます。
オレンジ色の線は築年数に応じた単位㎡当たりの平均中古マンション価格（最小乖離線）です。オレンジ色の線は、面積、駅からの距離等に応じて変化します（例えば、駅までの距離が遠くなると、単価は下がります）。
ドットは、中古マンションの売却取引データです。マウスを重ねるか、タッチすることにより用途地域等の詳細を表示させることができます。面積、駅距離、価格等で色分けさせることができます。
（※モバイルでは２本指でスクロール・拡大縮小します）（※ダブルクリックすると、築年数の値が更新されます）
不動産鑑定士
竹内 英二のコメント
| 築年数 | 価格 | 割合 |
|---|---|---|
| 新築時の平均価格 | 98 万円/㎡ | 100 % |
| 築１０年・残存価値 | 76 万円/㎡ | 78 % |
| 築２０年・残存価値 | 59 万円/㎡ | 60 % |
| 築３０年・残存価値 | 46 万円/㎡ | 47 % |
単位： タッチ操作：
築年数に対する中古マンション相場の傾向
- 物件詳細情報： {{infoObj.place}} （{{infoObj.trains[0]}} {{infoObj.station}} 徒歩 {{infoObj.station_distance}}分）
- 売却価格 {{infoObj.price/10000|number_nicely}} 万円 坪単価 {{infoObj.unit_price/10000 * 3.30578512|number_nicely}} 万円/坪 ㎡単価 {{infoObj.unit_price/10000|number:1}} 万円/㎡
・築：{{infoObj.days_elapsed|days_year}} 年 ・専有面積：{{infoObj.dimension / getUnitCoef()|number:1}} {{unitType|unitConvert}} ・建物面積：{{infoObj.dimension_all / getUnitCoef()|number:1}} {{unitType|unitConvert}} ・土地形状：{{infoObj.land_plan}} ・間取り：{{infoObj.floor_plan}} ・構造：{{infoObj.structure}} ・間口：{{infoObj.frontage}}m
・都市計画(用途地域)：{{infoObj.city_plan}} （売却時期：{{infoObj.trade_date_plain}}）
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中古マンションの「売却相場」を調べる
実際の中古マンションの価格相場は、学区等の周辺環境、近くにある公共施設・商業施設へのアクセス等の立地条件、住戸・敷地・共有部分の維持管理状況など、物件ごとの個別要因を考慮する必要があります。
一般の方は、これらの要因を考慮して計算することは困難ですが「不動産一括査定サイト」を利用することにより無料で価格相場を計算してもらうことができます。 また、大阪市において条件が類似する過去の取引物件の情報も入手できるため、価格算定の参考にできます。
しかし、「不動産一括査定サイト」といっても十数社の企業が提供しており、どの査定サービスを利用すればいいのか迷ってしまうでしょう。 ウチノカチでは、専門家による監修のもと、様々な観点から不動産査定サイトを比較しました（比較記事はこちら）。
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宅地建物取引士・日商簿記2級
岩野 愛弓のコメント
大阪市の周辺環境
政令指定都市で2番目の人口
大阪市は大阪府の県庁所在地があり、270万人が在住する全国の政令指定都市で2番目の人口を誇ります。区の面積は、最大人口の横浜市の約半分の広さです。大阪（大坂）の由来は、上町台地の北側にある大きな坂が由来です。明治時代に、「坂」と言う漢字は、「士に反る」ことで「武士の反乱」ということになることをおそれたためこざとへんの「阪」となったようです。
鉄道は、大阪駅を中心にしたネットワークで西日本最大の駅になります。駅につきもののエスカレータでは東京と異なる文化で、大阪では左を開けることが慣習です。これは、大阪万博のマナーが起源となっているようです。東京では、交通ルールをもとにしていることらしいですが、全国的にも東京と同様の慣習が多いため大阪独自と言えます。
大阪発祥のもの
