山梨県の住宅価格相場は坪単価 38.5万円/坪 (11.6万円/㎡)でした。中古住宅相場は山梨県における10,215件の取引価格(売却価格)により計算したもので、標準的な住宅の値段(坪単価、評価額)がいくらになるか目安を示すものです。
価格相場 38.5 万円/坪 (11.6万円/㎡)
・平均築年数 25.0 年
・平均駅距離 37.5 分
・平均専有面積 121 坪 (400 ㎡)
・平均延床面積 47.4 坪 (157 ㎡)
このページでは「山梨県」の平均的な中古住宅価格の相場、売却相場を調べたり、駅距離、面積などを指定して中古住宅価格(値段、評価額)を即座に計算することができます。 過去の中古住宅価格相場(実勢価格、売却相場)の推移や、中古住宅の取引価格を確認することができます。 また、「公示地価」、「相続税評価額」の情報も提供しています。
中古住宅相場は、中古住宅を売る際の売却相場(売出価格)の一つの目安です。 売却を決める前に、いくらで売る(売出価格をいくらにする)のが妥当か調べてみましょう。
記事監修:岩野愛弓
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。
山梨県 中古住宅価格相場
価格相場 38.5 万円/坪 (11.6万円/㎡)
・平均築年数 25.0 年
・平均駅距離 37.5 分
・平均専有面積 121 坪 (400 ㎡)
・平均延床面積 47.4 坪 (157 ㎡)
山梨県の住宅価格相場は 38.5 万円/坪 (11.6 万/㎡)、坪単価の中央値は 31.7 万円/坪 (9.6 万/㎡)でした。
2020 年における宅地(土地と建物)の坪単価は、2019 年における坪単価に比べ -0.5 %減少 (坪単価 -0.2 万円/坪)して推移。
住宅相場および推移は、10,215件の国土交通省の取引価格(売却価格)データに基づいて算定。
山梨県 中古住宅相場一覧
エリア | 平均価格 | 平均単価 | 件数 |
---|
甲府市 | 2,299 万円 | 47.1 万円/坪 | 2,540 件 |
富士吉田市 | 1,360 万円 | 31.1 万円/坪 | 268 件 |
都留市 | 1,213 万円 | 21.4 万円/坪 | 219 件 |
山梨市 | 1,281 万円 | 28.7 万円/坪 | 267 件 |
大月市 | 645 万円 | 17.1 万円/坪 | 222 件 |
韮崎市 | 1,308 万円 | 31.4 万円/坪 | 265 件 |
南アルプス市 | 1,830 万円 | 50.8 万円/坪 | 708 件 |
北杜市 | 1,156 万円 | 36.2 万円/坪 | 1,560 件 |
甲斐市 | 2,215 万円 | 57.3 万円/坪 | 1,060 件 |
笛吹市 | 1,441 万円 | 31.9 万円/坪 | 802 件 |
上野原市 | 1,229 万円 | 30.9 万円/坪 | 229 件 |
甲州市 | 1,046 万円 | 25.7 万円/坪 | 252 件 |
中央市 | 1,839 万円 | 43.9 万円/坪 | 368 件 |
西八代郡 | 630 万円 | 16.6 万円/坪 | 100 件 |
南巨摩郡 | 826 万円 | 15.0 万円/坪 | 243 件 |
中巨摩郡 | 3,468 万円 | 72.2 万円/坪 | 199 件 |
南都留郡 | 1,121 万円 | 30.2 万円/坪 | 906 件 |
北都留郡 | 660 万円 | 20.8 万円/坪 | 7 件 |
沿線・駅 | 平均価格 | 平均単価 | 件数 |
---|
JR | 1,724 万円 | 40.8 万円/坪 | 8,817 件 |
・中央本線 | 1,641 万円 | 38.1 万円/坪 | 5,505 件 |
・小海線 | 1,114 万円 | 36.8 万円/坪 | 1,072 件 |
・身延線 | 2,142 万円 | 46.0 万円/坪 | 3,651 件 |
その他 | 1,143 万円 | 28.2 万円/坪 | 1,445 件 |
・富士急行線 | 1,143 万円 | 28.2 万円/坪 | 1,445 件 |
山梨県の周辺環境
富士山の北側に広がる山梨県は、標高2000メートルを超す山々に囲まれています。面積は全国32位ですが、その8割を山岳部が占めるため、可住地面積は45位。山が多い地形と冷涼な気候を生かしたブドウの産地として知られ、ワイン産業も日本を代表するところまで成長してきました。
寒暖の差が激しい内陸型気候
山梨県の人口は83万人。県庁所在地の甲府市は人口19万人で、全国の都道府県庁所在地では最少です。他に人口10万人を超す都市はありません。
気候は内陸型で、平野部は寒暖の差が激しいの特徴。夏はかなり熱く、冬は寒くなりますが、年間降水量は少なく、豪雪地帯も南アルプス市など一部だけ。富士山の山頂は最暖月平均気温が6度でツンドラ気候に該当します。
ミネラルウォーターも県を代表する特産品
明治時代は養蚕が県の基幹産業でしたが、養蚕が廃れたあと、ブドウ栽培に転換しました。首都圏に近い特徴を生かし、最近は観光農園が各地に見られます。ミネラルウォーターも県を代表する特産で、日本の総生産量のざっと4割を占めています。
甲府市は県内各地から買い物客を集める商業集積地ですが、中央本線の高速化で首都圏に客足を奪われているほか、モータリゼーション普及で商店街の空洞化が問題になってきました。
富士川など高低差のある川を生かした水力発電が各地で建設されてきたほか、近年は日照時間の長さから太陽光発電の建設が活発になっています。
寿司屋やファミリーレストランの激戦地
首都圏への交通アクセスは中央本線や中央自動車道を使えば、非常に便利です。県内の交通網は貧弱で、マイカーが1人に1台必要になってきます。県内に空港はなく、県民は主に東京の羽田空港を利用しています。
外食が好きな県民性といわれ、人口当たりの寿司屋やファミリーレストランの数は全国トップクラス。これに対し、人口当たりのデパート、ショッピングセンターの数は全国最低レベルで推移しています。
甲府市以外では人口減少が深刻で、高齢化も猛スピードで進行しています。買い物弱者や医療難民も増えており、対策が急がれています。