大阪と言えば、会津屋（西成区）がたこ焼きが発祥です。昭和初期に牛スジを使ったラジオ焼きというものが元祖で、タコを使ったことでたこ焼きになりました。大阪では88％のお宅にたこ焼き機があると言われています。
現在ではほとんどの駅にある自動改札機は、最初に大阪で使用されました。現代では、ほとんどの駅でタッチ式の電子カードが利用できますが、その自動改札の仕組みとなる切符の改札をいち早く使用したのが大阪と言われています。今から約50年前に導入され全国的に普及しました。
カップ麺、レトルトカレーも大阪に本社がある企業が発祥です。お手軽に食べられることで、世界的にも食生活で利用されています。
セグメント別取引物件の動向を調べる
このセクションでは、大阪市における中古マンションの取引データについて、築年数、駅距離および面積の各セグメントごとに詳細な解析情報を提供します。 具体的に、各セグメントごとの取引物件数の変化を確認することにより、大阪市における中古マンション価格の動向が、どのような物件の取引により影響を受けたのか確認することができます。
これにより、最近の価格相場の動向(上昇、下落)がこのエリアにおける需給・ニーズの変化に伴う本質的なものか、取引される物件の属性が変化したにすぎない(例えば、価格相場の下落が駅から遠かったり、築年数が古い物件の取引が増えただけ)のか変化の要因を確認することができます。
なお、大阪市における過去の中古マンションの取引データ(物件の条件と取引価格を含む個別事例)を確認したい場合は『過去の取引データを調べる』をご覧ください。 大阪市に含まれるエリアごとの中古マンションの価格相場を確認したい場合は『大阪市のエリアごとの価格相場を調べる』をご覧ください。
大阪市 取引物件数の推移・動向の概要
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が小幅増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が小幅減少。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2022年 36.3 ％ → 2023年 37.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.7 ％ → 2023年 6.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.1 ％ → 2023年 29.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 16.5 ％ → 2023年 15.3 ％)
セグメント対象：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示
大阪市のエリアごとの価格相場を調べる
このセクションでは、大阪市に含まれるエリアごとに中古マンション価格相場の詳細な情報を提供します。 例えば、最も価格が高いエリアと最も低いエリア、価格上昇率が最も大きいエリアと最も小さいエリア、を比較しそれぞれの特徴と価格動向を探ります。 大阪市における中古マンションの値段が上がりそうな地域、値段が上がる駅を探す際にも役立ちます。
なお、大阪市における過去の中古マンションの取引データ(物件の条件と取引価格を含む個別事例)を確認したい場合は『過去の取引データを調べる』をご覧ください。 また、物件をお持ちの方で、自身の物件と類似する物件の過去の取引事例を調べたい場合は『不動産一括査定サイト』からお申し込みください。 無料で類似する過去の取引事例を手軽に入手できます。
エリアごとの最新動向
大阪市において、最も中古マンションの価格相場が高いエリアは、『大阪市浪速区』における平均単価 73.9万円/㎡(価格相場 2,127万円)、 最も低いエリアは、『堺市美原区』における平均単価 12.0万円/㎡(価格相場 600万円)です。 上昇率が最も大きいエリアは『大阪市生野区』における+51.4%、 上昇率が最も小さいエリアは『大阪市大正区』における-19.0%です。
『大阪市生野区』『大阪市生野区』『大阪市住吉区』『大阪市住吉区』『大阪市都島区』は、価格上昇率が5%を超えており、特に注目されている地域です。この地域における中古マンション相場の上昇理由も調べてみましょう。
エリアごと価格相場の特徴
大阪市福島区(63.5万円/㎡), 大阪市天王寺区(60.4万円/㎡)の平均中古マンション価格は、大阪市全体の直近3年間の平均価格である58.3万円/㎡に比べて3-10%と僅かに高い水準を示しています。この僅かな価格差は、大阪市内の他の地域と比較して独自の魅力を持っていることを示しています。
大阪市西区(64.3万円/㎡), 大阪市中央区(69.3万円/㎡)の平均中古マンション価格は、大阪市全体の直近3年間の平均価格である58.3万円/㎡よりも10-20%高い水準を示しています。この顕著な価格差は、大阪市内で特に不動産需要が高いエリアであることを示しています。公共交通機関へのアクセス、教育機関や公的施設の充実など、住宅購入者に魅力的な要素が多くあります。これにより、大阪市内でも特に価値の高い不動産市場となっています。
大阪市浪速区(73.9万円/㎡), 大阪市北区(70.5万円/㎡)の中古マンション価格は平均72.2万円/㎡に達し、大阪市全体の直近3年間の平均価格である58.3万円/㎡よりも20-30%高いという顕著な差があります。この大きな価格差は、大阪市内で中古マンションの需要が特に高い地域であることを示しています。
不動産鑑定士
竹内 英二のコメント
大阪市 中古マンション相場一覧
| エリア | 平均価格 | 平均単価 | 件数 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 大阪市都島区 | 2,456 万円 | 49.7 万円/㎡ | 2,648 件 | +18.5% (2023) |
| 大阪市福島区 | 2,759 万円 | 63.5 万円/㎡ | 2,474 件 | +8.5% (2023) |
| 大阪市此花区 | 2,428 万円 | 39.4 万円/㎡ | 635 件 | +5.5% (2023) |
| 大阪市西区 | 2,677 万円 | 64.3 万円/㎡ | 4,479 件 | +4.7% (2023) |
| 大阪市港区 | 2,154 万円 | 57.7 万円/㎡ | 1,231 件 | +2.2% (2023) |
| 大阪市大正区 | 1,935 万円 | 49.7 万円/㎡ | 486 件 | -19.0% (2023) |
| 大阪市天王寺区 | 3,160 万円 | 60.4 万円/㎡ | 2,406 件 | +6.7% (2023) |
| 大阪市浪速区 | 2,127 万円 | 73.9 万円/㎡ | 2,288 件 | +0.6% (2023) |
| 大阪市西淀川区 | 1,767 万円 | 40.3 万円/㎡ | 1,545 件 | -7.9% (2023) |
| 大阪市東淀川区 | 1,493 万円 | 45.0 万円/㎡ | 2,025 件 | +2.1% (2023) |
| 大阪市東成区 | 2,158 万円 | 54.7 万円/㎡ | 1,216 件 | -3.9% (2023) |
| 大阪市生野区 | 1,485 万円 | 32.1 万円/㎡ | 451 件 | +51.4% (2023) |
| 大阪市旭区 | 1,854 万円 | 31.0 万円/㎡ | 970 件 | -2.1% (2023) |
| 大阪市城東区 | 2,368 万円 | 43.7 万円/㎡ | 2,778 件 | +9.3% (2023) |
| 大阪市阿倍野区 | 3,000 万円 | 54.6 万円/㎡ | 1,856 件 | +8.7% (2023) |
| 大阪市住吉区 | 2,446 万円 | 36.8 万円/㎡ | 1,047 件 | +24.3% (2023) |
| 大阪市東住吉区 | 2,024 万円 | 36.6 万円/㎡ | 909 件 | +6.3% (2023) |
| 大阪市西成区 | 1,709 万円 | 29.6 万円/㎡ | 394 件 | +11.5% (2023) |
| 大阪市淀川区 | 1,808 万円 | 47.3 万円/㎡ | 5,563 件 | -1.5% (2023) |
| 大阪市鶴見区 | 2,894 万円 | 38.9 万円/㎡ | 1,125 件 | -3.8% (2023) |
| 大阪市住之江区 | 1,707 万円 | 25.1 万円/㎡ | 1,593 件 | -5.1% (2023) |
| 大阪市平野区 | 1,751 万円 | 27.8 万円/㎡ | 1,172 件 | -0.1% (2023) |
| 大阪市北区 | 3,308 万円 | 70.5 万円/㎡ | 6,348 件 | -1.9% (2023) |
| 大阪市中央区 | 2,871 万円 | 69.3 万円/㎡ | 6,773 件 | +2.3% (2023) |
不動産鑑定士
竹内 英二のコメント